『タンタンの冒険』を映画館で。3D。もう自分の観れるレイトだと3D以外の選択肢がないんだもの。
●何回も書いたけど3Dの意味は殆ど感じられない。すげーとか思ったのはステッキがこっちに向けてびょいーんて突きつけられた時くらいかな。でもこういううの、ストーリーに入り込むには逆に邪魔。
●タンタンが主人公だと思うとすげー色々気になるのでオススメしません。この映画での相方、ハドックさんが主人公だと思って観るのをオススメします。タンタン、そもそも人間的に何を動機に動いている人なのかが不明過ぎて(特ダネ追いにしてもねぇ…)そっちがいちいち気になっちゃう。
●何しろクライマックスが早くやってき過ぎちゃって、後がちょっと間延びなかんじ。これも主人公をハドックにすると少しマシに思える。
●実物と見間違う位リアルな顔だちなのに、お茶の水博士みたく、マンガチックで異常に鼻の大きい登場人物たち。正直ちょっと気味悪いですよ(笑)。
●服の質感とか異常。WETAの手によるCGはどこもかしこも驚愕のレベルの高さです。
●ダムが壊れてからの一連のシークエンス(この映画一番のヤマ場)はもうずっと爆笑しっぱなしだった。楽しい。
●楽しみ方の短さもストーリーのいいかげんさも浅さもみんな、たしかに『インディージョーンズ』シリーズにそっくりですな。
●この題材と舞台であれば、実写のものも観てみたいなぁ。『ヤング・シャーロックホームズ』みたいな。そういえば『インディー…』の3の冒頭でリバー・フェニックスが演じてた若きインディーが、まさにスピルバーグの中の「タンタン像」だったようだ。時期的に。宇多さんがラジオで言ってた。
●最初動機不明なタンタンも、しばらく観てるとそれもまた不思議な魅力になってくる気がする。
●もう一回観たいです。きっとまだ色々見つかりそう。