映画『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』感想

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監督:高橋明大

【あらすじ】
日本のアクションの最高峰にして最前線と呼ぶべき「ベビわる」の舞台裏が、ついにドキュメンタリー映画として劇場公開されることが決定!宮崎県でロケを敢行した『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の制作現場に完全密着。ジョン・ウーとのコラボでも知られるアクション監督、園村健介の怒涛のアクションがいかにして生まれるのかをつまびらかに明かすだけでなく、現場に襲いかかるトラブルの数々、体力と精神力のギリギリまで追い詰められる出演者たち、予想外の事態に妥協を迫られる阪元監督らの苦悩など、決して順風満帆とはいかない映画作りの生々しい現場のリアルが映し出される。(Filmarks)

【感想】
『ベイビーわるきゅーれ』から「ほわほわ」を全部抜いた、超絶プロフェッショナル達によるガチ記録だ!最高過ぎる!
ベビわるシリーズのアクションが大好きな方は必見。

士郎正宗の描く漫画のような、徹底したプロの仕事っぷりに自分は目がない、と何回も書いてきた。
他に例えるなら『クライマーズ・ハイ(映画版)』のアレだ。視聴者サービスゼロ。説明ゼロ。本当のプロならこうする。ただそれだけ。同監督の『駆け込み女と駆け出し男』にも通じる。

このドキュメンタリーはまさにそれ。ドキュメントだから出演者も一切媚びない。監督も媚びない。「みんな温かい人で、現場の雰囲気も最高で…」みたいなインタビュー入れたくなるだろうけど、そういうのも最小限。

もはや世界レベルのベビわるアクション、その舞台裏。
我々が見る完成版は、1回だけでもとんでもなく凄い訳だけど、その1回のアクションを撮るには当然1回では済まないわけで。

1回だけでも超絶シンドいアクションを、彼ら彼女らは何度も何度も何度もこなす。

そして血走った目でモニターチェックする。この高石あかりの三白眼のスゴさな!これだけでも観る価値あるよ。

伊澤彩織は分かる。アクションのプロだ。分かる…イヤ分かってなかった。こんなに大変なのかよ…プロはそれでも文句言わずに繰り返し、ステップアップしていく。
休憩時間にやっとのことで弁当を呑み込む彼女の姿は、どんな映画よりも胸にクる。

高石あかりのアクションには呆然だ。これがあのトキか。トキなのか…。良く生きてたよ。

そして「3」の立役者である池松壮亮。いきなり「ベビわる」に飛び込むことになった栄誉を思い、限界まで本当の殺し屋を演じるその姿。壊れていく身体…。彼の姿が、「一流の俳優って、こういうことなんだ…」をイヤでも感じさせる。本作で一番ショックだったかも知れない。

あの映画の凄まじいアクションは、実はドキュメンタリーで演出無しの生で見ると、もっと凄まじいんだよ。

坂元監督、園村監督はじめ周りを囲むスタッフ達の仕事ぶりにもシビれる。皆本当にカッコ良かった。

イヤー驚いた。大傑作です。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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