Netflixドラマ『三体』S1完走

Netflix『三体』season1、解説回含め完走。

原作は最終巻の真ん中まで既読。
製作:デイヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス、アレクサンダー・ウー(ゲーム・オブ・スローンズ)

原作は3部作のうち2部の黒暗森林くらいまでは結構ノリノリで読んでいたものの、3部に入ってスピード激減、ついに最終刊の途中で止まってしまったまま。1部を読み始めたのはもうずっと何年も前で、正直骨子以外はうろ覚えもいいところ。

このNetflix版は、そんなうろ覚えの自分でも分かる位に、キャストも構成も大幅にアレンジされている。どこがどう変わってなどを語れる記憶は全然ないが、ドラマの方がずっと理解しやすくなってるように思う。
その分、原作の重厚感は…マイナスされている印象だが、これは善し悪しかも。

小説のあの凄みが
映像になって更にパワーアップ…!
という程ではなかった。少なくともシーズン1は。

じゃあ原作未読だったらどうだったか、と言えば
これは文句なしにお薦めできるSFドラマだと思う。

(正直、三体原作があまりに並外れてるので、それと比較してしまうと、このドラマが一般的な連続ドラマと比べてどうなのか、もう客観的には分からないのです…)

とんでもないスケールの原作と、スタッフのラインナップのせいで、異様にハードルを高めて観てしまったせいだと思うので、未読のSF好きはぜひぜひ。

※「あの8年間」ずっと

DAVID BENIOFF
&
D.B.WEISS

というクレジットを、
衝撃の余韻と共に見続けた
『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンなら
この期待感は分かってもらえるだろう。この文字が出ただけでアドレナリンが…笑

期待以上!ということでは、なかったけど、これだけの映像化が現実となってリアルタイムで観られる今の環境には感謝しかない。続くシーズンに大期待。

【以下ちょっとネタバレあり】
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GOTからはサム、ダヴォス、ハイ・スパロー、あとちょい役でヴァリスなど、お馴染みのメンバーが活躍していて、それだけでもなんだか懐かしくて嬉しい。というかGOTのイメージが邪魔して、しばらくはウェイド(ダヴォス=リーアム・カニンガム)がどうしても良い人に見えて人格が定着せず困った。

特にハイ・スパロー(ジョナサン・プライス)が三体同盟の幹部を演じているのがめちゃくちゃハマっていて、あの、マイロードとの音声のやり取り(人類は嘘をつく)は名シーンだったな…。

Dr.ストレンジのウォン。彼が喋ってるだけで場が持つとはメイキングで誰かが話していたけど、すごい安心感あるわ…。

原作を読んでいる最中でさえキャラクターを覚えるのが大変だったのに、Netflix版ではキャラが分裂したり?人種が変わっていたりして、その変更を追うことはほぼできず、新キャラ気分で観ています。

原作を覚えていないと言えば、あの船丸ごとスライスシーン。
少なくともドラマの流れで言えば、三体との会話データを奪うのが目的だよね?「同盟会員を全員殲滅せよ!」なんて言ってないよね?聞き逃しちゃったのかな。
データ奪取が目的なのに、あんなにスライスしちゃったら大事なデータが真っ二つになりかねないじゃん。つか探すのがかえって大変にならない?
というような脳内ツッコミが邪魔をして、せっかくの最大クライマックスシーンを楽しみきれなかったよ…。VFXは大迫力で文句なしに凄かった。

脳を送られる人って、原作だと三体に捕捉されて、あとでバカ長い寓話を送ってきた筈。
コースアウトしてどうなるんだろう。ドラマ版は他の場所に行っちゃうとか…?

原作の記憶は曖昧だし大幅な改変は予測つかないしで、良い意味で先が見えずドキドキです笑

今Huluで配信している中国テンセント版は…以前観て2話くらいでやめちゃった。こちらはかなり原作に忠実らしいけど、冒頭の文革シーンもないし、絵的に映えない。自分には観るモチベーションが湧かなかった。堪え性もないのだ。

season2も期待してます!

※細かい話だけど、WEBメディアでの紹介が皆
Netflix『三体』<全8話>
て紹介していて、いやー<全8話>は絶対に無理だし、原作知らない人にとってこの表現はある意味詐欺にも近い。
でも公式が「season1」て入れないと、皆出せないんだよなきっと。難しいね。

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