311から半年。今の気持ちをメモしておこうと思います。
半年経って、もはや「原発が必要か、不要か」なんて議論する必要がまったくないことが分かった。
この6ヶ月間にネットで出てきた(幸いなことにTVにもかなり出てきていた)情報を見ていれば、どんなバカでも分かるだろう。
日本では、原発は成り立たない。
(今まで知らなかった。ごめんなさい)
●原発の仕組みとか工事とかいいかげん過ぎ。
●地震多過ぎ。活断層多過ぎ。海水を利用する立地では津波も勿論抱き合わせ。
●日本のシステムではまともな安全対策がとれない。日本人(私たち)はあまりに原発事故が怖いので「事故は起きない」前提でしか物事を進められない。これからも勿論そう。というか一層その傾向は強くなるかもしれない。
●日本人(私たち)はあまりに原発事故が怖いので安全問題と経済問題をごっちゃにしないと物事を進められない。これからも、安全は遠い。
●廃棄物の処理とかちょー後廻しすぎ。ついでにもんじゅ、ダメ過ぎ。
じゃあ、何を議論すべきか。
●関係者の仕事をいかにキープしつつ原発を減らし、なくすか。
●甘い汁を吸っていた連中に、如何にゆっくりと諦めさせるか。もしくは安全危険とは関係ない新しい利権を作ってあげるか。
でしょう?ええと、発電量が足りないとかそういう理由はもういいよね?火力で電気代が上がるとかってのを理由に原子力を使うアホさ加減も今更説明いらないよね?放射能は体にいい?じゃあプルトニウム食って糞して寝ろ。
原発がどういうものだかこれだけ分かったんだから、議論は「原発をなくすためにはどうするか」を考えるべきでしょう?これらを実現するために電気会社の解体や新しい電気料金体系や雇用を生む代替エネルギーを検討すべき。これらができないから原発なくせない、ってゆうのは、明らかに順序と前提が間違っている。
これだけ入念に、長い期間をかけて、国民のお金をどばどば使って、何も反論できないよう、抜け出せないように仕上げてきたんですから、変えていくのはそりゃ大変でしょうよ。でもこれだけの事が今起って、その理由も分かっていて、再発も防止できないのに「これこれで大変だからちょー無理っすー」「大人なんで裏事情が良く分かるんですーなんだかんだいってみんな仕事大事だしー原発なくせないっすー」っていう順序が、俺には理解できません。