映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』感想

『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』をNetflixで。
監督:MTJJ

【あらすじ】
この世には妖精が実在し、彼らの中には人間の格好をして社会に溶け込んでいるものもいれば、山の奥で隠れて暮らすものもいた。森で楽しい日々送っていた猫の妖精・小黒(シャオヘイ)は、人間たちによって森が切り開かれてしまったことから、暮らす場所を探して放浪する。その旅の途中で妖精のフーシー(風息)、人間のムゲン(無限)と出会ったシャオヘイは、彼らとの交流を通じてさまざまなことを学び、成長していく。中国作品(映画ドットコム)

【感想】
公開時のあまりの評判に劇場公開を見逃したのを超絶後悔した本作が、いつの間にかNetflixに入ってた。言ってよ〜。

めちゃハードルを上げて観たが、それでも度肝を抜かれるクオリティ。文句無しの大傑作。配信購入があったら迷わず買う。というか上映運動したいくらい好き。

●AKIRAとラピュタとぼにょとナウシカと、えーとえーと、そんなの色んなやつの良いところをミックスさせた大エンタメ作。SFとファンタジーとアクションとゆるキャラ。

●可愛くて、カッコ良くて、アクションすごくて、泣かせて、笑わせて。

●技術の凄さを感じさせるような画作りじゃなくて、むしろ少し昔のアニメを思わせる描線で可愛いキャラが動く。さらに目で追えない早さで超絶アクション。緩急のすごさ。

●キャラデザインの可愛いこと。ぬいぐるみとかアクスタとか欲しくなる。

●男性キャラが特に、オオカミタホさんの描くファンタジーキャラそっくりで、作風も似てて、どこか「オオカミさんが作ってるアニメ」と思って観てたクチさえある。

●本当にイヤな奴が出てこない映画。これって簡単なようで難しい。だからどんな気分の時で観られると思う。

●自然と人間の対立ってまぁ『アバター』みたいになりがちだけど、それとは数ライン違う、SFみのある現代路線のストーリーが納得度高い。いやでも初見では理解できてないところもあった。

苦言。これは日本語オリジナルタイトルを別に付けるべきだったと思う。
『羅小黒戦記』は「ロシャオヘイセンキ」と読むのだが、今だに覚えられない。「戦記」って、ロードス島戦記じゃないんだから…。まぁそういう層を狙ったって充分満足されると思うけど、本作はもっとずっと一般に間口が広い。ジブリなんか目じゃない(何せジブリと違ってストーリーがちゃんとしている)。

タイトル以外ほとんど文句のつけどころのない大満足のアニメでした。星5つ。もうキャラ達が可愛くて愛おしくて死ぬ。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
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