COVID-19禍も収まるどころか第二波、いやこれが実は第一波じゃないかと言えるような感染拡大期を迎えている。
3月頃からこの8月まで、何があったか。
本来はこのような時こそ、都度都度日記を書いて記録しておくべきなんだろうけど、日々の展開があまりに酷すぎて、一つ終わると更に酷い状況が出てきて、完全に書くタイミングを失っていた。
たとえばこんな調子だ。
●2月から世界で始まったCOVID-19の恐ろしさ、その先例を見ていれば、一刻も早い病床の確保、機材の確保、スタッフの確保、マスクや保護衣服の増産など、すべきことは明らかだし、誰にだって分かっていると思っていた。あれだけ他国の人がアドバイスしてくれていたのに。1ヶ月あればこれだけ準備できる。だから今すぐ始めろと。
でも、何もやらなかった。数ヶ月たってみて驚いた。何もやっていなかった。
●今年痛感したのは「日本は、起こっていないことに対処できない」「未来に備えることができない」ということだ。
●もちろん「何もやってなかった」というのは嘘で、いろいろやったこともあった。たとえば、配られた人の9割以上が使っていないという「アベノマスク」を、400億円以上かけて全国民に配った。安倍首相以外だれも付けているのを見たことがない布マスク。海外から「ABEは子供からマスクを奪ったのか」と揶揄される小さな小さな布マスク。洗って何度も使えるという触れ込みで、洗う環境がない人のことを、これっぽっちも考えず全世帯配布された、悲しいマスク。
●7月末にまた驚愕の事実。なんと叩きに叩かれている最中の6月末、このマスクを更に追加で8,000枚、250億かけて配布することが決定されていたことが判明。ネットでもTVでも猛烈な批判を浴び、現時点では中止の方向に。
●マスク発注や給付金発行にまつわる電通や各種業者との癒着。あっさりバレるような内容ですさまじい開き直りっぷり。
●感染が拡大し始めたここ1〜2ヶ月の間、一切記者会見をしない安倍総理。出てれば叩かれることが分かっているから、ひたすらに露出をしない戦法。これが見事に功を奏しているからまた悲しい。
●東京で最大の感染増を迎え、県外の移動を一番禁止しなくてはいけない最中に、旅行代金の半分を国が補助する「GO TOキャンペーン」なるものが始まる。やっぱり帰省は遠慮してくれ、実施直前で東京は除外、とにかくめちゃくちゃ。ちなみに大手旅行代理店を通した場合のみ補助。
●これだけ大変な事態なのに、国会を意地でも開かない。
いちいち書いてられないけど、ああ我が国はやっぱりあの大日本帝国なのだなと、今もそのままなんだなと、実感した。
311の時にこの自民党政権でなくて、本当に良かった。大災害が今起きないで欲しい。そして戦争に一番近い政権だ。