『24』1st season半分くらい観ました。

『24』1st seasonの半分くらい(7巻まで)観ました。
途中までしか観てないのに感想書くのはちょっとマズいと思うのですが、色々理由があって、まぁ許して下さい。「1st seasonの真ん中までの感想」ですから。くれぐれもよろチンピク。

感想。
息もつかせぬ脚本、綿密に組み立てられた構成、隙やツッコみドコロの無い演出と、評判通りの良作でした。コレまでに観たことの無い密度だと思います。本当に手に汗を握って観ていました。

でも、決定的な難点があります。


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22222.jpg登場人物の誰一人として感情移入できません。好きになれるキャラクターが、一人もいません。ストーリーの先が気になる(つまり見続けたくなる)ポイントとして「果たしてコイツは助かるンだろうか」という心配があるのですが、『24』の場合、主人公が死のうが、誘拐されたその妻や娘が殺されちゃおうが、すみません、何とも思わないのです。自業自得?ざまぁみろ?みたいな。ぶっちゃけココに出てるキャラクター全員がどうなろうと、サッパリ興味が湧かない、とゆうのが正直な感想。第一この主人公ジャック・バウワーの、どこに魅力があるのでしょうか?

もう一つ。
見事な脚本のおかげで、先の展開が気になるのは確かです。だけどストーリーがあまりにドタバタしてて、「結局何回も何回もどんでん返しがあって、そのドキドキでずっと見させていくんでしょ?」と思い、どうでもよくなってしまうんです。先は予想できないんだけど、ある意味では全部分かっちゃったような気分になってしまう。別に先が予想できたって観たくなるドラマはいっぱいあるんだけど、そこまでの魅力はない。その意味ではちょっと底が浅いとゆうか。やはり人間ドラマが薄い所に起因してる気がします。

更に言えば、例えば宇宙人が侵略してきてどうなるとか、ある日イキナリ大地震が起きてどうなる、といった大きな気掛かりがあるわけじゃない。気掛かりは第1話からずっと続いているので、ある意味どこで観るのを止めても一緒。多分大統領は当選するんだろうけど(だってサードシーズンか何かのパッケージの表紙になってるし)、ソレさえもどうでもイイ(なぜならキャラに魅力がないから)。

この複雑な構成の副産物なのか、大きなクライマックスがない。ずっとクライマックスが続いちゃってるんですね。ソレに慣れちゃう。加えてキャラクターに魅力がない、ときたらもうストーリーを追っかける意味はない訳です。

つ事で、珍しく相方と一致した意見でした。全然オモロかったんですけど、余程の事が無い限りもう観ないと思います。つか最初の1巻借りてから7巻まで、3ヶ月くらいかかってるし。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

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