●TVで『世界の中心で、愛をさけぶ(映画)』を観る。web上では何だかんだ言って「思ったより悪くないよ」的な感想ばかり読んでいたので。こおゆう場合って、意外と感動したりするモンだ。
結果。タダでさえものすごく涙もろいお年頃のshiroであるが。最後までひとっつもグっとくるシーンがなかった。未来クンも柴崎コウもその魅力をまったく出さないまま終わった(ルックスはカワイイけど長澤まさみは元々あんなモンだろう)。
絵もキレイだしストーリーだってどうとでもオモロくできそうなのに…。なんであんなに感情移入できないんだ。演出か?34歳のオヤジを高校生同士の恋愛に入り込ませるには、やはりそれなりの普遍的な演出ルールとかオヤジ共通の思い入れプロットみたいのがあって、ソレがこの映画ではタマタマ入っていなかったとか?だから、オレ的にはあっちゅうまに忘れちまいそうなほど印象の薄い映画だったけど、現役高校生とか大学生が観たらぐっとクるのかもね。期待はずれ。
●TVで『Dr.コトー診療所(再放送)』を全部観終わった。最後までオモロかったなー!当初ウンザリ感のあった泉谷しげるも、終わる頃にはもう慣れちゃってた。最後までキビシかったのは大塚寧々だけで、あとのキャストはみんな素晴らしい。脇役もみんなイイ。漁師役の時任三郎もアリガチな役回りだったのだけど、ちょっとした台詞の違いや演出の違いで(でもコレが重要なんだ!)ぐっとリアルが増している。
そもそも過疎の離島にやって来た物好きな超天才医師ってゆう、その設定だけでタマらないのだ。今までどんな医者が来ても定着しなかった離島に、一人で何でも(手術さえ)できちゃう医師がやってくる。彼は過去の自分のミスを悔やみ、自分の医師としての人生をやり直そうとして、先端医療への道を捨て、この南の島へとやって来たのだった…。
ロケ地の美しさは勿論なんだけど、全体を通して絵作りがセンスいい。OP&EDも好き。最終回に出て来た、助手の和田の撮ったライカの写真とか、そんなトコまで気を配られてるのにはビックリ。TVドラマって結構こおゆう小道具でガクっとシラケちゃう事、あるじゃない。コトーや彩華さんと、島の住人達を映したこのスチル、すっげぇイイの。写真集欲しいくらい。
●Wikipedia
●ロケ地一覧。今もある診療所。台風にも堪えられるように、2,000万円をかけて建てられた建物らしいです。
●はてなキーワード『Dr.コトー診療所』