カテゴリー: 本・雑誌

MANNER MAKETH MAN

アーサー・ランサムの『ツバメ号シリーズ』に関して自分が書いた感想を読んでいた。そして気付いた。

このシリーズの子供たちの振る舞いこそ、
『キングスマン』の名セリフ、「MANNER MAKETH MAN(マナーが人をつくる)」を、そのまま体現してる。
イギリスものが好きな人の気持ちが、なんとなく分かった気がする。

Kingsman gentleman's Guide

  

S・キング『11/22/63』

分厚い上巻がもう終わる頃、500ページを超えたあたりで、本格的にのめり込みはじめた。主人公が運命の女性と出会い、「自分の時代」へ二度と帰らないことを決心したのと、ちょうど同じ頃。

空が白み始めた夜明け時の布団の中で、自分は1961年のアメリカ、小さなジョーディの町に住んでいた。こんな体験は久しぶり。あの小さくて四角い麻薬のような箱(60年代には存在していなかった)悪魔の箱から逃れがたい2016年では、こういう日が、こういう瞬間がとてつもなく愛おしく感じるものだ。

『火星の人』

アンディ・ウィアー『火星の人(ハヤカワ文庫SF)』読了。
他のすべての予定をなげうってでも、ひたすら読みふけりたいと思わせる、久しぶりの読書体験だった。大傑作!!サイコー!!

このレビューを書いている今日現在、アメリカのAmazon.comでは原作本『The Martian』に5000人超がレビューをし、そのうち3650人が5つ星の評価をしているSF長編です。
Amazonレビューより

日本では2016年2月に劇場公開される映画『オデッセイ(邦題)』の原作小説。
トラブルに見舞われ中止&途中帰還となった有人火星探査ミッション。脱出時に死亡したと思われ、火星に只一人取り残された植物学者でエンジニアのワトニー。彼がなんとか地球に帰還しようとしてあがく、底辺サバイバル生活を描く。

どうしたって暗く息が詰まるような状況の連続なんだけど、主人公の常にユーモアを忘れないモノローグのおかげで、最後まで楽しく読めるという不思議な小説。

以下多少ネタバレあります。
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1%の強欲資本主義にとって邪魔なもの。と本の大切さ

『沈みゆく大国アメリカ』『沈みゆく大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療>』の著書を通じて「命の沙汰も金次第」になっている「資本主義国」アメリカの現状を暴き、日本の医療の市場経済化自由化に警鐘を鳴らすジャーナリストの堤未果さんのインタビューより。

市民の関心の大切さ、特に平時において自分たちが今持っているものや制度について「守られるが当たり前でしょ」という無関心が、やがては取り返しのつかない事態に繋がってしまうことや、日本とアメリカのそれぞれの良さ(おたがいさまの精神と、1人でも躊躇無く立ち上がる力強さ)などを語ったあとに。

先々週に書店員さんを対象に講演したときにも聞いたんですが、1%の強欲資本主義が、あらゆるものを「商品」にして最も効率良く儲けを出す為に、一番邪魔なものって何だと思いますか?
—–うーん……。
「想像力」です。想像力があって自分の頭で考える市民より、情報を鵜呑みにする消費者のほうがものを売りやすいんです。本は映像と違って主体的になれる媒体です。想像力を奪わないどころか、むしろ想像力を深く大きくしてくれます。アメリカと比べると、日本にはまだ活字文化が生きていて、本を読む人がたくさんいることに私は大きな希望を感じますね。

『みんなのミシマガジン(紙のミシマガジン)2015.7月号』より

『ツバメ号とアマゾン号』シリーズ

『ツバメ号とアマゾン号』は、私にとっては、命を終えるその日まで心の底で輝きつづける永遠の夏の光だ。

上橋奈穂子(作家/文化人類学教授)

岩波少年文庫で復刊された『ツバメ号とアマゾン号』シリーズ、通称「ランサム・サーガ」を全巻揃えて読み始めています。元の分厚い単行本では全12巻だったけど、文庫だとその倍の24冊。

記憶があまり定かじゃないのだけど、小学校の2〜4年生くらいのどこかで肺炎にかかり、2〜3週間学校を休まなきゃいけなくなって、その時に母が図書館から借りてきたのがこのシリーズでした。当時の自分はもう夢中になって読み続けて、最後の12巻を読むときは、もう終わってしまうのが本当に悲しくてさめざめと泣いていたことを今でもハッキリと覚えています。

これが、今読んでも驚くほどに面白い。というか普通に夢中になってしまっている、なう。
舞台は今から100年近く前のイングランド湖沼地方。夏休みを過ごしに来たウォーカー兄弟と現地のナンシー姉妹の交流から物語は始まる。子供達(おそらく殆ど小学生か、一番上で中学生くらい)は、自分たちだけで無人島にキャンプを張り、食事を毎日作り、気の向くままに冒険を続ける。移動は小さな帆船ツバメ号とアマゾン号。というと、なんだか子供の理想の世界のあまーいお話にも聞こえそうだけど、違う。彼ら彼女たちの操船、キャンプ設営、食事の作り方、火のおこし方に至るまで丁寧に描写され、そのスキルの高さがイヤでも分かるようになっている。そのあたりの描写は、徹底してリアル。そして特筆すべきは彼らの「マナー」と気持ちのまっすぐさ、真面目さ。通底する彼ら子供達の気持ち良さが、ランサム・サーガの大きな魅力ではないかと思う。

その基本があった上での、「理想の休暇」が物語り中では延々と続く。読む自分も一緒になってイングランドを冒険している。この気持ち。何と言ったらいいんだろう。初読時に12巻を迎え泣いた気持ちが、今でも良く分かる。だけど一度最後が分かってしまえばもう大丈夫。また一巻から読み直せばいいんだから!永遠に繰り返せばいいんだから!←オトナのスキル

古さがないといえば嘘になる。だけど古さが一つもマイナスに感じられない物語。理想の時代の、理想の夏休み。本当に大好きな物語。

是非こちらの感想文もどうぞ。ちなみに作者のアーサー・ランサムのファンクラブが世界で最初にできたのが日本だそうですよ。(→アーサー・ランサム・クラブ
愛しの本たち:ツバメ号シリーズ/アーサー・ランサム

週末はこの本を読みながら、娘達に遊びをせがまれて、読書が中断されて、でもそれはそれでどちらも本当に嬉しくて、こういう状態がたとえようもなく幸せだなぁと思います。

 

エグザイルだ

出た当初から思いっきり笑わせてくれて、しかもその後時が経つにつれてどんどんその立ち位置のオモシロ度が上昇しているあのEXILEさん達だが※、そのオモシロについて嗚呼誰かと語りたい語りたいと思っていたのだけど、このたびまさしく溜飲の下がる文章を見つけた。あの西炯子さんのエッセイだ。BOYS LOVEから出発した私の好きな漫画家さんだ。この人エッセイも書く。しかもすごぶる面白い。分かりやすくいうと消しゴムのないナンシー関さん、というカンジか。(そのワーカホリックぶり・引きこもりっぷりも似てるようだ)
※この間テレビのある妻の実家でうっかり「エグザイルがMCのバラエティー」というのを観てしまった。その主語、まず変。空気は言わずもがな変。出オチかってゆう位に、その何人もMCがいる風景がもう、笑えて笑えてしょうがない。

以下引用するのでみんな気持ちよくなれ。

 ああ、EXILEは面白いなぁ。
 いい歳をした男が大人数で踊っているというだけでも面白いわけだが、その面白を本人達が「面白」と評価していないことにより、カッコよかんべと思ってやることが残念ながら雪だるま式に「面白」に転がっているということがEXILEの味だ。私がEXILEを見たのはただ一度。数年前のレコード大賞。たまたまテレビをつけたら出てきた。「EXILEのみなさんです!」と紹介されて舞台袖から登場。と思ったら、なんだこの人数!何年何組だ!いつまでもいつまでもぞろぞろ。会場からそろそろ笑いが起こるのではないかと思っていたらそういう気配は無し。そしてぞろぞろと司会者の辺りにたまってた。で、この有象無象は何をするんだねと思ったら、ほとんどがバックで踊ってるんでやんの。しかもガチでかっこいいでやんの。もう爆笑。気持ちよく笑い納めをして仕事に戻った。それ以来、EXILEが気になって気になって。
で、いわゆる「ビッグ」にステップアップするごとに面白が増してゆく日々だ。ああ、どうしよう。
(後略・太字引用者)

この西炯子二冊目(多分)のエッセイ集だが、激オススメ。前半はなんと書き下ろしである(つまり昨年〜今年に書かれた)。震災後の世の中についても西の鋭い突っ込みが冴えていて、上記の他にも引用したい所だらけだ。あと書名の印象と内容は随分違う。別にオタク系の話題が多い訳ではない。読んで欲しい。今年のこの手の本では

これと双璧をなすオススメ本。西原さんの方は是非高校の副読本にしてほしいと思う。

  

エヴァQ:カラーの出自・from『熱風』

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スタジオジブリ『熱風』2012/12号の特集は『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』。映画の内容には殆ど触れていないが、スタジオカラー、その元となった事務所カラー、を庵野さんと二人で立ち上げた轟木一騎さんの文章が興味深い。結構成り行きまかせ的だったんだね。あと冒頭の氷川さんの文章は、エヴァの制作環境・配給・宣伝を一手に自分で手がけるその姿勢を解説したものなのだけど、そのあまりのアニメ愛に最後は何だか泣けてきた。

送り手から受け手へとつながっていく感動と価値観の連鎖。その幸福感のストリームの上に、たまたま指標としての「金銭」が乗って流れる仕掛けが、運良く三十五年前にできた。(だが)筆者はいつでもその前の(何も流れの無かった)荒野に戻り、戦いを始め直す覚悟がある。「アニメが好きだ」という確かな情熱がその原動力と確認したから、怖いものはない。

※カッコ内太字は引用者の追記:スタジオジブリ『熱風』vo.120

大成功している今回の新劇場版などは特にその宣伝手法・金銭面の話題がピックアップされそうで、氷川なりの解説を入れた形なのだろう。分かる。あの時代のガイナックスの話を聞いている層にはきっとぐっとくる内容だと思う。

さらに同誌で驚愕的なのは、同映画のプロデューサー大月俊倫氏による文章。曰く、今回の企画では最初にエヴァに関しての長いインタビューをジブリから受け、のべ500字もの「大変に面白かった(編集部)」原稿に一旦仕上がったのだが、その内容は大月氏にとって、「自分の話し方のせいで自身の現実と違う部分が散見した。」ので、「自身の執筆原稿に変更させていただいた」のだそう。

その結果書かれたのは、エヴァの名前は一回も出てこない、日常エッセイ。そのエッセイの中で彼は「駅でホームレスの人が売っている雑誌(名前は出ないが明らかに『BIG ISSUE』誌)を買う勇気が持てなかった自分が、あるきっかけで初めて買うことができ、その時の売り子のホームレスの中年男性の笑顔を見て、何かが大きく変わったのだという。あるいはDVDで見た比叡山の「千日回峰行」のすごさに、フルマラソンを走って自慢げにしていた自分のあさはかさを嘆く。そのような内容のエッセイ。
文章は「私は50年生きてきても何も変わらず中身がない、日々生き恥をさらしている」ではじまり、
「私はやり直すことに決めた。」で締められる。

これがエヴァとどう繋がるのか。読みようによってはいくらでもこじつけられそうだけれど、まったく分からないというのが正直な感想(というかそんな詮索している暇はない)。掲載判断をした編集部もキツかったことだろうよ。

「エヴァンゲリヲン」は100人の受け手がいれば、100通りの解釈があるような不思議な作品です。その不思議な作品を作ったプロデューサーの不思議な原稿ということで、編集部ではそのまま掲載することとしました。

同誌「編集部より」

こじつけと思えばこじつけだけど、たしかにエヴァらしいとも言えるのかな。そういう感想が『エヴァQ』本体を見ての感想にもそのまま当てはまっちゃうのが何とも気持ち悪い。そうそう、エヴァQは劇場で鑑賞済みです。機会があればまた感想を。

  

旅する本

先日書いた『紙葉の家』について、もらわれていった先の古書店店主から、「また古本市で流そうと思うんです。そうやってどんどん渡り渡っていくのって、あの本らしいじゃないですか」「それ!いいですね〜。で、いつかひょっこりおれの本棚に戻ってたらいいなぁ。」なんて話していました。
この本はメタフィクションの中に更に何十にも入れ子状にメタフィクションが絡まりあっていて、だんだん本自体の存在まで不思議に思えてくるようになってます。希有な体験でした。なんだか意味分かんね〜でしょうけど、古本市を流れ流され…というのはまさにこの本にぴったりの物語。そのうちに中身が少しずつ変わっていってもおかしくないような、要するにそんな物語なんです。旅しておいで〜。買って良かったよ〜。

2011年8月お盆休みのこと・『ヒックとドラゴン』『クウネル』『海街diary』『恋と軍艦』

お盆休みはひたすら家族と過ごした。極力外にも出ず、外食もせず、うちにあるものといただきものを料理して食べた。子供とビデオや昔の写真を見たり、ボードゲームやかるたをしたり、本を読んだり掃除をしたりして過ごした。いつもこういうことを書くべきかどうか、もしくはどう表現したら良いのか分からないけど、これ以上ない至極の幸せだ。色々な細かい条件や運や風向きや偶然やちょっとの努力なんかがすべて合わさってこのようなことが実現できる訳で。当たり前のことなどと、思ったこともない。

おかげでお金は殆ど使わない連休だったけど、外食に行かなかったのは申し訳ない。食材の関係で今家族全員で外食できるお店は、ごく一部の知り合いの店のみ。外食担当の自分はせめて明日から復活しガシガシお気に入りのお店を廻って買い支えますよ!

お盆休みのもろもろ。

『ヒックとドラゴン』は何度観ても面白い。4歳の長女は少しでも怖いシーンや意地悪なシーンがあると号泣して観れないのだけど、この映画にはなんとそのようなシーンが一切、ない。それでも極上のエンターテインメントとして成立させているのだからすごい。伏線と回収、主人公とトゥースレスの魅力、まわりのバイキング達の魅力、見事に矛盾なく組み立てられたストーリー、なにもかもが「気持ちいい」。飛翔シーンやバトルシーンなど、アニメ技術的な見どころも多い(リピート鑑賞できるポイントだよね)。うーん。弱点が見当たらない…。
小さい子と観るのにもオススメです。是非。

『クウネル vol.51』で、長野陽一さんが自宅を建てる際のレポートがとっても「うんうん」な内容。タイトルは「ふつうが いちばんむずかしい」。そうなんです。つるつるの漆喰壁が当たり前じゃん!と思ってなんとかそれを目指したけど、実現することがどれだけ難しかったか。外壁、サッシ、床、壁、屋根…すべてにおいて自分が「ふつうだと思っていたこと」が、今の住宅業界では全然「ふつう」じゃないことに、まず愕然とするところから、家づくりは始まりました。逆境に向かうのが別に楽しみでもない自分は、だから無事家作りを終えた時に本当にほっとした。ひとより努力したとかそんなことは全然思わないけど、「なんでふつうのことができないの!」とは思い続けていて、それが逆境に向かう原動力になりました。長野さんの記事、本当に激しく同意。この夏久しぶりに自宅の取材を受けて、改めて建築当時のことを懐かしく思い出した。

益子スターネットの馬場さんの震災との向き合い方はとても勉強になった。あと「あれはセンサーを外して生きているんだよ」って、自分も良く思うことだ。なんで?なんで?は未だに消えない。消えない替わりに、身の回りに「なんで?」って思うような人は少なくなっている気がする。どっちが先なのか分からないけど。

永井宏さんの伝言。残念ながらご存命中にお会いすることは叶わなかったし、これまで多くのことは知らないままでしたけど、身近に大きな影響を受けている人達が多く、お話は聞いていた。今更だけどいくつかの書籍を読み、この「伝言」に出会って、やっとその理由の一端が分かった気がした。遅いですけど、これから少しでも軌跡を辿りたいと思う。

何冊か読んだマンガの中では吉田秋生『海街diary 4』が最高。吉田さん、まさかこの路線に来ていただけるとは、くらもちふさこの『天然コケッコー』に継ぐヨロコビ。YASHAとかのミーハー路線があまりにもソリが合わなかっただけに、このフトコロの深さが見れたのは本当に嬉しい。『ラヴァーズ・キス』も良かったけど、もう断然こっちの生活感が好き。4巻は純粋コイバナが花開くのですけど、これはもう40代以上限定の中学生恋愛物語じゃないだろうか、と思ってしまうくらいクラシックでオーソドックス。

西炯子の新刊『恋と軍艦』…「なかよし」連載ですからね。って読み終わってから気付いた。
西さんは『姉の結婚』がまったく琴線にひっかからない内容で、その前にも色々『ふわふわポリス』とか『ちはるさんの娘』やら色々…つか最近どうしたんですか?という位多作ですねという中でちょっと自分的に流し見な内容が続いていましたのです。基本全部買ってますけど。
『恋と軍艦』。雑誌の対象年齢なのかどうなのか、キャピキャピおばか中学生女子が40オーバーの男性に抱く恋心、という、枯れ専も極まれりというか(笑)いや全然「枯れて」る男性ではないんですけどね。とにかく私的には非常に感情移入しにくい設定なんですけども、この相手の40オーバーの町長さんと、謎の同居をしている外国人のエロ漫画家ヒゲオヤジという二人のキャラの佇まいが、何だか中学生相手らしからぬ「西臭(にし・しゅう)」を放っていまして。一巻だけではどうにも判断できない潜在能力を感じているのです。西さん、アンタ中学生相手に何をやらかすつもりだい。え?これ位今は常識?新橋にたむろするネクタイ頭巻きサラリーマン萌えの中学生女子とか普通?←そこまで言ってない。

2011年の盆休みでした。生活の底にはすべて、福島の事故と日常をめぐる放射能問題が横たわっており、相方は毎日食材に悩まされています。

『MAKING TRUCK』

家具をつくる、店をつくる。そんな毎日。 -MAKING TRUCK-

以前からヴィレッジバンガードなんかで見て気になってた大阪の家具屋『TRUCK』の本。WEBサイトはこちら。同時に少年マガジンほどもある分厚いカタログも取り寄せてみた。

家具は古道具や骨董の中にあってもすんなり馴染む見事なデザイン、ぐっとくる素材感。細部まで気の配られたカタログ(夫妻は二泊三日で印刷の立ち会いをしたそうだ。写真もほとんど二人で撮影したらしい)。余裕のあるレイアウトで、素敵な部屋にコーディネイトされた家具の写真が並ぶ。その写真の中には実に良いタイミングでゴールデンやかわいい雑種のぶち猫が登場し、そのくつろいだ様子に思わずニヤついてしまう。夫妻は犬4匹、猫8匹を飼っていて、このカタログの中にも頻繁に登場するのだ。

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『クウネル』7月号

クウネル7月号の最初の特集に出てた、スタイリスト大谷マキさんのこの格好がスゴくカワイかった。
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特にブーツがカワイー!上から緩やかに三角形ラインで降りてくる、自分はこおゆうシルエットに弱いです。別名ハチクロシルエット。
↓参照
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この大谷さんも、身長から見てあきらかにデカすぎる靴を履いてるよね。つまり敢えて選んでるんだと思う。相方もいつもデカい靴を欲しがってるけど、足が小さいから難しいんです。

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マンガ一言感想・webネタなど

●桑田乃梨子『888(2)』、山口美由紀『春告小町(1)〜(4)』。どちらも大好きな作家さんなのに、ピンとこなかった。原因不明。謎。『春告…』は2週間以上前に買っているのに、未だに読み終えていない。何だ?少女漫画ダメになったのか?オレ。
一抹の不安。

●『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』読了。ネット版の方はメンドくて読んでません。

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『CONTINUE』次号は『ハチクロ』特集!

025441490000.jpg『CONTINUE』の最新号に羽海野チカさんと野田凪さんの対談が載っていました。まぁその内容は大したコトなかったんだけど(1Pだけのボリュームで、しかも野田さんはハチクロ読んだばかりで大した話ができない)、何と次号(別冊扱い)は『ハチクロ』の大特集だそうですよ!ちょっと遅い気はするけど!5月下旬発売予定だって!

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花田編集長が雑誌『WiLL』創刊

東京へ向かうバスの中で、花田編集長の新雑誌『WiLL』を読む。サイズもデザインも『編集会議』にくらべたらウンとオヤジくさくなったけど、中身はオモロ〜い!!!!ヤターーー!!!!また購読誌が増えたよママン!!!しかしまたデザインがヒドいねー

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ドレもコレも今後に期待できる連載陣なんだけど、かっちゃんこと勝谷誠彦氏の↑この連載(クリックで拡大)にはワロタ。朝日新聞の悪口を「築地に受け継がれてる伝統の舞踊流派・築地をどり」に「見立て」「チャカし」、ヒタスラ悪口を書いていこうって企画、らしい。

 

またかよ、花田さん。


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『放送禁止歌』森達也

まず今年ベスト10に入るだろう面白さ。同タイトルのドキュメンタリー番組をフジの『NONFIX』で制作したディレクターが著者。「放送禁止歌」を「放送」するという同番組を完成させるまでの経緯を軸に、放送禁止歌というモノは実際には存在しないという意外な現実、表現の自由に対して思考停止しているマスコミの実態、触らぬ神にタタリなし状態の被差別部落問題に鋭く、赤裸々にツッコんだノンフィクション。

本文中に、「(差別について)知らない自分だからこそココまでやれたのでは」というような記述があるけど、ソレはまさに本書をオモロくしてる大きな要因だと思う。カッコつけず、分かったフリをせず、まっとうに突っ込んでいる様が気持ち良い。最後は少し泣いちゃった。そして文章構成がめっちゃ上手。まさに、上質なTVドキュメンタリーを見ているようだ。

被差別部落についてはホント学校で少し習った記憶があるくらい、ソレさえも殆ど忘れていたという恥ずかしい自分だけど、この本をきっかけに色々読みたいと思いました。絶対オススメの1冊。

放送禁止歌

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『編集会議』が…

毎月楽しみにしてた『編集会議』の「マガジン・プロファイリング」や「女性誌通信簿」を読んでたら(前の日記でちょっと紹介してる)何と今月で終りとのコト。いかにも突然決まったみたいに、本文中では何も触れずに筆者紹介欄だけでの告知。

マジかよ〜ショ〜ックMEィ〜とか思って読み進めていくと、花田編集長が読者の質問に答えるコーナーも最終回。アレ?何だこれ。ヤぁ〜なカンジがするぞう。ただの改編とはちゃうのか。イヤ、そうだと言ってくれ…。内心祈りつつ中身をカッ飛ばして、巻末の編集長後記を読んでみる。

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