カテゴリー: マイブーム

富野由悠季監督、あまちゃん褒める。

人以外あまり褒めてるの聞いたことないので新鮮。

富野新作Gレコの正式?タイトルは「Gのレコンギスタ」」より抜粋。

富野:お話だけじゃなくて、テーマ曲も、なるほどツボにはまった時はこれかよー、作り手はコワいところにくるよねー、って見事にハマってるっていう意味で、要するに、ものをつくる・作品を作るって時に一番憧れるところに今あるのが、あまちゃん。

富野:観てない人にもうちょっとお話しなくちゃいけないのは「単純に視聴者に対して元気を与えているから、朝の連ドラとして」だけではないんです。これは宮藤官九郎さんの作劇論が優れているのもあります。どういう事かと言うと、言ってしまえば360度の視点を一つの劇に集中させている作り方をしている。

富野:逆にNHKこいつら、図に乗ってるんじゃないかこいつらと思っているのは(会場笑)、ある方法があります。たった3秒1cutの為に、エキストラ20人動員してバチッ。違う場所でロケセット組んで撮るなよ! ってぐらい贅沢な撮り方をしてるんだけれども、その2、3秒の別cutの入り方含めて巧妙なんです。ってことはどういうことかと言うと、一つの目線での物語論じゃなくて、何人もの人の目線がありながら、なおかつあまちゃんの話をドーンとやってるというつくりは、かなり見事ですね。

富野:「こう来るかぁー」って意味での作りの巧妙さ。二、三重の作りこみというのが、そりゃあ見てて気持ちが良い。だから何故あれが正味12分半に入るんだろうか、というのが時々寒気がするぐらい。

塩澤:今回、能年さんの魅力って大きいかなと。
富野:それに関してはスタッフに対して敬意を表します。よくあの人を、あの子を使う気になったなと。ホントに舌を巻きます。

富野 このくらい好きな場合ってのは絶対に影響されます。イヤでも影響されます。
宇野:「ガンダム・ダイバー」とか(会場笑・殴りにいく富野)?
富野:そういうことではなくて! 例えばね、「リアリズムとフィクションの間での女性性ってのはどういうものなのかなぁー、アキちゃんだったらこうなんだけども、僕はやっぱり、ほんとはどっかでユイちゃんも好きだからこういう風に作ろうかな」とか。
塩澤:ガンダム48とか出てくるわけですか?
富野:うるせぇよ(会場笑)!
宇野:∀とか最下位なんですよね。
(へこむ富野)

  

あまちゃん第91回:ユイvsアキ

北三陸に帰省中のアキ(能年玲奈)は、ユイ(橋本愛)に呼び出される。かつて、地元アイドルとしてステージに立った思い出の海女カフェで、二人は本音をぶつけ合う。ユイはアイドルを目指し、上京を夢見ていたが、父・功(平泉成)の病と母・よしえ(八木亜希子)の失踪により北三陸に留まらざるを得なくなり、すっかり投げやりになっていた。アキに冷たい言葉をぶつけるユイ。アキはこれまで秘めてきた思いを伝えるが…。

NHKオンデマンドのあらすじより)

すごい回だ。
あまちゃん史上かつてないシリアス回。何がって、海女カフェにアキを呼びだしといて罵倒の限りをつくすユイ。ここでのアキとユイのやり取りがすごい。何段階も、これでもか、これでもかとやりつくす2人。そう、ユイちゃんの初登場シーンから実は見ている我々は気付いていた。ユイのこういう性格を。特に豹変した訳でもない。この状況(上京直前に父が倒れ、その次には母が失踪)に置かれたら、まぁこの子ならこうなっちゃうわな。言ってみれば至極真っ当な展開。

だけど、その至極真っ当な「ぐれちゃった」気持ちを、僅か4〜5分のやりとりでさくっと浮き彫りにして、しかも最後にはやっぱり素のユイちゃんの正直なところがすっと見える終わり方、にまで持ってくる脚本の素晴らしさ!

最後にアキ母・春子に泣いてすがりつくユイ。この「どーしたん?ダイジョブダイジョブ」のかんじ、娘持ちの親にはたまらんよね。
やっぱり、キョンキョンのママは最高ということ!

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しかもこのアキ×ユイのやり取りの合間には、カットバックでユイのお父さんのバーシーンが入る。ここでお父さん、実は奥さんの失踪に既に気付いていたことを、実に軽やかに気持ちよく、誰も傷つけることなく上手にさらっと告白しちゃう。瞬間のBGMの入りもいいし、役者・平泉成さんの実力も相まってこれまたぐっとくるシーンとなっている。他にもバーのいつもの面々がユイのことで悩むシーンとか、副駅長吉田の「(ユイは自分達にとって何なのだと問われ)んだ!アイドルに決まってるっぺ!」とキッパリ言うシーンとか。キョンキョンがアキのベッドに行ってお茶目に寂しかったってイチャイチャするとことか(こうゆうの分かる分かる!でもこういう状況でさくっとやれるのが良き母なのだ!)もう細々と名シーンが。くう。

 

さて、これを書いている段階ではまだ92回を見終えたところで、実は92回ではアキのドラマ登場シーンがカットされるというショックな出来事が重なり、アキはまったく救われないママ次回へ「つづく」となっている。

あまちゃん史上かつてない重重展開。さてどうなる次回!

アキ「だけどオラだって、オラだって必死に踏ん張って這い上がろうとしてるんだ。気楽な身分だなんて言われたくねぇ!」

ユイ「ふっ(笑)40位の繰り上げ当選のくせに自慢しないで!」

アキ「自慢じゃねぇ!それがオラの現実だ!

アキ「ダサいなんてそんなの……自分が一番分かってるよ。

アキ「どんだけ不幸か知らねえが、ここで過ごした想い出まで否定されたら、オラぁやってらんねぇ!!!(叫ぶ)」

カフェを走って出て行くアキ。

  

あまちゃん第83回メモ。

ユイ(橋本愛)は、万引きしようとしたところを春子(小泉今日子)に目撃され、そのまま喫茶リアスに連れてこられる。春子は、投げやりなユイを厳しくたしなめる。そのころ、アキ(能年玲奈)は鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の付き人として、忙しい毎日を送っていた。「昔の自分と似ている」と話す鈴鹿との間で、奇妙な関係を築き始めるアキ。そして、事務所の社長・太巻(古田新太)が、アキの運命を左右する重大発表を…。
(NHKオンデマンドのあらすじより)

冒頭からこんだけシリアスモードで始まる回もなかったんじゃないだろうか。またまた名シーン続出。
ぐれちゃったユイちゃんを叱る春子も勿論なんだけど、おれがぐっとくるのは東京の方の、アキと鈴鹿ひろ美の会話。なまりが話題になった時に

アキ「ひとりくらいなまってたっていいべ?テレビだからって、みんながみんな、おんなじ言葉しゃべんなくたって、いいべ?」
このセリフを、アキの顔じゃなくてアキなめの鈴鹿ひろ美の顔で見せてるんだけど、この鈴鹿の表情がね、なんか泣けるんすよ。色々思うわけじゃないすか。普通なようでいて、このセリフって。深い。

アキ「それに、おらが標準語喋ってるの、夏ばっぱや、海女クラブの人達が聞いたら、残念な気ぃすっべ?」

鈴鹿「あんた、おばあちゃんや海女さんのために女優やんの?」

アキ「そしたら鈴鹿さんは、何のために女優やんだ?」

鈴鹿「(…間…)(作り笑顔で)わがんね」

アキ「(嬉しそうに笑う)」

2人の顔演技と、演出の「間」が素晴らしい。
ぐっときました。

前回の82回の最後で、アメ横のどっかの屋上で種市センパイとアキが話しているシーンがあって。ここでは種市がユイの悪い噂を話しているんだけど、カメラはずっとアキの顔を追ってる。セリフはないのだけど、この、ユイの噂を聞いている間のアキの顔演技もすばらしい。既に夏や誰かから噂は聞いているであろうこと、そのことについてアキはそれなりに考え、既に自分なりの対応や気持ちを固めていること。アキの芯の通った性格。もろもろがその表情から見て取れる。

昨日の「たまむすび」でピエール瀧さんが言ってたけど、だいたい3カメくらいで撮ってるから、編集でいかようにもできるらしい。それだけアキの演技が良かったという判断なのだろう。スイッチせず長回しで見せる見せる。

回を重ねる度に、ベテラン俳優達の演技には勿論感心するんだけど、アキの演技力に知らずと惹きこまれている自分に気付く。この子、底知れない。というか、周りのパワーも吸収しながら、どんどん育っているのかも知れない。

ナレーションがアキに変わる前もスタッフは「出来るのか…?」とかなり心配だったらしい。それがあまりにも出来るので驚いたと。ずぶんも驚いた。というかアキのナレーションは今やあまちゃんの大事な柱になっている感さえある。どこまで楽しませてくれるんだ能年ちゃん。

(で、最後はちゃんと明るい希望を持たせて終わるのもイイ。これぞ連ドラだよ)

  

あまちゃん第79回:だめんずになった種市先輩

あまちゃんメモ。
第79回は、安部ちゃんのお店でアキと種市先輩が初めて逢い、一緒に寿司を食べに行く会。

2人でユイの話をした後に沈黙して、
「まだ付きあってんのが…」から始まるアキのふてくされセリフがなんともカワいくて笑える。

アキ「そーがそーが、遠距離恋愛続行中か!(キレ気味)

アキ「先輩も、なまってる方でねぐてカワイイ方がこれば良かったのにって思ってるクチだな!

アキ「そーがいそーがい。すいませんした」

種市「別にそんなこと言ってねーじゃん」

アキ「『言ってねーじゃん!』はーいづの間にやら標準語かー!

あぐらをかくアキ

アキ「かっこいいなー!『って南部ダイバーじゃん』?」

種市「天野!(怒鳴る)」
20130701

あまちゃん屈指のアキ方言名シーンであった。

一方ウチの妻は、この後に種市が告白する内容を聴いて、呆れていた。
空港建設で海底作業をする筈が、工期の遅れでスカイツリーの現場に回された種市。そこで自分の高所恐怖症に気付き、耐え切れずに仕事をやめてしまう。「地元に戻り南部ダイバーの指導者になるか」「ユイも東京には来ないし」「仕事さねぇのに東京さいてもしょうがねぇ」と話す先輩を見て(先輩は変わってしまった)と思うアキ。

妻「はーよくいるんだよねぇこうゆうの。だいっ嫌い。仕事でちょっと何かあるとコロッと変わるヤツね。うんうん。だめ男あるあるだね。はーーーーーーーはーーーーーーー」
「(寿司をおごったことに対して)仕事してないくせに社会人風吹かせてんじゃないっての」

と、キョンキョンばりの早口で言い捨ててた。
妻の中で、種市先輩が一気にだめんずに墜落した。

まぁでも高所恐怖症ならしゃあないでしょ?という気も。それよりも、アキと種市先輩の間の、こうゆう気のおけない会話?みたいのが見れた方が嬉しかったなぁ。ちなみに妻は、アキのふてくされシーンは全く琴線に触れなかったようで、男女の見方の違いが分かりますね。
ちなみにこの回での妻のハイライトは副駅長・吉田君の
「(高い声で)おいおいやめろよ。彼女イヤがっているじゃないか」
だそうです。

さてさて、この後種市ちゃんはどのような復活を遂げるのでしょうかね。それともだめんずのママなのか。まさかそれはないでしょう?

  

あまちゃん第72回。旗振りシーンは連続で撮影した。

前回書いた夏ばっぱの旗振り見送りシーンの撮影裏話が公式サイトにアップされていました。引用します。

実は、「春子のために旗を振る」シーンと「アキのために旗を振る」シーンは同じ日に撮影しました。春子とアキを送り出す気持ちは同じですが、時代設定は25年前と現在なので衣装もヘアメイクも違います。

私は最初、母親としての思いを大漁旗に込めて春子のために精いっぱい振りました。普通ならそこで1度ロケバスまで戻って衣装チェンジとヘアメイクをするのですが、ロケをしていた海岸からロケバスまでかなりの距離を歩かなくてはなりません。撮影時間も限られていたし、春子のために旗を振ったときの気持ちを断ち切ることなく、同じ思いとテンションでアキのために旗を振りたかったので、その場で衣装チェンジとヘアメイクをしたいとスタッフの方に言いました。そこからが大変でした(笑)。大急ぎで簡単な目隠しを作ってもらって、男性スタッフの方には「あっち向いていてくださいね」ってお願いして、海岸で大急ぎで着替えたんです(笑)。

これは、そうやって出来上がったシーンです。そして私は、このシーンが大好きです。母が旅立つ娘のために、そして孫のために大漁旗を振るってすてきですよね。どんな言葉より、母や祖母の思いが詰まっていると思います。

あの演技の裏側には、やはり強い思いがあったんだねぇ。

あまちゃん第72回。岩手編最終回。

久し振りに「マイブーム」カテゴリに「あまちゃん」を追加。
『カーネーション』も本当にすごかったけど、この『あまちゃん』の毎回のテンション・濃密度・書き込み度たるや本当にとんでもないレベル。毎回2〜3回観てもその度に細かい発見があって。何より明るいのがいい。日本中があまちゃんのおかげできっと従来比5%位は平和になっている筈だ。

さてさて折り返し地点、岩手編の最終回:第72回についてメモしておきたい。これまでクライマックスは何回もあれど、これがやはり一応の区切りだろうか。神回と呼ぶにふさわしい。

●あ、その前に71回の最後。出発の朝に夏ばっぱがワカメを採りに家から出るところ。それを探しにアキが外を見にいくところ。あすこにいきなり入るスローモーション。あれ勘弁してよ。悲しい予感でもう胸がはちきれんばかりになる。ついつい忘れがち、いや忘れたくなるけど、この別れは…何かの意味を持つものなんだろうか。いやだ。

【第72回】

15分の中でなんと4回もクライマックスが訪れる

1)北鉄に乗ったアキを見送る春子のセリフ。「あんたは変わっていない。だけどみんなに好かれたね。みんなに好かれた。あんたじゃなくて、皆が変わったんだよ。自信を持ちなさい。それはね、案外すごいことなんだからね!」あの表情。あの顔。お母さんなんだよ。完全に。そしてキョンキョンの、あの凄さをもった、実在している、アキのお母さん。決意を持って、娘を見送るあの表情。その気持ちを思って号泣。

2)25年前の、春子の出発シーンの回想。北鉄の開通日。浜で大漁旗を振って春子を送る夏ばっぱ。大吉に電車の中で語りかけられたせいで、それを見ることがなかった春子。25年間恨み続けたそのことを、今勉さんの告白によって知る。

同じシーンを何回も流して、その度に新しい意味が加わって、同じシーンなのにどんどん意味が違って見えてくるという手法を『あまちゃん』では本当に上手に使ってるが。中でもこのシーンが一番多く流れていると思う。その都度裏の意味が見えて来るんだけど、今回ついに…
春子を見送る夏の思いを、25年たって初めて知る春子。旗を振って「ばんざーい!」と叫んでいた若い夏さん。最高の演技。
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3)現在。また車掌に話しかけられてあやうく同じことの繰り返しになりそうなところを、他の乗客に救われる。今度は夏ばっぱの見送りをちゃんと見届けることができたアキ。春子の思いも、春子ができなかったことも、1つ1つ実現していくアキ。25年前と同じく、また大漁旗を振る、ばあちゃんになった夏ばっぱ。同じく「ばんざーい!」で見送るばっぱ。海女のてぬぐいで応えるアキ。そこにかぶさる、オープニングのメインテーマ曲。岩手を去ることになり観ている人がどうしても寂しくなりがちな岩手編の最後を、期待とともに新たなスタートを切ることになる、いわば東京編のオープニングでもある。満面の笑顔で旗を振って見送る夏ばっぱの表情。観てるこっちは笑い泣き。
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4)間髪入れず、ユイの父が倒れ一緒に行けないという衝撃の展開。観ているこっちの気持ちはもう大波のように揺れています。ココは本当に前もってストーリーを知らなくて良かった。「じぇじぇじぇーー!」だったよ。心の底から。
自分も東京行きをやめるというアキを、泣きながら説得するユイ。
2人を隔てる北鉄のドア。たたみかける哀愁のBGM。絶叫しながら電車にすがりつき見送るユイ。呆然として見るアキ。電車はアキ一人だけを乗せて、出発する。

そして次回。東京編へ「つづく」。

これが15分ですよ。なんだなんだもう。すごすぎる。

そして駄目押しに次週予告。これまで宮本信子が担当していたナレーションが、アキちゃんに代わる。
東京でのイキナリの厳しい状況をダイジェストで伝えるその口調も探偵物語やら山田太一風やらこれまた色んなパロディと思われ…。
また最後に笑わせるというこの緩急具合!

「上京したアキは、初日から過酷な試練を受けまくります。
帰りたい。不意打ちの自己紹介。揺るぎない階級制度。
キレイな劇場。奈落と呼ばれる吹き溜まり。
自己紹介、自己紹介に次ぐ自己紹介。
ユイちゃん、大事件です。以上。」

東京編についてはまたメモを書こうと思います。
とにか目が離せない。あまちゃん。以上。

  

TBSラジオ『Dig』が素晴らしい

車に乗っている間は常にTBSラジオのPodcastを聞いている。

映画評論コーナー「シネマハスラー」をきっかけに、もう2年位前から聞いている
『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』

『キラ☆キラ』の後番組。最初はイマイチのれなかったが、最近はすっかりタマちゃん(赤江珠緒アナ)大好きになっちゃってる
『たまむすび』
(ただしほぼ火〜木曜日のみ)

そして、平日毎日一時間オーバーという放送時間のため、実質聴いている時間の一番長い
『Dig』
毎日毎日テーマを決めて、そのジャンルの専門家をゲストに呼び、女子アナと日替わりのメインパーソナリティーの2人が質問をしたり意見を述べたりして、そのニューステーマを掘り下げる(Dig)番組。日替わりパーソナリティーはほとんどがフリーのジャーナリスト。

今この番組が一番好き。これだけあれば、もうニュースは他にいらない。
一つのテーマで一時間というボリュームも良いが、一番好きなのは聞き手の2人のスタンス。
「普通」なのだ。

世の中のニュースを聞いて、「それってどうなの?」と普通に疑問に思うことを、ほぼ聞いてくれる。答えてくれる。その答えがいつも納得いくものとは限らないが、少なくともスタンスは「こちら側」と一緒だと思える。これだけでもマスコミのなかではどれだけ希有なことだろうかと思う。余計な話題で脇道の議論に逸れることもあまりない(呼んだゲストによってタマにとんでもない回があるが、それに対して「あーあ」と思っているのは恐らくメインの2人も一緒なので、まぁ少しマシ。そもそもそういう回は途中で飛ばして聴かないけどね。)

分かりやすく言えば『TVタックル』を観ている間のあのイライラが、殆どない!ということです。(あの番組を一時間みたらまず9割方イライラしています)

掘り下げる内容も深く、方向性も鋭くて、きっとマスコミにはあんまり出ないだろう人の解説もゆっくり聞けて、だから永久保存しておきたい回もしょっちゅうなんだけど、基本WEBからは1週間したら消されてしまう。だからiTunesに入っているデータも消せなくて、どんどん溜まっていく。

ちなみに今保存しているデータをちょっとだけ。

「石原慎太郎の人物像に迫る」
「未決拘禁者の処遇について考える」
「ディズニー帝国」
「デモを行う権利と民主主義」
「大臣と官僚」
「ストーカー殺人は何故繰り返される?」
「解散と総選挙」
「パレスチナとイスラエル」
「震災関連倒産」
「日本の司法制度と死刑」
「介護と仕事の両立」
「原発導入の歴史」
「原発政策」

もう一つ一つに解説付けてオススメしたいくらいなんだけど。平日毎日なんで全然おっつかない。
つか聴くのも追っつかない。そのボリュームも嬉しい。

今のおれにとって、すっごく、すっごくありがたい番組。というかメディアに接してる時間の半分以上はTBSラジオだな。趣味を聞かれたら「TBSラジオ」とでも答えればいいか。

テレビや新聞のニュース関係でいつも「いらッ」としている方は、是非一度『Dig』を聴いてみてください。

  

クラリオンのメモリーナビで快適Podcastライフ

前回、Bluetoothレシーバのことであーだこーだ書きましたけど、結局カーナビ一発で全部解決しました。Bluetoothレシーバはたまの徒歩時にしか使っていません。

買ったのはこれ。

クラリオンカーナビNX502

いわゆる「メモリーナビ」と言われるジャンルらしいですね。DVDでもHDDでもなく、SDカードなどで動くナビ。
ざっと機能挙げただけでも

●Bluetooth接続
●iPod入力・コントロール
●その他USD入力
●DVD各種再生
●地デジ
●MicroSDカード入力
●全面AUX入力端子
●背面AUX入力

これだけの機能がついて、実売価格4万円以下。最近のナビ事情、特に「メモリーナビ」なるものの存在を知らなかった自分にとっては、相当な衝撃でした。

だってこれだけの機能を備えるのって、少し前の時代だったらHDDナビでしょ?30万円くらいしていた世界だよ?
しかも昔のDVDやHDDナビと違って画面デザインが断然センスいい!コレ本当に赤字ポイントですよ!

で、今はですね。背面から出ているUSBケーブルをダッシュボードの中に出し、そこにiPadを繋ぎっぱなしにしています。これで、NX502のモニターでiPadの「ミュージック」が操作可能!何故かPodcastの連続再生も可能になっていて(なんのことはない、1つエピソードが終わったら次のエピソードが再生されること。こんなことさえもこれまでは出来ていなかった。)、本当に快適です。最初はBluetoothで繋いでみましたが、やはり直接接続と比べると音質は劣るし、何より操作できることが段違い!Bluetoothだと送り・戻し、くらいですからね!

繋いだままでも、車の駐車場所がルータに近ければ、車から出さずに無線WiFi同期が取れます。この便利さのおかげでiPadを車から出さなくなった!これだったらiPodTouchとかで良いのにな!

逆に、NX502の悪いところは…

●ナビが細かい反応をしない。停車時や駐車場等で車の方向転換が激しいと、まず正しい向きを向いていない。なのでナビMAP中の建物などと照らして行く道を確認しないといけない。おしなべてナビの性能はかなり落ちる(DVDやHDDナビに比べて)。

●フリックオペレーションは、動いている車内ではちゃんと反応しなくなる。つまり指先が震えることで、「クリック」ではなくて「ドラッグ」だと認識されてしまい、ずっとアイコンがふるふる震えるだけで次に進んでくれない。

いやしかしこんなの、些細ですよ。
おかげさまで最高に充実したPodcastライフを送っています。ちなみに今聴いているのは
●TBS Dig
●TBS たまむすび
●TBS ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル
が三大巨頭。これさえあればテレビもラジオ(笑)もいらない!てな位。

シヤワセな時代やなぁ〜

  

TBSラジオ番組改編

めでたく当ブログの「マイブーム」カテゴリに入ったTBSラジオ『キラ☆キラ』ですが。この3月で終了します。

寂しいです。特に吉田豪さんと町山智浩さんの日は心待ちだった。西寺郷太さんも。堀井さんは正直…言ってることは分かるんですけど。もっとゆっくり冷静に話してくれたら「そうだよね〜」と思うんだけど、例えば直近の回は

「坂本龍馬がいかに何も成し遂げていないか。そんなことも知らずに「尊敬する人」として龍馬を挙げる政治家の、なんと信用できないことか」

って話で、でも彼の「ばっかじゃねーのそんなことも知らねーの」オーラがびしばしの早口すぎるテンポであれなんですよ。言ってることは分かるけどあなたの言い方は嫌い、ってことなんですよね。同じような思いを聴いてて何度も感じた。
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タマフル:車特集byアンディ

「『(アナウンサーの後輩にある時)安藤さ〜ん、モテる車ってなんかないすかね〜」って聞かれた時にね、もうホントに僕、後輩だろうが二十歳くらいのADさんだろうが必ず僕敬語で話しているんですよ。ね?今日のディレクターの近藤さんにも必ず、後輩ですけど、敬語なんですよ。

はじめて『てめぇふざけんな』って。」

「(爆笑)」

「『てめえ』って言ったのは後にも先にも多分その時だけだと思うんです。」
「(車に)もう『乗るな』と。」

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル
サタデーナイトLabo
2011.12.3「車特集byアンディ」

俺にとってTBS安東弘樹アナ(アナウンス部次長)の印象を決定的に変えた回でした。最高楽しかった。続きキボンヌ。

  

FB

Facebookについて、キラ☆キラで小島慶子アナが「あの『いいね!』ってあるでしょ。あれをね、一度でも押しちゃうと、もう他のすべてに「何故これは押さないのか」的な理由が必要になっちゃう気がして。そんなこと考えたらもう一つも押せなくなったちゃったのね。それでやめちゃった」みたいなことを言ってたんだけど。

まったくまったく同感です。

仕事に少しでも活かせるかと思ってFacebookに復活しましたけど、ファーストインプレッションは「キモっ」。まぁ書いてるとまたキリなくなるから書かないけど。例えばあの「友達リクエスト」ってむちゃくちゃ断りにくくないか?でもすごい機能がいっぱいいっぱい備わっているので、それを試しているのは楽しいです。同じこと思っている人、きっと多いと思う。

TBSラジオがブーム

昨年秋から、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(通称タマフル)」のPodcastにハマっている。もともとは映画評論コーナー「ザ・シネマハスラー」を何かのきっかけで聴き始めたのがはじまり。元々映画は特に好きでないけど、見ていない映画を、そこそこのネタバレで「どういう映画なのか」「どうおもしろく、どうおもしろくないのか」を理路整然と語るその内容が衝撃的。衝撃的というのは大抵「悪いことも話す」からなのだけど、ウタさんもそう。 続きを読む

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ

小島慶子『キラ☆キラ』で紹介された、震災で卒業式が中止になった立教新座高校の校長先生が卒業生に向けてホームページに掲載したメッセージ。サブ情報として『キラ☆キラ』では、この学校がいわゆる私立エスカレーター式の、比較的裕福な家庭の生徒が多い高校であることであること、それ故の意味の深さについても小島アナが言及していた。

全く同感だ。私の思う「大学時代」の意義を、これだけ明確に(しかも教育者側の人間が)表現しているのを初めて見れた気がする。そしてさらに付記するなら、都会っ子大学ではない全国規模の話で言うなら「自分の生まれ育った土地から離れた場所で」自分の管理する時間を過ごすことだ、と加えたい。将来高校生になった娘に、読ませたいので全文転載する。

元のページ:「卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ)

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洋ちゃんの『いいとも』とおにぎりロケなど

またまた久しぶりのNACSエントリです。今回は大泉洋ちゃんのテレフォンショッキング出演。今やNACSが全国TVに出るたびに感想書いてたら毎日毎日書いてなきゃいけないですよ。ってな位ですからね。特に洋ちゃんなんて今はもう一日に確実に10回以上見てます。あのCMのおかげで。

まぁ『いいとも』は良いんです。ナックスハリケーンの話とか、ドラバラファンとしてはとても嬉しかったけどね。ポイントは、あの電話を受け取ったのは『おにぎりあたためますか』のロケの真っ最中だったって事。で、その電話のシーンが『おにぎり』のオンエアでも流れるらしいのです。他局なのに。それってすごくね?

このユルさが北海道番組を見る楽しみの一つ。ちなみにおにぎりのWikiを見てみると過去にはこんなシーンがあったようです。

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北海道物産展その2

結局お昼休みに行ってきました、北海道物産展。ただでさえフロア全体がすごい盛況だったのだけど、その中でもHTBブースはスシ詰め状態。入場待ちの行列がずらーと並んでいて、もうダメだこりゃ状態。で、そこいらへんのスタッフに聞いたら15分後に佐藤麻美ちゃんが登場するという事なので、デパートの外に出て、ちょっと用を済ませてから再訪しました。

071002_1300~002.jpg10何畳ほどかと思われる片隅の物置のような(笑)「ステージ」の前で待っていると、どうだ、onちゃんをひきつれて麻美ちゃんが登場だ。おお、カワユス。しかも「ステージ」前の観客は20〜30人しかいない。かぶりつき。つかそのまんま目の前だ。たっぷりと麻美ちゃんのトークを堪能しました。でも周りの女子達はみんな「onちゃんクワイイー」だけで麻美ちゃんには殆ど声掛けなし。うーん。若い女子にとっては『おにぎり』の中の麻美ちゃんなんて、ただの大食いのお○さんなのかなー。オレらにとってはアイドルだよ!→麻美ちゃんへ。

新グッズ、おにぎりDVD紹介の後に撮影タイム(麻美ちゃんとonちゃんに挟まれて自分のカメラで写真を撮ってもらえる)があったのだけど、そこにいる中でスーツ姿はオレの他は明らかに番組スタッフと思われる方達だけで(笑)。さすがに恥ずかしくて帰りましたとさ。

でもさー、アレ行列に並んでる人からは全く見えない位置のイベントなのよ。可哀想だよなー。アレは完全に会場側の責任だろうなぁ。

惜しむらくは相方の体調が悪くて一緒にいけなかったこと。家族で麻美ちゃんonちゃんと写真撮って欲しかった!!うーむ残念!

『おにぎりあたためますか』感想エントリへ

北海道物産展

来週地元デパートで行われる某北海道物産展に、ついにHTBブース登場!もしやの藤やん来訪に備えて、初日OPENへ相方(とムスメ)を送り込みます。

うちのムスメはぐねぐねの天パなので、ちょんまげを二つ作って「蟹頭(十郎太)ヘア」にして藤村に見てもらうんだ!と息巻いている相方ですが。来てくれるとイイねー。

原付西日本で違法行為

北海道新聞:HTB「水曜どうでしょう」 7年前、鳥取砂丘で砂を違法採取 地元放送で発覚
だそうな(笑)。最後の文章がイイね。

自然保護法に時効はなく、違反した場合は原状回復が基本。しかし、「難しい場合もある」(環境省北海道地方環境事務所国立公園・保全整備課)。今回も砂を元に戻すのは難しそうだ。

イヤイヤ、これで新作ネタが一個できたじゃないすか。

つか、公式サイトで一応お詫び出てるんだけど、同時に掲載されてる日記が

(8/7付)
さて明日からお休みと出張がありまして、こちらをまた留守にいたします。
来週また、お会いいたしましょう。

だもんなぁ(笑)。あきらかにD陣不在。「砂丘近くのレストハウス周辺に飛び散った砂で、採取したディレクターは「問題ないと思った」と話している。」ってのも携帯電話かナニか、かな。

話は違うが、今や北海道のNACS番組は、『1×8いこうよ!』は勿論、CSとはいえ『おびぎりあたためますか』等も既に全国放送となっている。その影響力たるやまったく侮れないと思うよ。気軽に出演した飲食店もまさか九州の片隅にまで放送がゆき届いてるなんて、想像もしていなかったろうね。『ドラバラ』に出たマイナーな北海道ローカルタレントを、DVDによって全国のファンが知っちゃってる状況がココにある。ちょっと違うけど以前書いた「スポーツ新聞の記者が世論を握っている」の件を思い出した。話は更にとんで、最近ワイドショーで「では、このニュースを新聞で詳しく見てみましょう」という耳を疑うセリフを聞いた。どうなってるんだ。

元ネタ:襖からサムライ

北海道TV

毎度ありがたくいただいております北海道NACS番組のDVDを観終わりました。あー寂しいなーもう。

070501_02.jpg今回インパクトあったのは、『おにぎりあたためますか』の「癒し埼玉」のあたりでの、マミちゃんの顔の丸さ!どこかウチの娘(6ヶ月/ぷっくぷく)を思い起こさせるのだ。あんな女性になって欲しいなぁ。そして温泉での歌声(のみ)披露。

「温泉につかりながら、壁越しにオンナノコとお話をする。」
男としてグッとくるシチュエーションTOP5に入るのでは。

そしてナックスと言えばビッグニュース。初の全国版CM出演です!
ここから見れます。
グリコ DONBURI亭TV CM
ヤスケンの水切りの顔、シブい!!

まぁそろそろ全国展開もコレくらいにしてもらわないと。『おにぎり…』はイイとしても『ハナタレナックス』とかできなくなっちゃうじゃない。あとやっぱし夢は『ドラバラ』復活ですよね。このくらいで知名度が止まって欲しいモノですわ。そして末長く、末長く…。

ABOUT

1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。