映画館で。あまりの入場数の多さに一度は挫折。
冒頭から新キャラ全開でインパクト十分。ぐぐっと惹きつけられる。
これは先にTV版を復習しておけば良かったー、と思いましたね。オリジナルをベースに進むんだけど、所々「あれ？そうだったっけ」と思うような変更が加えられてる。例えばトウジがエヴァに乗らないでレイが乗るとか。勿論この位はさすがに憶えてるけど、事前に復習して確証があれば、あのドキドキ感はイヤ増しだったと思う。そんな箇所が多い。
使徒はどれもこれもオリジナル版から大幅に進化して、登場するたびに鳥肌。新登場の時計がやっぱり印象に残る。あとアスカの初登場シーン、『イナズマキック』一発で殲滅するのが笑えた。
キャラクター。全編通してウジウジ暗いシークエンスが大幅に削除されてて大好感。『エヴァ』ってそもそも、この少年少女のウジウジした自分語りが自分的に全然共感できなかった。イヤ多少共感できないワケではないが、ウザかった。その辺りがガツンとカットされ、気持ちのいいエンターテインメントに昇華されている。
アスカと加持の絡みなんてホントに「ああもう面倒くせぇ」なだけのプロットだったけど、全削除。いいねー。その代わりにシンジをめぐるレイとアスカの恋のさや当て。イイよー！こうでなくっちゃ。あのウジウジは最初観るにはイイけどさ、10年も経ってまた観たいとは到底思えない。正解。
全編通してアクションシーンのセンス良さ！本領発揮というか。間違いなく今のアニメの最先端が体験できます。暗過ぎてサッパリ分からないのもあったけど。他の映画のようにクライマックスのアクション、この1シーンがすごい！というのではなくて、アクション全部すごいから、どのシーンが、というのを憶えていないくらいのイキオイ。早く再見したい。
まぁ次回作には何年待たされるのか分かりませんが（恐らくオレは40代突入）、何回も見直して楽しめるんじゃないでしょうか。
それにしてもエヴァ劇場版が発表されて最初に「スタジオカラー」という名前を聞いた時、正直「やられた！」と思いましたね。なんてすごいネーミング。この言葉選びのセンス（元ネタあるのかも知らないけど）。絶妙です。こんなネーミングをしてみたいものだとつくづく思います。
★★★★★
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