前半:「ああ〜俺恋愛オンリー映画とか苦手じゃん、何で観に来ちゃったんだろう失敗しちゃったかも…」
後半:「俺恋愛モノのこういうとこ好きだって前からゆってんじゃんね!サイコー!万歳!」
という、気持ち。
イヤ実際これはタダの恋愛映画などでは無いんですけどね。
松岡茉優、今までも素晴らしかったけど、これは彼女史上最高の松岡。ギャグからシリアスな見せ場まで息をするように自然にチャーミングに主人公ヨシカを演ずる。加えて最初はとんでもなくうざい相手役「二」の渡辺大知も素晴らしかった。
どこにでもいる当たり前の(だからこそ今まであまり描かれてこなかった)フツーの女性の話が、フツーだからこそ最高、愛おしい、と最後には思わされるこの脚本・演出の凄さ。突き刺さる台詞。クライマックスの言い合い。ゾクゾク鳥肌。松岡の名優ぶり、堪能しました。松岡!松岡!松岡!エンディングの爽快感!ファック!ファッーーーッック!(←ヨシカの口癖)
パンフレットが品切れだったのが超残念。原作も読もうと思います。松岡茉優に大拍手を贈りたい。『ちはやふる 結び』も楽しみだな〜。