須藤真澄『アクアリウム』再読

次女の発熱により自分の図書室で寝ることになったので、昔の漫画をついつい読んでしまう。


須藤真澄『アクアリウム』(新声社・1994)

短編漫画人生ベストを聞かれたらベスト3には絶対入れる作品。久しぶりに読んでもまったく色褪せない感動。水族館と生まれ変わりをテーマにした女性三代のファンタジー。

須藤真澄は『COMIC BOX』誌の連載で知って大ファンになったが、本作後半はなんと『コミックゲーメスト』での連載。他の連載は基本ゲームのコミカライズで、格ゲータイトルが並ぶ。それこそ『ゲーメスト』は超好きな雑誌だったけど(日本イチ誤植の多い雑誌と言われていたがそれがまた面白い)このラインナップ中での『アクアリウム』はとんでもなく異色。この懐の広さに今さら驚く。

残念ながら新声社は1999年に倒産したが、本作は秋田書店から新装版で再版されているので今でも購入可。敢えてキャッチコピーにすれば「ハートウォーミングゆるふわファンタジー」…?勿論これでは本作の魅力を説明できていない。何故自分の心にこれだけ刺さるかを分析すると、
●「仕事」をちゃんと描けている
●恋愛要素がほとんど出てこない
●美大の女性が最初の主人公
あたりがポイントなのかな。今だに読んで泣く自分に驚いた。後世に残したい須藤真澄の大傑作。

※次女の発熱は、検査の結果コロナでもインフルでもなく本人もいたって元気です。むしろ病気を理由に勉強しなくていいのですごく嬉しそう。

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