獸木野生『パーム』オフ会「パーム・ナイト」開催しました

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30年前に始まり、今も雑誌『Wings』で連載が続く大長編クロニクル漫画、獸木野生著『パーム』シリーズ。この作品を愛してやまない人が集まり、愛を語りたおす夜「パーム・ナイト」を、去る12月12日に池袋で開催しました。満足、大満足の一夜でした。そのレポートです。ずいぶんと時間が経っていて細かい所は書けるほど覚えていなかったりしますので(すみません)どちらかというと「このような体裁で会が行われました」というハードの面で見ていただけると良いかも知れません。

まず最初にお詫びを。この記事をきっかけに『パーム』というタイトルに初めて接する方もいらっしゃるでしょうから、そもそも自分なりの『パーム』の紹介、recommend文を書くのが当たり前で、他の作品なら必ずそうしていたつもりなんですけど、この作品だけはいつまで経っても書けません。それだけ存在が大きいのかも知れません。申し訳ない。

獸木野生『パーム』は、私がこれまで読んだ漫画作品の中でトップ3に入る(他は永野護『The Five Star Stories』と宮崎駿『風の谷のナウシカ』)大好きな作品です。
※そもそも私がどのような漫画を好きな人間なのかは、この記事の末尾をご覧ください。

私が思う『パーム』の一番の魅力は「セリフ」だと思っています。すべてのセリフに無駄というものがない。だから読んでいて心地良いことこの上ない。作者が中学生の時に最初に構想を始め、ティーンの頃には今に至るストーリーの骨子が完成、後はそれをひたすら作品化していったという恐ろしい作品です。普通、一つのストーリー漫画だけを30年も続けていれば、作者は飽きます(リブートしちゃったFSSの例を挙げるまでもなく)。絵柄も内容もどんどん変わります。当初決めていたことも、やっぱり少しずつ変わっていきます。それはしょうがないことだと思います。

だけど『パーム』は違います。絵柄こそ変わっていったものの、今書いている内容は20〜30年前のストーリーの中にほぼ矛盾なく現われ、シームレスに繋がっていきます。最初の構想から、ほとんど変わっていない。そして30年経った今、ついに最終話が始まりました。(これが何年も続くとは思いますが)そんな漫画です。30年前の連載当初から読んでいたという読者の方が「パーム・ナイト」に参加いただいたりしています。読者も、すごい。

獸木野生『パーム』シリーズは、現在文庫もしくは電子書籍で入手可能です(最新刊はWingsコミックの通常単行本です)。

当ブログ関連記事
『パーム』シリーズ最終話がはじまりました。
獸木野生『パーム』トークイベントへ
獸木野生『パーム』トークイベントの動画がアップされています!

【「パーム・ナイト」開催までの経緯】
昨年2014年の4月に、連載30余年にして初めての『パーム』公式イベントが池袋のジュンク堂で新書館さんにより開催されました。その時の様子は↓こちらのレポートをご覧ください。
獸木野生『パーム』トークイベントへ

この後にメールのやり取りをしたうちのお1人から開催のきっかけをいただき、合計4人で「パーム・ナイト」の企画を進めました。告知ページ申込フォーム連絡用BBSを私が作り、東京では会場探しを。最終的に、(奇遇ですが)4月のイベントを開催した池袋ジュンク堂からすぐそばの小さなカフェを、19時から24時までぶっ続けで貸し切ることにしました。獸木先生からも告知にご協力いただき(!)なんとプレゼントまで頂戴しました。キャパの関係で最終的に16名の参加者で12/12(金)にめでたく開催に至ります。

【開催当日】
参加者のうち、4月の公式イベントに参加していたのは主催チーム4人とあと1人だけでした。(初体験となる)他の人は、当日までさぞかしドキドキしていたのではと思います。1回経験していた私たちにはその気持ちがすごく良く分かります。

「他のパームファンに会ったことがない。どんな人達が参加するのか見当もつかない」
「オフ会的なものにも参加したことがない。どんなかんじなんだろう」

とにかく何もかも分からない!のです。
せめてそんな不安を軽減するためにも、BBSで「同年代の方が多い」など書ける限りのことは書きました。実際、下は30台中ばから上は50前後までの女性で、おおよそメインは40前後の女性。男性参加者は私の他に一人いらっしゃったのですが、お仕事の都合でキャンセルになってしまい、結局私一人となりました。4月イベントは40人位のうち男性4〜5人だったので、割合としては変わってないかな。まぁ年齢層もありますし、パーム読者の多くが、漫画以外のイベント等の情報を積極的には集めていないだろう、情報へ辿り着いていないだろう事は、男女ともに容易に想像つきます。

そもそも40代あたりでマンガのオフ会に参加って、まぁそんなに一般的なイメージではないですよね。でも例えそんな人達でも、参加させるようなパワー(というか希少性?)が『パーム』にはあるのではと思います。そしてまた『パーム』を語ることは、単にマンガの一作品を語るには終らないのです。だからこそ、われわれ世代が集まる意味があると思う。また是非これからも開催したいと思います。

さて会場のカフェは細長い部屋で、全体的には余裕のある広さなのですが、手前と奥に2ブロックで分かれていて、全員で話すためにはその手前ブロックに皆が座らなければならず、そうなると半分になっちゃうのでまぁギリギリの人数でした。良かった。このレイアウト問題、会場探しをする時の大きな問題なんです。良い場所を見つけていただいてありがとうございます!
(会費は¥4,500でフリードリンク+パーティーメニューのビュッフェ。持ち込み自由でした)

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↑手前のブロックで皆でトークタイム。

奥のブロックは荷物置き場と資料置き場にして、
ここでは参加者に声掛けして手分けして持ってきてもらったコミックス全巻、その他コミックス単行本の他に
●「COMIC BOX」「ぱふ」の伸たまき(当時)特集号
●イメージアルバムのLP、CD
●ビーンズカンパニー同人誌『MINORLAND』
●「お豆の半分・それからどうした」掲載の「WINGS vol.05(1983)」
●パームブック
●Petitパームブック(2013Wings付録)
●イラスト集「OVERLAP TRIANGLE」
●OAV版「あるはずのない海(没)」設定イラスト集「The Sketch of PALM The Movie」vol.01&02
などなど懐かしの品々を並べていただきました。
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いよいよ全員集まり、会はスタート。まずは4月公式イベントの参加者が殆どいないということで、参加した我々4人+1人で当時の報告をさせていただきました。WEBではあまり書けないようなこともあるので(笑)。その間も質問が飛び話はあっちゃこっちゃになりながら、それぞれの自己紹介タイムがスタート。『パーム』との出会いのきっかけや、さまざまな想い、好きなエピソードやキャラなどの紹介が続きます。やはり「他に『パーム』ファンを殆ど見た事がない」というのは共通のようです。

大変に長い話だし、もちろん簡単には語れない作品なので言葉にするのが難しいことは聞いていて分かりました。何しろ自分も言葉にできていませんでした。

だけどそれは、ここにいる人達なら「多くを語らずとも通じる」雰囲気があって。それは「知らない人に『パーム』をお薦めする」言葉とは全然違う訳です。当たり前だけど。「あそこが好き」といえば伝わるんです。当たり前のようでいて、これがなんという幸せだろうかと。(いかにそれまで周りに話す人がいなかったか、という事でもあるのですが…)

好きなキャラクター話も盛り上がりました。女性陣にはフロイドが人気だったなぁ。自分はあまりキャラクター推しというのはなくて、だけど敢えて言えばアンジェラやカーターなんです。でも例えばアンジェラのどこが好きかっていうことを説明するのに、あの場では多くの言葉を必要としない。あの生き方が好き、あのセリフが、あの優しさが、『星の歴史』のあそこが、というちょっとした言葉だけでもうスイッチが入ってぐっときちゃうんだよね。

(プロカメラマンの参加者の方が「実は以前個展のタイトルを『void』にして…」という話をされた時の皆の「おおおおーーーーー!!」というどよめきとか。忘れられないです)

『あるはずのない海』のエンディング話も定番で盛り上がります。最初にあのシーンを観た時の衝撃。映画以上に映画的な演出。画面構成。やっぱり皆さんあそこの話は外せないというか。本当にね、いつでも忘れないシーン。ある意味パーム全体のエンディングのようなシーン?でもこういう名エンディングが一つの作品の中で何回も繰り返されるのが、『パーム』のすごいところ。

4月のイベントや二次会でも少し話題になった
「『愛でなく』で離れてしまう問題」
※「愛でなく」の間に読まなくなった人が多い?問題
も、あそこにいた人はあまり共感できないようで(自分もそう。どころか最初に『愛でなく』でハマったクチなので)、それも嬉しかったです。言われてみれば理由が思いつかなくもない。あまりに長いし、それまでのストーリーとは明らかに作りが違っています。数巻の中でクライマックスがありラストがあり、ある問題にカタがついて終了、という体が『愛でなく』では踏襲されていない、だから「それまでの話とは違う」こと自体だけは分かる、そんな話をした気がします。

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そんなこんなで自己紹介がてらの色々な話をしていたら、それだけでもう2時間オーバーでした。その時間が終ったらそれぞれ自由に話したり、お宝本を見たりして盛り上がりました。そうそう、獸木先生から「The Sketch of PALM The Movie」の1&2が2セット、『THE WORLD』のテレカとオリジナルポストカード(獸木家のハリーとジェームスが写ってる)をプレゼントとしてお預かりしていましたので、争奪じゃんけんなどもやったり。持ち込み本の説明があったり。

『TASK』の複製原画の持ち込みもありました。これは4月公式イベントの時に獸木先生への質問を事前募集していて、それが採用された方へ、新書館さん経由でプレゼントされたものだそうです。実はこのプレゼントをネタに今回の会を開催しよう!というきっかけの品でもありました。自分も当日初めて見ました。
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さて、そんなこんなをしているとすぐに深夜となり、終電が近付いた人から、挨拶を交わしつつ別れを惜しみながら一人二人と帰られました。3時間4時間はあっという間。予想通りです。最後には、ほぼ主催者の我々(最初から終電無視組)のみとなり、0時まで向いのハナマサでワインを追加してしんみりと呑みました。

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今回の「パーム・ナイト」ですが、初めての皆さんに会うのも勿論楽しみだったんですけど、なによりこの主催仲間(自分入れて4人)に会えるのが一番嬉しかった。開催に至るまでに何度となくメールのやり取りをして、その中で4月のイベントの時の話や、パーム以外のマンガ話もできたりして、すっかりもう「パームファミリー」になっちゃっていた。実際にそう呼びかけていたんだけど。この3人の顔を見れた時が、何しろ一番嬉しい瞬間だった。4月は「やっと逢えたね…(c)岡田育さん&辻仁成(離婚)」だったのだけど、今回は「また逢えたね…」だったのですよ。なんかもうこの3人がいるだけでずっと笑顔だった気がする。また一緒に食事会でも飲み会でもしたいねぇ。

その後も主催4人+1人で朝までファミレスで語りまくり。名残惜しい中、始発でそれぞれの帰途につきました。これにて第一回「パーム・ナイト」は無事終了しました。

【次回に向けて】
終った後は、メールのやり取りで今回の反省点、次回の話をしています。

反省1)
今回の第1回「パーム・ナイト」は、参加者全員で共有する時間を多くとっていました。やはり自己紹介は聞いていて面白いし盛り上がるので、それだけで2時間以上かかります。最初の報告など入れると3時間以上があっという間。それはそれで勿論とても楽しい時間だったのだけど、皆がそれぞれ一対一や少人数で話す時間はあまりなくなってしまった。4月イベントの二次会で「うわー他の人とも時間とって話したいなー」と思ってたことが、結局あまり実現できていなかったのです。

反省2)
名札は用意したのですが自己紹介だけではあまり名前を覚えることができなかった。せっかくお逢いできたのに、これはちょっと寂しいかんじです。

反省3)
話をする時にコミックスが手許になかったのは良くありませんでした。ごめんなさい。今度はちゃんと手許に置いて話せる環境をつくります。

これらを解決するために、
●あらかじめ参加者全員から、自己紹介や好きなエピソードなどモロモロなどを書いてもらい、それをまとめて全員へメールで送り、事前に読んでおいてもらう。
という方法を考えています。

これにより、
→当日の自己紹介タイムを省略、もしくは短縮。
→紹介文と名前を事前に知ることで、個人のキャラクターも分かりやすく、名前も覚えやすい。
→事前に「○○さんと話してみたい」という見当も付けやすい。
→喋るのが苦手な人も、文章なら自己紹介しやすいかも?

いかがでしょうか。実際の人数などによりまだまだ検討の余地はありますけども。
以上は主催者の一人が考えました。頼もしいファミリーとの出会いが、あの4月の大きな財産だったなぁ。本当に幸せです。今から再会する時が楽しみで仕方ありません。

【その他】
私の方から、ファンブックの発行?という話題を振っていました。版元さんに出していただければ勿論楽しみだし嬉しいのですが、なかなか昨今の事情では厳しいのではと推察されます。一方、自費出版のハードルは年々下がっています。また制作に関しては私を始めデザインや編集、印刷などのプロもメンバーの中に揃っています。であれば自分たちで出しちゃった方がいいよね!というのが私の考えです。規模の大小はおいても、何らか紙媒体でファンからの感謝の記録を残したい、という想いはこの2回の集まりを通じてどんどん強くなってきています。いや、最悪コピー誌8Pとかでもいいんですよ。このご時世だから紙モノで出してみたい。『パーム』という媒体だからこそ尚、という気持ちがあります。

もう一つ、これは書かずにいようと思っていたのですが思い直して。
今回のパーム・ナイトで私は、獸木野生さんが2006年に公式サイトに掲載し、今は削除してしまっている「TIME TABLE」というページの中の一文を、是非読んでもらいたくて、コピーして持っていきました。「パームと自分」という話であったら、私の場合はこの文章抜きでは到底語れないと思ったからです。『パーム』を語ることは単にマンガの一作品を語るには終らない、と前段で書きましたが、漫画のパームと自分の人生を地続きにする大きなキーワードが、この文章です。
(追記:削除されていたこのページは、2015年1月8日より、内容を修正して復活されていました!→「The TIME TABLE」)

会の後半に、このコピーを配り読ませていただきました。皆さんの中には、読んでいる方も、読んだような気がする方も、読んだことがない方もいらっしゃったようです。再度引用します。
※太字は、掲載当時色変えされていた箇所です。

さて、人間同士がきちんと礼を交わして別れることは意外にまれです。特に作家には決まった退職年齢もなく、読者に改まって感謝を述べる機会もそうありません。
わたしは長い物語を書いているので、話が終わるときには、ずっと読んでくれた人にきちんとお礼を言いたいものだと常々思ってきました。そして今その時が来たようです。
もちろんPALMはあと2話残っていて、そのあとも書くものが残っていますが、人間同士が互いに別れを言い損なうのは、もちろん前もって言っておかないからに他ならないわけで、わたしはこの最終段階の区切り、最後かも知れないチャンスを逃すべきでないと決めました。

考えてみるとわたしの周囲にいる人間は息子以外ほとんどわたしの作品を読まないので、ずっと読んでくれた人とは、たとえ一度も会うことがなくても、ある意味深いつながりがあったと言えます。作家から読者への通常のお礼の言葉は「長い間ご愛読ありがとう」ですが、そんな言葉は大して意味がない。

覚えている人がいるかどうか、わたしはいつかどこかで、PALMが終わるころには何らかの人生の秘密、すべてのわけにたどり着きたい、それをできればみんなと分かち合いたい、と書いたことがあります。
すべてのわけにはやや早すぎるものの、PALMのおかげで今までいろいろな発見があったことはありました。そのひとつで比較的最近のものをここに書いて、感謝を表したいと思います。

それは幸せになる方法です。
多くの人が幸せを求め、まだ来ぬ幸せを待ちわびていますが、幸せの厄介なところは非常に気付きにくいものだということです。蜃気楼のように遠くにいる時はよく見え、近くではまるで見えなくなってしまう。見えないそのわけは、 もちろん自分がその中にいるからです。
わたしを含め、わたしの知っているほぼ全員はすでに充分幸せですが、それを自覚し謳歌している人間は少ない。

どうか今の幸せをのがさないでください。

うちのキャラのひとりが「地獄は死んでから行くところじゃねえ。ここが地獄なんだ。」と言ったことがありますが、それは忘れてください。
「天国は死んでから行くところじゃない。ここが天国だ。」の間違いです。
要するにどっちも事実なわけですが、どうせなら天国を多めに認識してください。
幸せは未来や遠い場所にはない。今ここにあることに気付いて、どうか心ゆくまでそれを味わってほしい。
悪い習慣を遠ざけ、良い習慣を続け、なるべく健康で、五感を研ぎ澄まし、全身でそれを感じてほしい。できれば毎日満ち足りた気分を味わってほしい。
それがわたしの願いです。

おかげさまでわたしの人生も、自分の想像をはるかに超える幸せなものでした。いつも新しい何かにチャレンジする幸せ、難しいハードルを克服する幸せ、何かに命をかけて燃えるように生きる幸せ、無防備に深く激しく愛する幸せを味わった。
今までとこれからのPALMを通して、この幸福をあなたと分かち合えたらと思います。

みなさんの輝く日々を願って。

2006年7月
獸木野生

書かれた方が削除されたからには当然なんらかの理由があり、その文章をこうやってひっぱり出すことは本当に申し訳なく思います。悩んだのですが、このWORDPRESSブログに移行する前のサイトではずっと引用させていただいており、TIME TABLEの他の文章(終了までのタイムスケジュール)は別としても、この文章だけであれば差し支えのある内容ではないと思いましたので、当サイトのこのページにも引用させていただいていました。獸木先生、すみません。

「パーム・ナイト」が終了した昨年末、参加者のお一人からメールをいただきました。
彼女は命に別状はないけれど11月に乳がんの宣告を受けており、イベント前日にはさらに良くない結果が出ていて、参加をとりやめようかと思っていた位、「やさぐれて」いたそうです。

だけど会に参加し、皆のパームにかける熱い話を聞き、自分も話をして、こんな風に好きな漫画について語れる場があり、完結までわいわいできて楽しめるというのは、自分は幸せなんだなと思って、帰ることができたそうです。

「ひとつの物語で、何かが救われるということは無いと思っていました」
だけど、皆の話やこの獸木先生のメッセージのおかげで、非常に良い心持ちで手術を受けることができたと、書かれていました。

ただただ、好きな漫画のことを好きな人達と一緒に話したい、その一心で開催した場でしたけど、どこかの誰かの気持ちに、少しでも寄り添えたのならとても嬉しい。でもきっと『パーム』が媒介する会なら、それは本当に一生のおつき合いにもなりえるのではないかと、今思っています。

また、東京だけではなく全国のあちこちでこんな会が開催されると良いですよね。
かくいう私も、2014年の年頭に参加者5人で「パーム・カフェ」なるイベントを新潟で開催していました。
全国の皆さん、是非真似っこしてやってみてください!

東京では今年もきっと開催すると思います。
その時にぜひまた、お会いしましょう。

1)感想送ってください。
参加者の方、参加できなかった方、遠方の方…。もし感想や、次回に向けてのご希望などありましたら是非お送りください。このページのフォームがそのまま使えます。

2)ハッシュタグのお願い。
今後パームの情報を流す時にお願いしたいハッシュタグについて:「パーム」では広域過ぎ、「獸木」が正しいのですが実際には「獣木(けものの漢字違い)」と書かれている人が殆どで、この2つは検索ではほぼ別扱いになります。パームの情報を検索する際に問題になるこれらの厄介事をクリアするために、以下のハッシュタグを利用いただけると全国のパームファンに情報が届けやすくなると思います!是非よろしくお願いします!
>>Twitterでのハッシュタグ : #獣木_獸木_パーム

3)パームファンのためのBBS
次回オフ会情報は勿論、パームのことなら何でも書き込みください。
>>連絡用BBS

  

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  1. しろ 2019.09.27

    はじめまして

    すごい昔好きだったパームシリーズ&伸 たまきさんの短編漫画が気になって検索していたらこのページにたどり着きました。
    今でも連載が続いていると知ってビックリです。
    昔雑誌で読んで、感動して、何十年経った今でも忘れられない短編「The White Garden」を探しているのですが、どちらのご本に収録されているのかご存知でしょうか?どうしてもみつかりません。
    よろしくお願いいたします。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
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好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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