その言葉が出始めた当初から「地上デジタル放送移行」に関して文句を書いてきた当ブログですが、いよいよ今月のXデーが迫ってきました。こんなアホなことが実現する訳がねぇ!と思い続けていましたが、実際は311で被災した3県以外は完全移行とのこと。
ここまで来たら、デジ・アナ同時放送というとてつもない無駄使いをやめるためにも、完全移行した方が良いのだと思います。でも、わが家ではまだ買っていません。
さて、完全移行の月に入った今月。2011年7月1日から、各テレビ局はとんでもないこと始めました。
完全に番組のテロップを妨害するほど大きな、移行日までのカウントダウンの文字。
これまでも半年ほどかけて上下の黒帯に告知のテロップを入れ続け、そのポイントを大きくし、頻度を上げ、ついには常時表示されるようになったにもかかわらずですよ。つまり、
「地デジ移行を知らない人が、いるはずがない」状況です。
もしいたとしても、それはもともと地上波テレビを必要としていない人。
じゃあなんのためにこのようなことを始めたのか。
「嫌がらせ」です。
見れないから、不便だから、早くテレビ買いなさい。ってことです。
上下のテロップが出始めた当初、相方が冗談で「この上下の帯がきっとだんだん広くなってきて、見える画面が狭くなっちゃって、最後に見えなくなっちゃうんだね」と言って笑っていたものでしたが、ここにきてまったく冗談では済まされなくなりました。
もう一つ、「余計な善意」っていう理由もあります。地デジ移行は知っているけど、どうしたらよいか分からないお年寄りに向けてPRしたい。
じゃあ最初からやるな。やるなら徹底的にサポートしろ。国と天下り組織の利益のために、国民にテレビを買わせ大量のゴミを作り出す、その尻拭いを完全に考えてから実施しろ。すべての家庭にチューナー配ることくらいは最初から折り込み済みで開始しましょう。
文句を言い続けましたが、この結末がどうなるのか、ちゃんと自分の目で見守って、少しでも後世に記録を残したいと思います。