S・キング『11/22/63』

分厚い上巻がもう終わる頃、500ページを超えたあたりで、本格的にのめり込みはじめた。主人公が運命の女性と出会い、「自分の時代」へ二度と帰らないことを決心したのと、ちょうど同じ頃。

空が白み始めた夜明け時の布団の中で、自分は1961年のアメリカ、小さなジョーディの町に住んでいた。こんな体験は久しぶり。あの小さくて四角い麻薬のような箱(60年代には存在していなかった)悪魔の箱から逃れがたい2016年では、こういう日が、こういう瞬間がとてつもなく愛おしく感じるものだ。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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