羽海野チカ『ハチミツとクローバー（8）』。この巻数になってまで、こんなにドキドキうるうるさせられるとはね〜。羽海野さん、スゴい。底知れないっスよ。
レンタルDVDで井筒和幸『パッチギ！』を観る。京都の朝鮮高校とその周辺を舞台にした、喧嘩とセーシュンと日本人と在日朝鮮人の物語。
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終わった後にすぐ最初から見直したくなるくらい、面白かった。出てくる役者がみんな、魅力的。特に真木よう子、波岡一喜、尾上寛之。他にも名前分からないけど気になる脇役がいっぱい。オダギリジョーのヒッピー姿もみょーに似合って笑えたなぁ。
在日朝鮮人の役ドコロはすべて日本の若手俳優なのだけど、完全に役を演じきっていて、コレまでも見たことある子も多いはずなのに、あんまり気づかない。終わった後にCAST紹介を見て出演映画を確認してやっと…ああ、あの子？と気づく位。
なにしろ最初登場して2〜3言の台詞言った時点で、もう引き込まれちゃうのだ。みんな魅力的に映っています。爽快ながら考えさせるストーリーも、リアルな演出も、とりあえず文句を言う所なし。あ、最後の方で一人死んじゃうトコロはえっ？と思った。後につなげるには必要なプロットだし、多分コレも実話が元になってるんだろうけど、じゃあもっと納得いく（せめてギャグと勘違いしないような）死に方にして欲しいよ。←ネタばれ。
さてこの映画を借りたきっかけは、つい先日のNHK『トップランナー』に、この映画のプロデューサー李鳳宇氏が出てたから。この映画の脚本は、彼の朝鮮学校時代がベースになっていて、曰く「誇張はあっても嘘はありません。みんな実際にあった話です」といっていました。まぁ時代も68年だしちょうど『69』みたいなモンなんだろうけど、結構好きだった村上龍の原作と比べても断然こっちの方が魅力的に見えてしまう。負けたな、龍。
おススメです。
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