『MASTERキートン』が(一見)妙チキリンな理由で絶版だそうです。
●スラドのスレ
●人気マンガ「MASTERキートン」が絶版に至った理由。
●週刊文春のMASTERキートン記事は果たして真実か
雁屋哲氏のコトはまぁ「ふぅ〜ん」程度だし、そもそも浦沢氏が「原作者も同じP数で名前表記する」ことを受け入れれば増刷できるんだよね?なんで今更?とか色々分からないことが多くていまいちピンときません。その話は置いといて。
以前『PLUTO』の感想で「浦沢直樹は原作モノの方がオモロい」と書いたのですが、上記の話(勝鹿北星は殆ど話を作っていない。実際は浦沢氏と編集・長崎氏が作っていた)によれば、あまり根拠のないグループ分けだったのかも知れません。
勿論『MASTERキートン』と『MONSTER』の間には1話完結と長編モノ、という大きな違いがあるのだけど、その形態の違いを除いても、オレにとってはかなり出来が違うのですよ。で、『MONSTER』と『20世紀少年』は同じ。「あ〜またか〜」的な。必要以上に長い映画みたい。ダラダラしすぎでせっかくの盛り上がり感も、すぐ薄れちゃう。もっと短く切ればオモロいと思うのになー。
そんなカンジで「浦沢氏の話作りは好きじゃない」と思っていたのでだけど、ソレって実は単に「浦沢氏の長編は好きじゃない」、だったのかも知れないってコト。
だから上記の記事も、浦沢氏じゃなくて、編集の長崎氏が主に話を考えてたって方がシックリ納得できるんだけど。オレ的には。さてどうなんでしょうねぇ。
ああ!同じ意見のヒトがいて嬉しいです!カタルシス、ないですよねぇ。『MONSTER』も『20世紀…』も、ダラダラしすぎでトテモ勿体なく思うんですけど、アレも作風ってヤツなのかなぁ。編集者ちゃんとしろ!と言いたいですね〜。
>勿論『MASTERキートン』と『MONSTER』の間には1話完結と長編モノ、という大きな違いがあるのだけど、その形態の違いを除いても、オレにとってはかなり出来が違うのですよ。
この部分、同意です。
『MONSTER』一話一話は面白いし見せ方もうまいと思うのだけれど、全体としてはストーリーに意外性やカタルシスを感じられない。勿論、充分面白い前提でなんですけど。