『ハチミツとクローバー(9)』

冒頭7〜8ページからいきなり涙ぐんでいましたが、結局最後までずっと泣き通しだった気がします。おそらく今年のコミックスではダントツの一冊になるでしょう。

三十路半ばのこのオレにして今まさに悩んでる人生の諸問題。いくつもの重いテーマがこのセンス良い絵柄の物語の中で語られています。まさか、1〜3巻を読んでる時点で、こんな展開になろうとは思ってもいなかったけど。

でも実際、惚れ込んだ漫画の行く末としてはこれ以上ない位の良い「向上」だと思う。ハチクロに対して「1、2巻の最初の頃は良かったのにねぇ」などと、凡百の一発屋のように思わされることのない、この極上のシヤワセ感。

アニメも良かった。映画も楽しみ。そして漫画はついにクライマックス。少しもトーンダウンすることなく物語はさらに深みをまし、登場人物達は実在の人間のように年を重ね、経験を積み、悩み苦しんで自分の道を進んでいく。この物語に出会えて本当に良かった。

例えばオレが他人に漫画を紹介し、その作品をとても喜んでもらった時にちょっと「思ってほしい」気持ちを逆に自分の方から返してみます。

『ハチクロ』を最初に知ったのは三上氏の紹介を読んでからでした。今でも感謝してます。ありがとう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. NO IMAGE
  2. NO IMAGE
  3. NO IMAGE
  4. NO IMAGE
  5. NO IMAGE
  6. NO IMAGE

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。

日本語が含まれない投稿、リンクが2つ以上入った投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

RECENT ENTRIES

ABOUT

1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

LOG