今まで日本が何をしてきて、私達は何を知らなかったか。ポイントポイントで聞いた事はあったしそのたびに「ひどいなぁ」とは思っていたけど、これだけ隠されていたということに関して本当に驚くし、理路整然とまとめられると、本当にお金のためとは言えなぜこんなことがまかり通っていたのかと思う。以前引用した内田さんの言う、
「原子力というのはね、あれは金になるんだよ」
そう言われ、自分でもそう言い聞かせているうちに、原子力という「人外」のものに対する恐怖心が抑制されたのである。
なんだ、そうなのか。あれはただの金づるなのか。なんだ、そうか。そうなら怖いことなんか、ありゃしない。ははは。ただの金儲けの道具なんだ、原子力って。
全員がそういう語り口を採用したのである。
(中略)
どうして原子力のような危険なものを、こんなふうに「雑に」扱うのだろう・・・と海外の原子力研究者は頭を抱えたはずである。
そこまでして「コストカット」したかったのか?日本人は命より金が大事なのか?
もちろんそうではない。話は逆なのだ。
あまりに怖かったので、「あれは金儲けの道具にすぎない」という嘘を採用したのである。
原発の設備をあれほど粗雑に作ったのは、原子力に対する恐怖心をそうやってごまかそうとしたからなのである。
という理由くらいしか、当てはまらないと思う。
今見るべき動画です。
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脱原発への道 1/2
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脱原発への道 2/2