映画『アダム&アダム』感想


Twitterで @huucohuuco さんにレコメンドしてもらったNetflix映画『アダム&アダム』が最高だった。監督は『フリー・ガイ』のショーン・レヴィ。同じようにゆる〜く楽しめるSFです。

2022年、いじめられっ子で喘息持ちだけど負けん気の強いアダム12歳。ある夜、彼の家に未来の自分がやってくる。その目的は、自分の妻を巻き込んで起こった未来の問題を、事前に防ぐことだった。

冒頭でいきなり「タイムトラベルは可能である」という一文がどどーんと入る。分かりやすい。

冒頭から全編通してずっと名作SFのオマージュシーンばっかりで、ニヤニヤしっぱなし。その名作SFのオマージュである00年代の映画のオマージュもあったりして、ややこしい笑。その美味しいトコ、気持ち良いトコばかりをつまんだ感じが実に楽しい。

もちろんそんなこと全て知らなくても絶対楽しめると思う。こういう名作のスタンダードを、パロディを通してでも子の代孫の代まで引き継いで欲しいと思う。

そして泣ける。初見は娘達と一緒に観なくて良かった。「お父さん、この映画で号泣?マジ?」と思われるだろう。そのくらい「タイプリープの感動とはコレだ!」というツボを突いてるのよ。分かる人には分かる、アレやコレや。『アバウト・タイム』とかにも近いものがある。

まずもって最初にスペンサー・デイビス・グループ『GIMME SOME LOVIN’』で始まる映画が面白くない訳がない。そう、『SING!』!

全編に音楽の使い方が(もちろんそれだけじゃなく)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』的なアレなんだけど、少しずっこけてるところが又この映画らしくて、いい。

あと最初の数十分は主人公アダム少年のことを「エリオット!」と呼んじゃう位の、俺ら世代にはツボなビジュアルがたくさん。でもそんなことは、この映画の本質では全然なくて。とにかくゆるくて、笑えて、泣けて、ずっと楽しめる痛快SFが観たい人は、今コレですよ。

主役(大人アダム)はライアン・レイノルズ、その父にマーク・ラファロ、妻にゾーイ・サルダナ、同僚にキャサリン・キーナー。MCU的なアレも感じてまたニヤリ。

自分はまさに今こんな脳天気SFを求めていたので、ドンピシャでした。 本当にありがたい!

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
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