『15時17分、パリ行き』感想

『15時17分、パリ行き』をNetflixで。
クリント・イーストウッド監督作品。

2018年に観ていたらベスト3くらいに入りそう。大好きです。

2015年に起きた実際の列車銃乱射事件を、主役3人をはじめ、巻き込まれたお客までできる限り「本人」を使って演じさせたという映画。主役3人が本人だっていうこと、実は観ている間ずっと忘れていて、今調べて改めてびっくりしている。廻りのキャストも含めて素人感ゼロ。「演じさせた」って書くことの方が、ずっと違和感がある。
イーストウッドさんたるや…。 変わっているスタイルの映画かも知れないけど、自分的にはそんなに違和感はなかった。それよりも細かいシチュエーションの伏線回収がイチイチ気持ち良くて泣けてしまったり、ほとんどBGMのない淡々とした演出なのに全然飽きずにあっという間に観させる手法だったり、クライマックスの緊張感だったりの、モロモロな技法が素晴らしい。

伏線って言っても「悪い予感が当たる」とかそういう感じのものじゃないし、基本的に謀略も陰謀もひっかけも悪人も出てこない1時間半。(意地悪な先生はちょっと出てきたか)
愉快痛快で最後すっきり終わる。言いたいことは一つ。「いざという時に、あなたは動けるか」。面倒なこともないストレートな良作なので、未見の方はぜひお気軽に、ぜひ。

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