カテゴリー: マンガ感想

泣きました。

泣きました。

その1
ぷらぷらすで知った上越新幹線とき325号殿ありがとうFLASH。今知ったとゆうそのタイミングも、やるせない。

その2
月刊コミックビーム6月号掲載『長い長いさんぽ(前編)』須藤真澄
ついにこの日が来ました…。去る1月にこの世を去った須藤先生の愛猫、ゆず。オレにとっては、もらわれてきた小猫の頃からその愛らしい姿をマンガで見続けている、まるで自分ちのネコのような存在だったのです。そのゆずが亡くなる様をマンガに書いたのが今作。

せつないです。

昔の『ゆず』に描かれてる彼のさまざまなエピソードを思い返すたびに、涙が出ます。

後編は6月10日発売、コミックビーム7月号に掲載されます。

『STAYリバース・双子座の女』西炯子

「STAY」シリーズ第3作。西炯子復活!!を叫びたくなる1冊。

同じSTAYシリーズでも「みちる&佐藤」の方は、ストーリーは面白いけどどうしてもキャラ的に今一歩のめり込めないトコロがあったのです。つか若すぎる!分かる!そんなコトもあった!だけど今は!

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『PLUTO』のアトムに萌え〜

ATOM1.jpg浦沢直樹『PLUTO(2)』のアトム君があまりにカワいくてノックアウト。←コレですよ←クリックで拡大。

まぁソレはイイとして。前から思うんだけど浦沢直樹作品って原作モノ(原作者が別って意味)の方がぐっと魅力的だと思わん?『20世紀少年』『MONSTER』よりも、『MASTERキートン』『パイナップルアーミー』の方が断然好き。だけど前2作の方がめちゃくちゃ売れてるし周りのヒトにもウケてるからなぁ。
どうですかそのへん?

この『PLUTO』は原作モノと言っても「リメイク」だしちょっとケースが違いますが。でもこの2巻まではオモロかったなぁ。しかもオレ原作読んでないし。すっごいドキドキしながら読めちゃいます。続刊も楽しみだー。

さてこのアトム君の髪。フツーに見れば「子供の髪にありがちなちょっとしたハネ」が付いてるんだけど、読み進むにつれ、その「固定化されたハネ」具合が気になってきます。そう、丸太足も腹割れもない彼にとって、コレが唯一の、アトムたる証なんだものねぇ。
ATOM2.jpg

PLUTO (2) ビッグコミックス

浦沢 直樹
小学館 (2005/04/26)
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『愛がなくても喰ってゆけます。』よしながふみ

ひさびさに新刊読みました。彼女のやおい系マンガは、表紙だけで「ハード度」略して「ハー度」が計りかねる場合、ちょっと買いそびれていたりしたんで。

『エロティクスF』の連載をまとめた単行本。マンガを書いてる他は、四六時中食べ物のコトばかりを考えているとゆう作者の東京食べある記です。あの『西洋骨董洋菓子店』のシツコさで、食べた内容それぞれの材料や中身、もちろん見た目まで懇切丁寧にマンガに書き起こされています。しかもちょっと絡められたストーリーが上手。どこまでがノンフィクションか分からない微妙さもドキドキさせる。出てくるのはみんなイイオトコだし。

で、極め付けは、マンガで絶賛しているお店をキチンと地図&営業時間付きで紹介してるコト。コレはもう立派なグルメガイドです。ここまでちゃんとした(つまりマンガの方が充実した)「マンガ版グルメガイド」は、今まで見たコトないですな。

池袋の飲茶の店は、さっそく今週上京した時に行こうと決めました。

愛がなくても喰ってゆけます。

よしなが ふみ
太田出版 (2005/04/16)
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吾妻ひでお『失踪日記』

おそらく今年読んだ(読む)マンガ・ベスト5には入るんじゃないだろうか。夢中になって、あっとゆう間に読み終えました。

オレ的には「ロリータ漫画家」とゆう位の認識しかない同作家が、本職がイヤになり失踪して(妻子がいるのに!)ホームレスになったり、日雇い労働者になったり、連れ戻されたり、またマンガ界でガンバったり、でもアル中で死にかけ、病院で復活したりと、いちいちがシャレにならない日常記マンガ。シャレにならない内容ばかりだけど、そのドレもが常にシニカルな目線で描かれていて可笑しい。をかし悲しい。

読後感は花輪さんの刑務所モノに似てるけども、もっと悲しい。だってこっちは、明らかにダメ人間なんだもの。ダメ人間なのに、ソレを描く目線はキチンと客観的で、ソコがスゴいトコロ。

マンガ界の話では実名バンバンであの出版社はこうだった、あの作品は編集○○が作ったからオレのじゃない、あの作品はやる気ゼロだったと全部さらけ出し。

ホームレス時代の、盗んだ大根とゴミの使用済みサラダ油だけで暮らすトコロや、雪の中公園で寝てる描写は「スサマジイ」の一言。寒くて一週間ほとんど眠れないんだって。なんで生きてるんだ?と不思議に思えます。

失踪時の「逃げ出し」ぶりもそうだし、日雇い労働時の人間関係でも見え隠れするのが、彼のクリエイターとしてのプライドとか強情さ、なんだけど、そこらへんの「モノを作る事たるやこんなにツラいのだ」的悩みをあんまり表にグチグチ出しすぎてないのも、気持ち良く読める原因じゃないのかな。押し付けがましくないってゆうか。

カバーの裏に載ってる「隠しインタビュー」より

–失踪するときって、奥さんに断ったりされたんですか?
(吾妻)いや、黙って出ていった(笑)。すごく怒られましたね。似たような人相の死体が出たとかで、心配したって。最初の失踪では「タバコ買ってくる」って出ていって、二回目の時は…なんかフラっと出ていって、それっきりだったような気がするな。

失踪日記

失踪日記

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吾妻 ひでお
イースト・プレス (2005/03)
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サイバラNHK連ドラ題字

mixi日記と連動させてみました。でも例えば過去ログ移行でこのブログに書き込んだ時(つまり過去の日付で更新?した時)に果たしてmixiに報告されるのか、とか良く分からないコトが多いので、その出方次第では元に戻します。

サイバラのNHK連ドラ題字は
ちらしの裏に書かれたモノだった

最近のサイバラのノシ上がりブリにはホント嬉しくなって、昔の『人生1年生』とかひっぱり出して「サイバラ大ブレイクへの道」なんてのを読み返したりしてます。版権ビジネスを狙ってカワイげなキャラを作り小学館に売り込みに行くとゆう誌上企画とかね。全然ダメなんだけど。

なんつーか、「絶対ブレイクしないだろうとゆう暗黙の了解の元に、『ブレイクするぞ〜』というネタをやってたヒトが、実際にブレイクしちゃった」のを、今リアルタイムで見ているワケ。ソレが何とも言えず「をかし」なのですよ。

まさか自分の子でココまで売れるとは、思わなんだろうよ。

西原理恵子の人生一年生 (2号)

西原 理恵子
小学館 (2003/04)
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↑持ち込み企画は「1号」だけど、ボッタクリ本です。そのかわり「2号」はボリューム・質・バラエティ感共に文句の付けようのない出来。

ゆずが天国へ

須藤真澄さんちの「ゆず」ちゃんが亡くなりました。オレみたいな熱烈なファンでなくとも須藤さんの読者であればまるで自分の猫のように愛おしく思っていたことでしょう。それこそ、もらわれた小猫の頃からずーーっっと、彼女のマンガによってその成長を追っかけてきたのです。安らかに、須藤さんを見守っていてね。

↓オレ的NO.1ネコマンガです。特に「外ネコ」飼いしてたウチなんかは、ホントにその気持ちが良くわかります。「家ネコ」的飼い方には未だに違和感があるんです。理屈はわかるんだけど。

ゆず

ゆず

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須藤 真澄
秋田書店 (2000/11)
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紫堂恭子『王国の鍵(6)』/内藤泰弘『トライガン マキシマム(11)』他

最近読んだマンガ。
●島本和彦『吼えろペン(13)』★★★★☆/ひとまず完。島本氏らしく力の入りまくった終り方。名言多し
● 中村嘉宏『オーバーマン キングゲイナー(3)』★★★☆☆/ビデオじゃ意味の分からなかった部分が理解できて助かってます。一層好きになった。
●紫堂恭子『王国の鍵(6)』 ★★★★★/最終巻。世界設定からストーリー構成から、もう何もかも見事です。最後であるこの巻も、『癒しの葉』のラストのような未消化感はありません。どちらもものすごく考えられたラストだと思うのですが…。コレは最初から最後まで隙無しのシリーズとなりました。ちょっと上手さが鼻につくぐらいの(笑)。うーん、自分的に『辺境警備』の次がこの作品だろうか。お疲れさまでした。
● 内藤泰弘『トライガン マキシマム(10)(11)』★★★☆☆/『ドラゴンボール』化しちゃってウンザリだったココ何巻かの展開に、一応ケリがつく。久しぶりに良い巻だった。
●福島聡『機動旅団八福神(1)』 ★★★☆☆/今後の期待大!
●TONO『カルバニア物語(9)』今読んでるトコ。

『鉄腕バーディー』ゆうきまさみ

ゆうきまさみ『鉄腕バーディー(1)〜(7)』(小学館YSコミックス)。
ずっと昔、まだ学生の頃同じタイトルのマンガを読んだ憶えがあるのに、何故か最新刊が出てる。しかも「リメイク」とかの説明も皆無。「???」と思いながらネットで調べたら、やはり、以前中途半端で終わってた作品を作り直したモノだそうだ。何でだか知らないがリメイクだって事は、あまりおおっぴらには謳わない方針らしい。記憶の中の『鉄腕バーディー』は、決して面白かったと言えるモノではなかった。

しかし。作り直した方のコイツはオモロかった。夢中になってしまった。宇宙からテロリストを追ってやってきた巨乳刑事が、どこにでもいる男子高校生のカラダに乗り移ってしまうという、オタク向けとしてはもう3万回くらい同じような話が作られてるんじゃないか、もう設定だけならオイラ聞いただけでウンザリですよとゆうようなお話のはず、なのに。

そもそもの最初の設定が何だかその場しのぎ的で子供じみてるのに、そのテケトーに広げた(ように思える)フロシキを、一つ一つ実に丁寧に綺麗にたたんでいる。デザインから世界設定からストーリーから、かな〜り隙がないですよコレは。こおゆう話にありがちな世界観のインフレもうま〜いカンジで抑えつつその先のストーリーへと興味を繋ぐ。これスゴい。職人芸。

少し前に読んだ『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』の「競馬」といい、今回の「SF美少女取り憑きモノ」といい、自分的にはもう絶対にありえない位に読まないジャンルなのだ。ソレをこんなに夢中にさせちゃうゆうきまさみ。スゴいよ。地味にスゴい。あんましゆうきまさみブームになっちゃってブックオフで『パトレイバー』豪華本をまとめ買いしちゃった。やっぱしコレもオモロい。

そうそう、昔現役で『少年サンデー』を買ってた頃のゆうきまさみの印象が、今と結構違うのは何でかなぁって思ったら、勿論歳のせいもあるけど、やっぱりゆうきまさみのマンガって、単行本でまとめて読まないとイマイチその良さが分からないんじゃないかって思った。ストーリーの流れがかなり長期に渡って地味〜に組まれてるんだよね。

週刊誌っぽくない。『パトレイバー』もスゴいね。こんなの週刊で読んでたら(読んでる方の)テンション続かないよ。『究極超人あ〜る』は『サンデー』で読んでた頃の印象がサイアクだったんで買ってないけど、単行本で読み直したらまた違うのかね。

とにかく丁寧なんだ。脇役も全然脇役じゃない。実際にちゃんと「ソコにいるヒト」のリアル感が伝わってくるセリフ。一回出てくるだけの工事現場のおっちゃんが、ちょっとだけ喋るそのセリフが「普通」なのだ。主人公達もリアルだ。決して(「マンガ的」に)あせらない。それぞれのペースで本当に生活を続けているように感じられる。絵が嫌いじゃなければ、フツーにマンガ好きだったら、SF好きだったら、オススメします『鉄腕バーディー』。

鉄腕バーディー 8 (8)

鉄腕バーディー 8 (8)

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ゆうき まさみ
小学館 (2005/03/04)
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岩明均『ヒストリエ』

岩明均『ヒストリエ(1)(2)』(講談社モーニングコミックス)。キターー!!!前に読んだ『ヘウレーカ』は最期がちょいとガッカリだったけど、今作は途中にして既に傑作の気配。彼はアッサリとした絵柄と内容の残酷さとのアンバランス感が大きな魅力なんだけど、この描写力は中世の世界観とトテモ合っている気がする。

つまり、人間は現代と一緒なんだけど、ある部分の残酷さだけは全然違う昔の時代を、その人達を、例えばタイムマシンを通して現代から垣間見れたとしたら、その時感じるアンバランスさ、に似てる気がするんだよね。実際にタイムスリップしてその時代の人と交流してみたら、性格はそんなに変わらないし心は通じ合ったりするんだけど、ヒトを殺すことが普通に平気だとか。そんな不条理感が彼のマンガの雰囲気と実にウマくマッチしていると思うのだ。続刊が楽しみー!

ヒストリエ 1 (1)

ヒストリエ 1 (1)

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岩明 均
講談社 (2004/10/22)
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新井英樹ブーム

只今は大々・新井英樹ブーム。『キーチ!!(6)』『SUGAR(1)〜(6)』(講談社アッパーズKC)『宮本から君へ(1)〜(9)』(講談社モーニングKC・絶版)と一気に読みまくる(全部続刊あり)。この御時世を「生きてく」上での微妙なタブー的感情をイヤァなほどにさらけ出して、登場人物達に真っ向から対決させる、その独特なスタイルはどのマンガも一緒。作者の努力・根性たるや推して測るべし。あまりオススメはできないけど、オレは自分自身に対して、この作家は読まなきゃいけないと決めました。

『宮本から君へ』。前半は新井氏の「毒」がまだ全開じゃなくて、『金太郎』みたいなサラリーマンマンガにウマいこと深みを付けててとってもイイカンジだったのだけど、サラリーマン的プロットが一段落したあたり、8巻からの、トラウマになりそうな位イヤァな暴力描写。日常的な分、『ザ・ワールド・イズ・マイン』でさえも全然マシに思えるような、リアルな絶対的暴力。作家はこの後どうゆう顛末に持っていくのだろうか。読みたいような、もう忘れてしまいたいような。

『サイバラ茸3』に出てる橋田サン

ぶっちゃけ掲載されてるうち半分は持ってる本とダブりなのだけど、「山ちゃん物語」が全部読めるのは初めてなので¥1,800も出して買っちゃった。んで『アジアパー伝』のトコロをダラダラと再読していたら、今更に今サラな発見。こないだイラクで殺された橋田さんって、鴨の元師匠だったんだね。

参考

んで巻末のかるたにもこんな捨てぜりふが。
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もちろんココに描かれてるのは同性の別人って可能性もあるけど、サイバラに鴨を紹介した勝っちゃんが橋田氏の後輩(?)なのはTVで公表してたし(対談とかもしてたよねぇ)、勝っちゃんの日記でもソレらしき表記があったし、まず間違いはないでしょう。鴨にしても勝っちゃんにしても、全然アタマの上がらなかったヒトらしいねぇ。

『ぼく地球』とオフ会

『ぼく地球』で前世の知り合いが現世で出会う気持ちって、きっとオフ会に似てるよね、って話を関心空間で読んで、あーそうだよなーと思った。初対面なんだけど、ずっと前から色んなコトを詳しく知ってる、友人のようなもの。そゆヒト達と逢って、話す。オフ会が何故楽しいのか分かりやすく説明できる気がするね(笑)。『ぼく地球』読んでるヒトになら。

今相方に色んなマンガを読ませてるんだけど『ぼく地球』は奨めるかどうか迷い中。ストーリーは文句なしにオモロいんだけどこの作家サンはホント流行りモンの表現が好きで、その時代時代の感覚がマンガの中に出ちゃってて。リアルタイムで読んでる時はイイんだろうけど、こう時間がたっちゃうと気になる部分も出てくるんだよねー。

オレはまだ昔読んだ感動を知ってるからイイんだけど、今読むとしたら、ストーリーの良さが分かる前に、この恥ずかしい部分がひっかかっちゃわないかと心配。特にマンガ初心者サンには。

『夢見る惑星』佐藤史生

2407_07_2.jpgブックオフの100円コーナーで佐藤史生『夢見る惑星(1)〜(3)』(小学館PFコミックス)を。3冊しか読んでないとは信じられない位に、濃密でボリューム感のある本格SF。大満足。つか4巻までなんだけどさ。

最初、絵柄も話も諸星大二郎にとても似てると思ったんだけど、あんなに暗くないし、何よりキャラクターが魅力的。あと決定的なのはセリフ。セリフの深さや切れ味がさ、ほんとに素晴らしい。コレはアレだ、『パーム』と同系のスゴさなんだ。で、紫堂恭子さん的なほんわかさもチョコっと入ってて。こりゃ好みですよ。

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『輝夜姫』『SWEETデリバリー』『雲の上のキスケさん』/『BANANA FISH』は6巻までが最高

『輝夜姫(24)』あーもう、ストーリー忘れちゃったヨ!!全然分からん!!鴨居まさねの『SWEETデリバリー』『雲の上のキスケさん』(集英社YYコミックス)それぞれ最終巻を読んだけど、どっちも何かパワーダウンしてフェードアウト〜みたいなイメージだなぁ。『SWEET…』の主人公2人のつき合い始めエピソードとか、結局語られずじまいだったし…。

そうそう、今は相方が『BANANA FISH』に夢中。6巻で読むのを止めとけ、と言ってやるつもり。やっぱしBFは
「ウェルカム、アッシュ。メジャーリーグ復帰おめでとう」
までが最高なんだよねぇ。 そういやBFが映画化された場合を想定して作られたサントラ盤CDってのもあって。ソレがまたすんごい良い出来だったんだ。6巻読みながら聴いてると最高に盛り上がるのだ。懐かしー。『カリフォルニア物語』とか『河よりも長くゆるやかに』とか、本当に吉田秋生に「心酔」していた時期でした。あう。三上氏がもう新作出してたんだ。買わなきゃー。

『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』『豪放ライラック』『パーム』他

最近買ったマンガとかテケトーにmemo。

●ゆうきまさみ『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』(小学館サンデーコミックス)を20巻ほど。とあるきっかけで競馬馬育成の牧場で働くことになった青年と、その牧場の人達とのドラマを描く競馬&ファミリーマンガ。

こんな地味なマンガが、よくコレだけの長期連載を続けられたモノだと驚く。「牧場の美人姉妹たちへの淡い恋」みたいなカタチで表面上はウケる要素を盛り込んでいて、その上っ面要素はいわゆる小学館サンデー、スピリッツ系「ラブコメ」と一見同じように見えたりするんだけど、実は違うくて。ラブコメはあくまでふりかけ程度で実際はファミリーマンガ。ゆうきまさみ、スゴい。地味な日常の描写がホントに上手い。丁寧だ。

高橋留美子やあだち充みたいなああゆうワンパターンラブコメってオレ実はすげぇ苦手なんだけど(好きなヒトいたらゴメンなさい)、コレはイケるなぁ。あ、あとオレ競馬にはコレっぽっちも興味ありません。プロ野球に次いで「世の中から無くなってもまったくノーダメージ」コンテンツです。そのオレをしてコレだけ読ませる。うーん。やるね。競馬用語バリバリな会話んトコはさすがにちょっと飽きちゃうけど。

●桑田乃梨子『豪放ライラック(1)』(ワニブックス・GUMコミックス)珍しく女子高が舞台。ソレなりに楽しんだけど、主人公チームにオトコノコが混じってる時の方がやっぱしオモロいかも。異性の友達との交流、みたいな描写が上手なのかな。

●吉野朔美『period』(小学館IKKIコミックス)相変わらずレベル高い。でも今はちょっと気分じゃない。子供を殴る父親に借金で逃げてきた伯父と小狡い伯母、サイテーの話ばかりなのに読後感はさほど悪くない。

●西炯子『STAY』(小学館フラワーコミックス)ああ、今気付いたけど『お手々つないで』の方が後編なのか。先に買って読んじゃってたよ。どーりでイマイチ分からんかった。西炯子復活をちょいと期待させる位にはオモロかった2作(特に『STAY』の方)。持ち味の魅力あるサブキャラも結構出てきて。だけど、まだまだ。今の西炯子はあんまりヒトには奨めよーとは思わない。

そう、『パーム』連載再開を祝して、バナーを作りました。マンガを読めるすべてのヒトにオススメします。最初の方は絶版になってますが、文庫が出てます(コレが1巻。だけど1巻だけはイマイチなのでまとめ買いすること)。ブックオフで見つけるとヒトにあげるために買っちゃおうかと思うくらい、好きです。獣木さん、死なないで

『ラッキー』桑田乃梨子他

桑田乃梨子『ラッキー』(白泉社ジェッツコミックス)良かった。最近読んだ『スリーエイト』(幻冬舎バーズコミックス)も良かったし。昔っからホントに安定したほのぼのラブコメ路線。「安定感・安心感」で言えば山口美由紀のソレを思わせるし、「クラシックほのぼのラブコメ感」で言えばハチクロに似てる気がする。だけど、桑田乃梨子を好きなヒトにハチクロは奨められるけど、ハチクロ好きに桑田乃梨子は一概に奨められない、気がする。なんとなくね。

そうそう安定感で言えば紫堂恭子。彼女はスゴい高い所で安定してるなー。知らないウチに出てた『王国の鍵』『東カール・シープホーン村』(共に角川アスカコミックスデラックス)は、まだ読了してないウチから「お見事〜」とつぶやいてしまうウマさだ。

『パーム』再読

もう何回目か分からないけど伸たまき(現:獣木野生)『パーム』(ウィングスコミック)を再読中。いつどこで何回目に読んでもすぐさまにハマれる。感動できる。精神を落ち着かせることができる。このマンガと出会わなかった場合の自分を、考えたくない。雪の降る寒い中ブルーフレームにあたりながらコーヒーを飲みパームを読んでると、もうナニもいらないという気分になる。

『少年少女』福島聡

福島聡『少年少女(1)〜(3)』(エンターブレイン・ビームコミックス)。またまた傑作。黒田硫黄の絵柄を少しライトに、スタイリッシュにして、プロットをトばし気味にしたカンジの短編集。田舎モンからSFまで脈絡無しに何でもアリなのも、黒田似。こおゆう話をオシャレに上手に描けるヒトって最近増えたね〜。嬉しい限り。もうちょっとで大友克洋の昔の短篇を越えるヒトが出てくるんじゃないか。

少年少女 (1巻)

少年少女 (1巻)

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福島 聡
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