NHKドラマ『作りたい女と食べたい女』感想

NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』楽しみました!

原作ファンとしても、関連記事いろいろ読んだ身としても「えーここで終わっちゃうの〜」とは思いました。もう少し先に進んで終わりにして欲しかった。全10話ではねぇ。

でもそれ以外は申し分なかった。原作とちょっと違う、野本さんが少し年上っぽくリードする感じも良かったし、なにしろ春日さん。よくぞ実写化してくれた!俳優さんではなくP達がスカウトしてきたピアニストさんで、演技は素人。そのぎこちなさをうまくキャラ設定に取り入れていたなぁと。まじ春日さんです。そうそう、全体通してスタイリストさんもいい仕事してた〜。2人の部屋着と、よそいきと、ちょっと出る着、みたいなのとか。

話の進み方のテンポがゆっくりしていて心地良くて、それもあの原作の感じだった。だからこのままのテンポで20話くらい進んで欲しかったよ…。
この「いつまでも続けて欲しい」気持ち、『昨日何食べた?』と一緒だな。

ジェンダー・セクシャリティ考証担当が2人入ってる。世の中の、当たり前のように思われていた「らしさ」の押しつけ・呪縛について「どこが問題なのか」のピントを外さない、きめ細やかなセリフの言い回し。

男性陣・世の中陣の悪気のないあの違和感とか、特にドラマ上で示唆されていないけど、休日の過ごし方みたいな社内の会話がいちいち、ちょっと考えさせるひっかかりを作ってて…そのニュアンスの巧さとかさりげなさが見事。

あと野本さんの同僚に『おかえりモネ』の森田望智さんがすっごいチャーミングな役で出てたのも嬉しかった。好き〜!

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