昨日、浜岡原発の停止が決まったようです。勿論額面通り受け取れることばかりではないですが、歴史的な1日。まずは喜ぼう。
そして同時に心配な6月のTPP加盟の問題。これまでの歴史だとこういうバヤイはほぼ確定(参加)みたいだし。日本の食を、そしてすべての経済活動をがたがたにしてしまうだろう。
(管首相の「開国」宣言について)そもそも、日本は十分に開かれている。たとえば、日本の全品目の平均関税率は、韓国は勿論アメリカよりも低い。それどころか、農産物に限定しても、日本は各国やEUより平均関税率が低い。むしろ、日本の食料自給率の低さを考えると、「国を開き過ぎだ」という批判すらあってもおかしくないほどである。
それにもかかわらず「開国する」というからには論理必然的に関税以外の障壁、いわゆる「非関税障壁」を撤廃して対外開放を進めようということになるだろう。
(中略)
これは、関税の撤廃よりも深刻な自体をもたらす恐れがある。なぜなら、「非関税障壁」とは、社会的規制、安全規制、取引慣行、果ては言語や文化まで、外国企業が日本市場に参入する歳に面倒だと思うものすべてが含まれうる概念だからである。『季刊地域 No.5』〜自ら進んで国内制度、文化を破壊する「開国の精神」〜中野剛志