大好きマンガのドラマ化『ヤンキー君と白杖ガール』1〜2話を観た。
素晴らしい。
超原作リスペクトで大切な勘所を外さず、しかも実写化で魅力倍増。俺が原作者だったらきっと悶え死んでる。
杉咲花が主演って聞いた時点でああこれはハズレはないな、とは思っていたけど、まさかここまでとは。キャスティングも皆絶妙。森生君はもう完全に森生君。
「原作の設定をなぞるだけのしょーもないラブコメ」になる可能性満載だったと思うけど、まー丁寧だ。相当なところまで気を遣っている様子が伺える。当事者が観てどうかは分からないが、少なくとも原作ファンにとっては大満足の出来。ユキコの元カレのエピソード紹介は正直急ぎ足で雑だったけど、1-2話で気になったのはそこくらい。スタイリストさんも良い仕事してるな〜。
このキャストと脚本でこれからあの話もあの話もやるのかよ。って想像するだけで、号泣してます。あとキャストが皆ハマり過ぎて、演出もギャグのタイミングが絶妙で好み。とにかく見事。これからも楽しみだー。
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ところで原作は新刊を追ってなくてやっと4〜6巻読んだのだけど、こっちも凄い。障がい者雇用のテーマについて当事者と雇用側どちらの目線も追っていて。バウハウス肥田野さんとかがやってるまさにアレを、少女マンガの体を借りてすごく分かりやすく、共感できるように描いている。
ドラマ化に際してメディアで「…原作の4コママンガをドラマ化」って紹介されてて、「ちゃんと調べろよなー」とか思ってたら…これ本当に4コマだったんだ…言われて始めて気が付いた。そういえば全ページ同じサイズで4つ割じゃん…て。紙単行本読んでる時は全然気付かなかった。こんな体験は人生50年で初めてです。