MAZZELのYouTubeライブ前でそわそわしている妻子を前に、なんとかギリで晩ご飯を作り上げ、上映時間の10分前に家を出た日曜日。行けた!行けたよ!『リンダリンダリンダ』20周年リバイバル上映に!
いきなり - の検索結果
NHKドラマ『照子と瑠衣』感想
NHKドラマ『照子と瑠衣』が先日完結。全8話。
脚本・演出:大九明子(『かぞかぞ』『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』)
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NHKドラマ『ひとりでしにたい』感想
NHKドラマ『ひとりでしにたい』が先日完結した。全6話。
脚本:大森美香(『眩〜北斎の娘〜』『あさが来た』)

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川内有緒『エレベーターのボタンを全部押さないでください』感想

川内有緒『エレベーターのボタンを全部押さないでください』(集英社)読了。
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phoka NIIGATA tour“ALMOMENTO”
6/1、新発田の吉原写真館で開催されたphoka NIIGATA tour“ALMOMENTO”へ。PAと共演が福島諭 @shimaf_17さん。素晴らしい時間でした。

映画『SING SING』感想
『SING SING(シンシン)』をユナイテッド・シネマで。
監督はグレッグ・クウェダー(長編初作品)

【あらすじ】
無実の罪で収監された男、ディヴァイン「G」は、刑務所内更生プログラムである「舞台演劇」のグループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで、わずかながらの生きる希望を見いだしていた。そんなある日、刑務所で一番の悪人として恐れられている男、通称ディヴァイン「アイ」ことクラレンス・マクリンが演劇グループに参加することに。そんな中で演劇グループは、次の公演に向けた新たな演目の準備に取り掛かるが……。(映画ドットコム)
【感想】
90%以上黒人のおっさんしか出てこない激シブ映画ながら、実に優しく心強く、生きてく希望を感じさせる大傑作!!
そう、みんなこうやって生きていけば楽になるんだよ。
最後も気持ちいい。気持ちいいだけではなく、刑務所や法制度について色々考えさせる。
※『SING SING』というタイトルだけど別にミュージカルではないです。舞台になっているシンシン刑務所の名前で、元は先住民族の方がつけたその土地の名の、当て字だとか。
ほぼ刑務所の中だけで物語が進む、まるで舞台劇のような、会話劇のような。
アメリカ刑務所映画には当たり前にあった暴力、イジメの話が、意図的にほとんど排除されている。
イジメがない…まずこれがとってもfor meだ。
そのことも影響しているのか、途中まではどうしても「この人たちの罪状は?」が気になっていたのだけど、そのうち自然に気にならなくなる。「「罪人」としてじゃなくて、自分達と同じようにフラットな目線でそれぞれの事情を聞くのが当たり前なんだ」と思ってる自分に気付く。
加えてこの黒人の多さ。アメリカの司法制度が大いなる階級差別と人種差別の上に立っていることは常に問題になっているし、だからこそ「どんな罪を負って」を前提にして語ってはいけないのだ、ということにもうっすら気付いていく。(それについてはパンフレットの冒頭にむちゃくちゃ秀逸な「言葉遣いの注意」が書かれている。日本の映画パンフレット文化バンザイ!)

演劇の効能については、ブレイディみかこさんの書籍で読んで、なんとか小学校中学校のカリキュラムに取り入れてもらいたいと思っていて、「いきなり本読み!」では自分もその恩恵にあずかろうとしていた気持ちも、ややある。
だから弱気な感情を出すことが「オス的に負け」となってしまう刑務所内において、「感情を出せる」という演劇の効能が、どれほど大切なことかも、とても良く分かる。
(男性性からの解放という意味では、これもある意味フェミニズムとも繋がるように思う)
「俺たちは人間に戻るために集まっている」
(演劇チームの一員のセリフより)
最後のクレジットで、「AS HIMSELF」と書かれた役者名がずらーっと並んでいることに、驚愕した。(事前情報無しで観に行った)
まさか主役の一人まで本人だなんて。観終わった後も信じられない位。
刑務所モノなのに、なんて優しい。
プロセスを大切に、という大切なメッセージが染み入る。
めちゃ好きな映画でした。「最高刑務所映画」も更新されたね。
以下ネタバレ感想と感想Podcastについてメモ。
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日記:新津の荒井良二展など
昨日5/3(土)。
オープンオフィスに寄っていただいた女性2人(時に3人)と夕方から呑みはじめ、何時くらいまでだったろうか、パートナーについて、みたいな話で盛り上がってた。やっぱりこういう話は、その人がどう考えているかの部分はもちろんなのだけど、何故そう考えるに至ったか、その人の背景や人生の話を聞くのがとても興味深く、尽きることなく聞いてしまう。こんな場が持てることのなんと豊かで幸せなことか。ありがたい。

5/23(金)の医学町ビルナイト、参加お待ちしてます。DM他で私まで連絡ください。顔なじみの方もぜひご一緒したいです。
▶ウチノ食堂でちょっと読んだ光嶋裕介&青木真兵『つくる人になるために』(灯光舎)が届いた。すごく束のある本紙なので意外と早く進む。お二人のいらっしゃる5/10の津川WSまでに読了せにゃ勿体ない。これは福島コトウさんと2会場で開催される。
▶今日は新津美術館で荒井良二さんと宮本武典さんのトークへ(展示へは既に2回行ってる)。30分前に着いたのに相当な行列が出来ていて50人の定員ギリギリ。あぶなかった(後で知ったが定員は急遽100人に増やされていた)。トークの内容は宮本さんによる客観的で解像度の高い荒井さん観察記と、挟まれる荒井良二さんの名言、というスタイルで時間があっという間。筆記で質問を回収していたけど自分は相変わらず出せない。今まで質問と言われて出た試しがない。何故みんなそんなに出てくるの?
増田さんとこのひなたちゃんと荒井さんの前回のWSのエピソードを宮本さんが話していた。18年前の個展でグランドピアノがいきなり欲しくなって、学芸員・荒井直美さん(同じ荒井さんでややこしい)がなんとか見つけてきた話(すごい!)とか。隣には昨晩事務所で呑んでたyu_koさんが座ってて、荒井さんの描く夜空が好きだと言ってた。すぐ後ろには迫さん。いくつかのインタビューで彼は荒井さんの言葉にどれだけ影響を受けたかを語ってたっけ。
多くの人に影響を与え続け、なお今回のような刺激的な場を、作品を作り続けてる荒井良二さん。同時代に生きてて良かった。生の声を聴くことができる。
宮本さん、多分十数年前に迫さんがやってたイベントで会ったきりだと思うのに自分のことを憶えてらっしゃった。なんて記憶力。
居心地良くて毎回寄ってる二階のカフェで、増田さんと迫さんとアフタートーク。1人で噛み締める時間も好きだけど、知り合いとこうやって色々共有できるのもいい。
▶帰ったら奥さんと長女で晩ご飯ほとんど作ってた。当番なのにすまん。自分は長芋のチーズ焼きを。これ超簡単で旨い。またやろう。
▶明日はお客さん来るので久しぶりのBBQ予定。午前は「いちまん」で買い物。安い豚タン、豚ハツが目当て。先日弥彦よろずやの閉店でしょぼんとなっていたらここでイカメンチ発見。そしてすごく美味しい。また買いに行かなきゃ。
▶昨年からの首痛期間で身体中、特に足にガタがきていて、今は立ち上がるたびに「イタ、イタタ…」と声をあげてる。確実にじじいSTEPを一段あがった。ずっと付きあわないとなのかな…と思いかけた首痛は、「コレ効くかもよ」と平野照子が教えてくれたエクオールを試しに飲み始めて、2週間くらいでほぼ痛みが消えた。自然治癒の時期とたまたま被ったのかも知れずなんとも断言できないけど、先月頭までのあの気分から考えると夢のようになくなっていて嬉しい。そしてまた別の不調が。こんなのの繰り返しよね。
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6/7(土)は『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)を入り口にした小さなお話会を、大好きな丘の上のおやつやさんで開催予定。公式告知は準備中ですが、今からでもって方はDMで申込いただけます。
Netflix『アドレセンス』感想
話題沸騰中のNetflix『アドレセンス』全4話完走。

同級生の女の子を殺した容疑で、ある日いきなり逮捕される主人公・ジェイミー(13歳)とその家族を中心に、事件の真相を追う刑事や心理学者、学生たちの姿を描く群像劇。
各話50分程度の話が、なんとすべてワンカットで撮影されている。その特殊な撮影による緊張感が凄いのだけど、この事前情報が邪魔して、最初はもう
「これ、紅白歌合戦のけん玉のごっついヤバい奴やん!俳優のプレッシャー半端ないで!」
とか思って笑、気になってしょうがなかった。
舞台演劇は確かに、1時間2時間ぶっつづけに演技し続けるしね、て最初思うけど…違う違う。
演劇は、たとえミスったとしても舞台は続く。
ワンカットドラマは、ミスるとNGになって、関係者全員が、最初からやり直しになる。その責任をそれぞれ一人一人が背負ってることになる。
結局、各話10テイクくらい撮ってるそう(ひえ〜)。考えただけで苦しい。
部屋から部屋の移動、車での移動、空からのショット、小路を走って逃げる子供、すべてを1カメで追いかける。会話シーンではお互いを交互に写し、回り込む。まぁ凄い。凄すぎて最初はカメラワークが少し雑音になってしまうが、2話の頃にはもう気にならなくなってしまった。
こういったワンカット撮影の技術面の話は、確かにとんでもないし近年見たことのないレベルなんだけど…
実は『アドレセンス』の肝ではない。
今の13歳の子供と家族、学校をリアルに描き、説明セリフもナレーションも一切なしに、じわじわと、殺人事件の真相を明らかにしていく脚本・演出の巧さこそがこのドラマの核心だ。
明確な説明はない。だけど観ているコチラは、4話を重ね気付かざるをえない。この狂気を、切なさを。ワンカット撮影のまるで現場をそのまま覗き見ているような効果と相まって、すべての演技が、心に刺さる。
特に思春期の子を持つ親にとっては、恐ろしい悪夢、でもすぐ隣にある悪夢なのだ。しんどい。
救いなのは、ジェイミーの家族が、この辛い時期を乗り越えようとお互い歩み寄っている様子だ。これがなかったら自分的には相当キツかった。
以下ネタバレあります。
韓ドラ『シグナル(2016)』再配信
マイ・ベスト韓ドラのゆるぎないTOP3のうち『シグナル』(2016)がNetflixで再配信されたので(観れない期間が長かった…!)Oh!と思い見始めたが最後、もう夜中3時まで止まらなくて困った。
自分が韓ドラへ本格的にハマるきっかけになった作品でもあるのだが、未だこれを超える作品に出会ってないように思う。これと『マイ・ディア・ミスター』『秘密の森』はちょっと特別すぎる。
マイ・ディア・ミスターはじめ、最初の1〜2話はどうにも辛いがそれを超えれば途端に面白い、という韓ドラ、結構多くないだろうか。
しかしこの『シグナル』は、初見時の感想が「第一話だけでめちゃ出来のいい映画観てるみたい」だったし、おそらく3回目に観る今回も、その印象は同じだった。
1〜2話のいきなりの完成度。そして何と言うことだろう、主題となる「過去とつながる無線機」という設定は、未だこの1〜2話ではほとんど分からないままなのだ。それなのに、この面白さ。
辛い。シリーズ通して、基本殺人事件ネタで、辛いことばかり。自分向きではないドラマだ。でも脚本とキャラが魅力的過ぎてやめられない。
数年ぶりに観て、今の自分はどう思うんだろう…と少々心配だったりしたのだけど。
結果は、ここ1年以上経験していなかった、まさかの止められずで深夜3時。
ああ今晩も観ちゃうのかな。
初見時感想↓↓
NHK朝ドラ『虎に翼』第一週
NHK朝ドラ『虎に翼』
しょっぱなから楽しませてもらっていたが
第5話(金曜日)でいきなりのクライマックス。
寅子の能力も努力もすべて認めながら、今の世ではどうしても幸せにはなれないんだ。と語る母。聞く寅子の顔だけを延々とFIXで映し続ける、大胆な演出。 そして伊藤沙莉という俳優が見事に応えきる。第一週からのこの信頼感。ついていける、と思う。
ただ反論するのではない、母子がお互いの気持ちをちゃんと理解しつつ、自分の考えを伝えようとする姿勢は、きっと今後の物語のベースを為していくのではないかな。
「お母さんみたいな生き方をしたくない」「お母さんみたいになりたくないってこと?私のことをそんな風に見ていたの?」というあちゃー!なやり取りから、
「私の母はとても優秀ですが……?」
でひっくり返す。
その後の母ゆりちゃん。出たー!!もう拍手喝采。
「女の可能性の芽を摘んできたのはどこの誰、男たちでしょう!?」
「自分にその責任はないと?それならそうやって無責任に、娘の可能性を潰さないでちょうだい。」

今の世でもそのまま通じるこのセリフに涙。芽を摘んできた一味の一人として、昭和、平成、令和と変われなかった男たちの一人として、痛烈に響くゆり母ちゃんの啖呵。ごめんなさい!

オープニングもすごくいい。クローズアップされる「目」が強烈な印象。
素晴らしい第一週の終わりだった。久しぶりに朝ドラのある生活が戻って来たかも!

映画『ある男』感想
『ある男』をNetflixで。
監督: 石川慶(『蜜蜂と遠雷』『Arc』)
【感想】
冒頭数分、田舎の小さな文房具店ではじまる安藤サクラ、窪田正孝のほぼセリフのないやり取りから、いきなり引き込まれる。
その数分後には「あ、俺この映画好きだ」て確信する奴。最後まで、隅々まで好きだった。
あらすじとか全然知らずに観るのをお薦めします。自分もほぼノー情報で観たら結構な衝撃体験。
そしてここにも河合優実出てるんだ(ちょい役だけど)。柄本明の怪演がすさまじい。自分内妻夫木聡・窪田正孝のベストアクトかも。安藤サクラは言うまでもなく。最高。
あーこれは本当に好きな映画でした。 石川慶監督、もう絶対見逃さないぞ。
映画『檸檬色の夢』限定配信

岩井俊二の過去作『檸檬色の夢』が、21木まで限定公開されているのを知ったのはインスタのタイムライン。お知りあいが美術関係を担当されていたらしい。岩井監督で主演が蒔田彩珠!
ええ!観たことない!うそ!と気付いたのが配信終了21日当日の23:45。作品は1時間以上とある。間に合わないじゃん…とドキドキしながら観始めたが…。0時でいきなり消えることはなく、最後までちゃんと観終わることができた。
岩井俊二監督『檸檬色の夢』は、今年の頭にLINE NEWS VISIONで全8話の縦型ドラマとして配信されていた。それを今回横型に再編集し、1本の映画にまとめた、ということらしい。
同監督の新作映画『キリエのうた』の公開記念企画。
今回の撮影にはあまり岩井俊二感は無かったが、脚本は往年のフジテレビ時代の岩井作品をちょっと思い起こさせるテイストで、相変わらず劇伴は最高オブ最高で、ちょっと最後じぃんと来るやつで、不思議テイスト入ってて。ああ見逃さずに良かった。でもこれきっと縦型の方が面白かったように思う。
なんでも岩井監督はLINEの主催する「LINE NEWS AWARDS 2021」で、翌年ニュースになりそうな人を表彰する“NEXT NEWS賞”に蒔田彩珠を選出し、その縁で今回の主演が実現したそうだ。21年というと『おかえりモネ』の年だね。

今年の冬とかもう完全に死んでてニュースも目に入らず見逃していたんだろうな。
岩井監督の近年の作品、ちょっと…というイメージだったけど、これで『キリエのうた』も観たくなった。『檸檬色の夢』の出演者も何人か出ているし『水は海に向かって流れる』観たばかりの広瀬すずだし。もういろいろ繋がってて。
あと今作のタイトルバックにもなってるドローイング、作中の蒔田彩珠演じる美大生の作品って設定なのだけどこれがどれもこれもメチャ素晴らしくて。誰の作品なんだろう。追っかけたいけど検索では見つからなかった。

映画『線は、僕を描く』感想

『線は、僕を描く』をAmazonレンタルで。
監督:小泉徳宏(『ちはやふる』3部作など)
主演:横浜流星、清原果耶
(あらすじ)大学生の霜介(横浜)が水墨画の世界に目覚め、やがて自分の心の問題とも向き合っていく。
すごく良かった。『ちはやふる』3部作までに思い入れは及ばないけれど、主役2人の心の機微を深く静かに描く演出が好み。
三浦友和演じる大先生と、孫で水墨画の新進作家・清原果耶の関係を縦軸に、主人公・横浜流星と家族の悲劇・友人との関わりが横軸になって、物語が進んでいく。そのバランスがいい。
撮影の迫力と劇伴とのマッチング!「饒舌な劇伴」とはおよそ揶揄する時に使っているけど、今作では要所に絞られ、クライマックスを盛り上げている。
(しかしいきなり歌が流れるあの箇所には戸惑った。ちょっと勿体ない)
説明セリフや説明カットが殆ど無いのもいい。「ここであの思い出カットが入るかな…」と心配しても、まず入らない。思い切りがいい。
『ちはやふる』3部作からの既視感(アングル、照明、音楽)はあらゆる処にあって、それは題材が日本伝統のものだったりするからなおさらなんだろうけど、でも自分はその既視感はまったくマイナスにはならなかった。何度もぐっときてしまう。
横浜流星が素晴らしい(彼の他の作品を観たことは殆どない)。
今作のファーストシーンは、彼の顔のアップがずーっと続くだけ。
ただ何かを観て感動しているその表情。その後、観ていたものが何なのか分かるのだけど、この最初のシーンが、後でいくつものストーリーと噛み合い説得力を増していく。
江口洋介もいい。ハマってる。清原果耶の演技も文句無しに素晴らしかったけど、完全に個人的な問題で『モネ』を完走した後だとさすがにダブり感がある。まったく違う女優だったらもっと集中できたのかも…とは思った。
『ケイコ、目を澄ませて』に続く三浦友和師匠。すっかり重鎮だな。これも自分的には三浦友和感を100%拭いきれず10%くらい残っているのだけど、でも良かった。
富田靖子の初登場カットがまったくそれと分からない位上流階級おばちゃん感満点で驚いた。
そして何より、最後まで主人公2人に恋愛感情のカケラも発生しないのがいい。最高。これが出ちゃうと急に凡百。
そもそもの水墨画の魅力に気付かせてくれる内容でもあるし、『ちはやふる』じゃないけどこの映画きっかけで水墨画をやってみたいと思う若者も結構出てくるんじゃないか。水墨画の描写がとても効果的だった。なんでもコロナの延期もあって、横浜流星は計1年ほども練習して臨んだそうだ。
この映画、入りはどうだったんだろう…残念ながら自分の知る限りでは然程話題にはなってなかったようだけど。#アトロク で宇多丸さんがかなり褒めていて気になっての鑑賞でした。
家族初の陽性
妻がCOVID-19陽性発覚。
もとより外部との接触が殆どなかった妻が、ほぼ1年ぶり位に町内の呑み会に誘われ、そこで隣席だった人が翌朝陽性に。しかもワクチンを5回打っている医療関係者だったという、どこからどこまで運が悪いんだという話。(ちなみに自分は1か月ほど前に4回目終了)
もともと仕事はそんなに忙しくなかったので(これはこれで本当にメンタルをやられているが)在宅でできることは在宅でこなし、妻を家庭内隔離状態にして家事全般をやってる。
しかし、家事とリモートワークの両立、マジで難しい。
仕事が少ないおかげでなんとかこなせているものの…ホントに妻はじめ世の中の主婦の方々リスペクトです。
数ヶ月前から始めている「1週間の献立を前もって決めて日曜に買い物を済ませておく」ルーチンのおかげで、自分でもなんとか料理をこなせている。娘2人は濃厚接触者扱いで5日間は学校に行けない。
妻の病状はインフルエンザ程度。辛いけど、「水も呑めないほど喉が痛い」などの症状は出ていない。不幸中の幸い。このまま軽症で済めばなにより。
仕事の絶望がなければ、それなりに楽しい日々ではあるんだけどな。
そして今(0:30)やたらと喉が痛い。咳はでないのだけど。頭痛も酷い。
ああもう勘弁してね。
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追記
妻の3日後に次女が、4日後に長女が陽性に。
いずれも半日で熱が39℃まであがる超特急高熱。
長女が罹った頃には妻がかなり回復していたので、これを気に自分だけ逆隔離で会社生活に突入した。
これまで自宅では1室に監禁状態だったコロナ勢も、俺一人が家を出ることで、これまでと変わりなく生活ができるようになった。これが何より。
また、長女がこの半年何より楽しみにしていた12月第2週の友人とのディズニー行きも、これで行けることが確定となる。実はココが1番心配で、下手に時間差で感染しちゃうとダメだったし、罹らないでいても毎日の気の使いよう、心配も半端じゃない。
とにかく不幸中の幸いだったのが、俺以外の家族がそれほど時を空けずに感染したことかな。この1週間は俺が全部家事をやり、今日(11/27)からはバトンタッチ。家の中を全部感染者にすることで、これまでと同じく生活ができるようになった。
家の中での隔離は本当に気が滅入る。何が嫌かって、感染防止がどこまでやっていいか分からず、常に一寸先が闇状態ってこと。感染はある時いきなりやってくる。このストレスたるや。
大人(妻)が一人で感染している段では、1室での隔離にそれほど不安はなかった。
次女が罹ったら「ああこれはやばいかも」となる。聞き分けのない小学生がどれだけトイレの消毒をちゃんとできるか、あちこち触らずにいられるか。1室監禁のストレスに耐えられるか。だから長女が陽性になった時はホッとした。これでお互いマスク生活から逃れられるからだ。
1週間後に絶対休めない仕事がある自分は、この逆隔離まで本当にメンタルがキツかった。なのでやっと開放された気分だ。
あと1週間、なんとか切り抜けたい。
NHKドラマ『あなたのブツが、ここに』最終週

NHK夜ドラ『あなたのブツが、ここに』いよいよ最終週。いきなり月曜分は、ずっと嗚咽状態だった…。まさか「バカサバイバー」とEDダンスをずっと泣きながら見る羽目になるとは、見始めた頃には想像もしていなかった。
母娘おばあちゃん3人がどれもすばらしい名優で、加えて今回は副社長のしずちゃんがいい。
一言でもう(ノД`)・゜・。
そう、1日の始まりである朝ドラではできない夜ならではのテーマ。だから夜ドラなのか。
毎日がしんどい…しんど過ぎる…でも幸せと思える瞬間を繋いで生きてくしかないんや…というここ数年の現状をこれ以上ないほどリアルに描く。

演者を信用したこれも「夜」ならではの渋い演出。抑えたでもメチャ効いてる劇伴。

しんどいけどすげえ良いドラマでした。今後もこの枠に期待。
そして仁村紗和と毎田暖乃の今後にも!大期待!


映画『アダム&アダム』感想

Twitterで @huucohuuco さんにレコメンドしてもらったNetflix映画『アダム&アダム』が最高だった。監督は『フリー・ガイ』のショーン・レヴィ。同じようにゆる〜く楽しめるSFです。
2022年、いじめられっ子で喘息持ちだけど負けん気の強いアダム12歳。ある夜、彼の家に未来の自分がやってくる。その目的は、自分の妻を巻き込んで起こった未来の問題を、事前に防ぐことだった。
冒頭でいきなり「タイムトラベルは可能である」という一文がどどーんと入る。分かりやすい。
冒頭から全編通してずっと名作SFのオマージュシーンばっかりで、ニヤニヤしっぱなし。その名作SFのオマージュである00年代の映画のオマージュもあったりして、ややこしい笑。その美味しいトコ、気持ち良いトコばかりをつまんだ感じが実に楽しい。
もちろんそんなこと全て知らなくても絶対楽しめると思う。こういう名作のスタンダードを、パロディを通してでも子の代孫の代まで引き継いで欲しいと思う。
そして泣ける。初見は娘達と一緒に観なくて良かった。「お父さん、この映画で号泣?マジ?」と思われるだろう。そのくらい「タイプリープの感動とはコレだ!」というツボを突いてるのよ。分かる人には分かる、アレやコレや。『アバウト・タイム』とかにも近いものがある。
まずもって最初にスペンサー・デイビス・グループ『GIMME SOME LOVIN’』で始まる映画が面白くない訳がない。そう、『SING!』!
全編に音楽の使い方が(もちろんそれだけじゃなく)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』的なアレなんだけど、少しずっこけてるところが又この映画らしくて、いい。
あと最初の数十分は主人公アダム少年のことを「エリオット!」と呼んじゃう位の、俺ら世代にはツボなビジュアルがたくさん。でもそんなことは、この映画の本質では全然なくて。とにかくゆるくて、笑えて、泣けて、ずっと楽しめる痛快SFが観たい人は、今コレですよ。

主役(大人アダム)はライアン・レイノルズ、その父にマーク・ラファロ、妻にゾーイ・サルダナ、同僚にキャサリン・キーナー。MCU的なアレも感じてまたニヤリ。
自分はまさに今こんな脳天気SFを求めていたので、ドンピシャでした。 本当にありがたい!
映画『シャン・チー』感想

『シャン・チー』良かった…。ユナイテッドの1番だったのも嬉しい(イオンの1番とは音響が大違い)。
前半だけで言えばMCUで一番好きかも知れない。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ブラックパンサー』『キャプテン・マーベル』に続く自分推し作品登場。自分にとってはフェイズ4初作品になったけど、もう冒頭観ている時から「いったいMCUはどこまで行けるんだ…」となってオラぁワクワクが止まらなかったよ。
クライマックスは大○○暴れまくりの○○対決でアレでアレで…という感じ。
まったく情報入れずに行ったらいきなりオークワフィナ出てきて驚いた。もうこれだけで俺内爆上がり。彼女のあの安心感て何なのだろう。オークワフィナ出てるだけで映画のランクが2つも3つも上がる感じ。
色んな過去名作を思い出させてニヤニヤするシーン続発。そして格闘アクションが良かったな〜。カンフーパンダの実写版グレードアップみたい?どころかあの足の回し方ってそのまんまだよね。
冒頭のバスの中でのアクションシーンは、こないだワイスピ新作観て「わー相変わらずすげーなー」と思ってたけどそれを上回るキレの良さだった。ココ本当最高。
主役のシム・リウ、子供の頃からのマーベルコミックファンで、『エンドゲーム』を1ファンとして観ていた決して有名ではない彼が、オーディション一発で抜擢された話とか、みんな大好物に決まってるから読んだ方がいい。
ヒーロー映画なのに全員アジア人で、いわゆる「イケメン枠」とはほど遠い主役陣3人が、ついに揃ったところ。その格好良さで、もう泣けてきてしまった。
奇しくも?『クレイジー・リッチ』から名優が二人出演しているのだけど、同作と『ブラックパンサー』から続く「歴史を変えた一作」になるんだろうと思う。とにかく面白いし、MCU未見の人でも良さそう。(『エンドゲーム』のネタバレ粗筋を読み『ドクターストレンジ』のキャスト見ておく位やっておくと良し)
エターナルズもすげえ楽しみだし、そもそも予告編でかかってる映画みんな面白そうで、勿論公開がめっちゃ延期になった007とかもあるけど、少なくとも映画の「制作までは」、COVID-19に負けてねえぞ!て感じする。興業は大変だろうけどもね。
映画『Every Day』感想
Amazonプライムビデオで『Every Day』を。2016年、日本。監督は手塚悟。
【あらすじ】
交通事故で昏睡状態に陥っているはずの恋人・咲がいきなり目の前に現れる。
「時間を、もらったのね。1週間」
手作りの弁当を差し出す咲。
しがないサラリーマンの主人公・晴之と2人の、いつも通りだけど特別な1週間がはじまる。
「いかにも」で「泣かせ」な粗筋を読むだけではちょっと観る気にならなかったけど、haruka nakamuraの「Every Day」がハミングで流れる予告編を見て、彼が劇伴をやっていることを知って興味が湧いた。
いい映画だった。
冒頭の2人の演技だけでぐいぐい引き込まれて、最後まであっという間。全体的に舞台劇のような最小限の演出。
出てくる役者、皆が素敵。細かい仕草や台詞がいちいちリアルで刺さる。2人の友達や上司も、ちょっとしか出てこないけど皆「好き!」てなっちゃう。良い。アンナチュラルのUDIをちょっと思い出す。haruka nakamuraのピアノが抑えめに少しだけ流れる劇伴もすごく好み。(シーン毎にアテ書きで依頼するのではなく、作品全体を見てもらい上がって来た30曲ほどの中から、半分くらいを選んで使っているそう)
説明が全くなくて登場人物の関係性が最後まで分からなかったり、たぶん万人にはお奨めできないような作品なのだろうけど、出会えて良かった。
プライムすごいなー。
このタイトルなのに、ボーカル入りの『Every Day』が結局使われていないことにも驚く。でも、それがまた良いの!
役者は自分程度では知らない人ばかり。劇団方面の方たちなんだろう。主役の永野宗典さんはヨーロッパ企画の有名な方で脚本・監督なんかもなさっている。
好き!
映画『A Ghost Story』感想

『A Ghost Story』をAmazonレンタルで。
たしかぷらすとで松崎健夫さんかタツオさんが激推ししていてずっと気になっていた。A24製作。すごく静かで、相当変わった映画だけど、好きだわ〜。
仲の良い夫婦(ケイシー・アフレックとルーニー・マーラ)のうち、旦那がいきなり冒頭で死亡。直後にシーツを被った幽霊になって、妻を見守っていく…という話なのだが、後で結構予想もつかない展開になる。見終わった後の解釈も観客それぞれだろう。SFではないけどSF好きなら尚オススメしたい。すごく美しくて忘れられない夢、のような映画だった。
個人的にルーニー・マーラは勿論ケイシーも大好きで二人の魅力も存分に味わえる。
ずっと出ている幽霊のシルエットが本当に美しい。冒頭少ししか出ていなかった夫ケイシーの人柄が、その後少しずつ分かっていく構成も好み。
特に前半はカットが異常に長くて、好き嫌いは別れそうだけど、何か気になる要素が必ず画面の中にある。夫を亡くしたルーニーがただパイを食っているだけの超長い(多分10分位?)1カットがあるのだけど、ルーニーの様子は勿論、とある光の変化がずっと気になってたり、とか。たまたまだったのかも知れないけど自分はまったく飽きずに観れた。映画館だと尚良かったかも。最後も印象的で記憶に残りそう。
