『君の名は。』

kiminona01

新海誠『君の名は。』を娘二人と劇場で。

新海監督、大化け。これまでにない、分かりやすく行き届いたエンターテインメント大作(だから嫌いな人にはまったくオススメしない)。今のところ今年ナンバーワンかも知れない。泣いて泣いてしょうがなかった。勿論長女も泣いてた。

同監督作はデビュー当時から観ていたけど最近はどれ観ても印象が一緒で。今作も発表時は「劇場に行くほどでは…」と思ってた。「うん、もう分かったから…」って気持ちになっちゃうんだよね。長女の希望により素晴らしい体験ができ、感謝。

十何年の時を越え別ベクトルからかなーり遅れて細田守エリアに入り、今作である意味さらっと抜いてったことも感慨深い。『時をかける少女』にモヤっとしたり、特に『サマーウォーズ』にイラッとする人にはオススメしたい。俺だけど。細田監督は『おおかみこども…』や『バケモノの子』の路線があるので良いのだ。

良く考えれば従来の新海誠テイストは殆ど入ってるのに、「新海誠作品」という単語の意味をすべてひっくり返した今作。今後の彼の活躍がすごく楽しみになった。

匂い立つような田舎の光景にため息が出る。観賞後の帰り道、車の中から見える自分の町の光景がまるで映画の1シーンのように美しく見えるのもやっぱり劇場鑑賞ならではと思うので、レンタル待ちなどせずぜひ足を運ぶべき。

男女入れ替えを演ずる神木キュンと上白石萌音の二人の名演技ったらない。女性の方の名前には覚えがなく「誰?」と思ったらなんと『ちはやふる』のカナちゃんか!!この二人が演ってると思えばそりゃぐっとクるのも当然。

全編に流れるRADWIMPSの日本語歌詞の歌も内容にマッチして盛り上げる。そういう意味でも希有な作品。

そして一番の感動は「時間」である。という持論をまた一つ補強してくれる作品に出会いました。ありがとう。

最後にTwitterで見つけた名言を。


★★★★1/2

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
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