『アトミック・ブロンド』感想

シネコンで2D字幕。
女主人公のガチンコスパイアクション。ガチンコなのでアクション自体に派手さはなく地味。そのかわりひたすらにリアルで痛そう。

実際に女が男に勝つ戦い方とはなんぞや、を実践していて、これは本当だとイヤでも信じられるリアル感。その殆どは主役シャーリーズ・セロンが自ら演じているという驚異的な事実。彼女は練習中に歯を食いしばり過ぎて2本折っている。

ストーリーは(カタカナの名前を覚えられない自分には)かなり分かりにくく初見では全部理解できないんだけど、シャーリーズだけでも観に行く価値があった。最高だ。アクションは勿論だけど、彼女の演技!目の演技力!そして美しい。

87Elevenというスタジオで『ジョン・ウィック チャプター2』準備中のキアヌ・リーヴスと仲良く特訓していたというエピソード。シャーリーズのあの他者寄せ付けずな性格とキアヌという組み合わせがたまらなくキュンキュンくる。ずっと仲良しでいて欲しいよ…。

YouTubeに公式メイキングが上がっていて、予告編よりアクションのガチンコぶりを堪能できるので、これは鑑賞前でも後でもお薦めです。

当時の80’Sポップが全面に流れて音楽モノとしてもすごく楽しい(曲セレクトの妙はパンフレットの宇野維正氏の全曲解説に詳しい)。こないだ『ベイビードライバー』という音モノ超傑作を観たばかりなのに。今年はすごいなー。豊作だ!

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