炊飯器問題(もしくは新幹線問題)に解決案

自邸新築に際しての懸念の一つ、「炊飯器問題」に、カタがつきそうです。

うちの炊飯器は現在、相方が学生時代に買った無印の三合炊きをそのまま使っているのですが、それで満足しているかとゆうとそんな事はなく、もっと美味しく炊ける炊飯器を常に求めているのです。毎日の事ですし10年以上は確実に使うので、お金だってソレナリに出すつもりでいます。選ぶ時にまず大切なのはデザイン。ずっとずっとキッチンに出しっぱなし、使いっぱなしの機械です。コレはもう大切なインテリアと考えなけりゃいけない。そしてもちろん、ご飯の「味」。毎日必ず食べるモノなのだから。


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なのでーすが、いざ電気屋に行ってみれば、そこにあるのは、すべてが一律に流線型の新幹線デザインで、色も白の他はほとんどがシルバーやメタリック銅色。新幹線売り場なのです。日本の家電市場の悪いトコロで、例外はまずありません。もうかれこれ2年以上は炊飯器を見ていますが、現行のラインナップでは、どんなに吟味しても「コレなら、まぁ許せるか」と思えるレベルにさえも達していないのです。ましてや「欲しい」炊飯器なんて皆無。

電気ではなくガス炊飯器に目を向けると、まだマシです。色はシルバー一辺倒ですが。しかしコレでもまだ、「まぁいーか」と思えるレベルではない。まだ我慢できない。

昔の、電子炊飯器初代の頃の、超シンプルデザインは好きです。中古でタマに見つかるのですが、ガスならともかく電子炊飯器の古い品は、やはり性能的に不安があります。コレは「味」の方の話ですね。

しょうがないからもうアテハカの炊飯器にしようかなぁ、でも古材だらけのうちのキッチンでちょっとイマイチ合わないよなぁ。性能は知らないけどかなり高いし。うーん。

と悩んでいたトコロにですね。出たのですよ。ヤフオクです。今まで見たことのない機種、ナショナルのガス炊飯器の、新品です。なんと1969年モノ。俺より年上ですよ。そっこー落としました。1,600円でした。マジですかー。その名も、「あじわい」。なんと保温機能もついてる。

ajiwai.jpg古い電子炊飯器はちょっと不安ですが、ガス炊飯器なら大して構造が変わってないっぽいし、今も現役で使ってる人もいるみたいだし、安心だと思いました。

実際届いてみると、まずそのでかさにびっくり。何と10合炊きでした(落とす前に確認しろよ)。そして結構重い。構造的には下の台座・コンロ部分と上のお釜部分に別れており、下のコンロ部分がかなり重いのです。上のカバー(白い部分)もスチール製。スチールですよ。まぁ火に接するので当たり前なのですが、今ではまず考えられない、頑丈な作り。

構造を簡単に言うと、一口コンロの上にご飯釜が乗り、その廻りをスチールカバーが覆っているだけ、壊れようもなさそうなシンプル機構。コレも良いですねー。最近の細かい機能(なんか小さいポンプ使って真空にしたりとか?)って、10年壊れずにちゃんと使えるんだろうか。つか壊れても絶対直せなそう。まーそゆ事以前にデザインですよ。とにかくデザイン。新幹線じゃない炊飯器が手に入っただけでもう、ココロからホッとしました。

昨晩、早速試運転してみました。とりあえず3合。点火してみると最初はガスホースに空気が入ってるせいかすぐ点きません。点火に失敗した場合、たとえば最近のコンロならガスの噴出は止まるのですが、この炊飯器はガスが出っぱなし。つまり点火しなかった場合は、素早くスイッチを戻さないといけない。で、3回目の点火で点きました。中に溜まったガスのせいで「ボンッ!」という音が。ちょっとビビります。

炊飯中の様子は、まぁホントに一口コンロです。なんとゆうか、ガスコンロに鍋で米を炊いてる感じです。米の入ったお釜を火で直接炙っています。ガスコックも付いていて、説明書には「少量を炊く場合はコックを絞って20分程度で炊き上がるようにすると美味しく炊き上がります」とある。その通り少し絞り目で炊いたのですが、それでもアッと言う間、15分程度で炊き上がりました。さすがに側面は結構熱くなります。湯気は、電気炊飯器ほどには全然出ません。

炊飯が終わると「カチッ」という音がして、自動的に保温に切り替わります。この「保温」というのが可笑しくて、ようするに「とろ火」になるんですね。だから保温中は火がずっと点いてる。

炊き上がりから10分そのままにして蒸らし、ドキドキして中を見てみます。おおっと、米が光ってる!つか今までの炊飯器がヒドすぎたんじゃないだろうか。こんなの久しぶりで、まるでCMを見ているようです(笑)。

味は……全然違います。同じ米なのに全体の歯ごたえもっちりしていて、冷やご飯や冷凍ご飯でもその違いがはっきり分かるほど。白米にあまりコダワリのない相方も、このご飯は「明らかに美味しい」と太鼓判を押しています。

とりあえず米と水同量で炊いたのですが、ちょっと固めの仕上がりでした。もう少し水多くても良いかも。まぁコレは米とぎからどれくらい吸わせるかにもよるんでしょうが。

そして鍋底には、うっすらとした焦びりつきが広範囲に。コレは初回だからとか関係あるのかな。フッ素加工などメジャーになってない時代の釜ですから、このお焦げも当然簡単には剥がれません。水に浸しておいて、しばらく時間をおいてから洗わないといけない。

ここは明らかに現代の炊飯器とくらべて不便なトコロです。あと保温(とろ火)ってどうなんだろ。炊飯が終わった時に一緒に保温も切っちゃった方が良いのかもね。焦げる原因にもなってるんじゃないだろーか。何にしろ、これから色々実験してみます。

今計画中の新居のキッチンにも、早急にこの炊飯器用のガス口を確保しました。古材の作業カウンターの上に鎮座する予定です。実にとってもとっても楽しみです。

●しかし残念ながら今の部屋ではこのデカイ炊飯器を置くスペースがなく、引っ越しまでは相変わらず無印の炊飯器を使わなければいけないのでした。しかしこの炊飯器ももう10年は使ってるらしいけども、まだ壊れていない。「早炊き」でも大差ない炊き上がり。隠れた名器と言えるかも知れません。もう廃盤ですが。

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