『スノーピアサー』『もらとりあむタマ子』『ばしゃ馬さんとビッグマウス』

すべてDVDで。『スノーピアサー』は、列車内外のディストピア描写が印象に残る位で全体に印象薄いわ〜。よく出来てるSFだとは思うし、シチュエーションも好物が多いのだけど、ほんと何も残らないな。主人公に何の魅力も感じることができなかったのも、大きいかも。
☆☆1/2★★

『もらとりあむタマ子』のほうがよほど「残る」映画だった。というか娘との関係が自分の未来を観ているようで、イヤ全体的には違うことばかりだけど、あちこちに「あーこれあるあるー」ってのがあって、ダブってしょうがなかった。最後は「ええここで〜?」ってかんじで終わるけど、でも全体通すとこれもアリなんだなと納得できる。また観たくなりそう。父親にとって娘ってのはとにかく可愛いものなんだよ。どんな駄目な状態であっても一緒にいれるのならそれはきっと幸せなんだろうなーとは思う。

アクセサリー教室で、父親の恋人になりそうな女性と二人になって、タマ子が父親の文句をさんざん言って、それを聞いてる女性のカットのとこ、なんかこみ上げてきて泣けてしまった。

しかし食事しながらのシーンとっても多い気がしたんだけど、これ撮影大変だったろうなぁ。絵が良かったです。お父さんはとても俳優とは思えない普通ぶりがすごい。坊主の中学生も良かった。良い映画でした。
☆☆☆★★

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』
ばしゃ馬さん(麻生久美子)のほうはよくある話だけど設定がかなりリアルでそこそこ引き込まれる。彼女の書いた脚本を見た他人の評価を聞くだけで何となく「あ〜きっとあんな脚本なんだ」「あ〜そういう人か〜」って思わせちゃう。すごい。

だけどビッグマウスの方の男の子があまりにもひどくて、すみません最後まで観れませんでした。一時間は観れたかな。この後どんなどんでん返しがあって、この男の子が実はどんなにすごい子だったかって展開になったとしても、この序盤の表現だけでそんなのどうでも良くなる。この男の子がどんなに素敵に魅力的に変わったとしても、到底それを良しとすることは絶対にできないと決断させる序盤の展開。ただの馬鹿。本当に何の魅力も味もない、ただの馬鹿。いや、この後実力を発揮して、後からトータルで見たら最初のアレもまぁしょうがなねーなーってこともあるのかも知れないけど。実力発揮がどうとか以前に人として魅力ゼロ。関わりたくないどころか、こういう人のことを考えたり我慢することに自分の人生の数分を使うのが本当にもったいないと思った。だから観るのをやめました。麻生久美子のキャラ作りは結構好きだったよ。
☆????

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