phoka NIIGATA tour“ALMOMENTO”

6/1、新発田の吉原写真館で開催されたphoka NIIGATA tour“ALMOMENTO”へ。PAと共演が福島諭 @shimaf_17さん。素晴らしい時間でした。

@sankaku.frasco とイベントの打ち合わせをしてた時に偶然通りすがった @n_a_o_c_o さんに連れられ、 吉原写真館で @phoka さんと @aitamasaki さんが90年前のオルガンを修繕してる現場にお邪魔した時の話は、30こくらい前の記事に書きました。4月28日だった。

その時はペダルだけでは演奏に問題があった「山葉」のオルガンを掃除機につなぎ、その吸気調整に試行錯誤されていて、吉原さんは「吸気力を調整するのに照明の変圧器が使えそう」「修理じゃなくて新しい楽器にしたい」などと話していて、それはもうアートの生まれる現場に立ち会ってる臨場感がすごくて、その完成も見たくて、滅多に行かないライブに申し込んだのでした。

而してオルガンは見事なバージョンアップを果たしていたのですが…。それ以上に初めて生で聞くPhokaさんの歌声と演奏に圧倒されてしまいました…。(終わった後隣の女性が号泣してたけど、分かるわ)

吉原写真館の空間と、福島さんによる精緻な音場づくりが重なり合い、冒頭からずっと異空間にいるような、宇宙の中に放たれたような感覚に包まれていました。先日行ったエフスタイルの森ゆにさんとは全然違う音場(向こうは全方向でナチュラル(listude)、こちらは一方向でエフェクトあり)だけど、でもどちらもしみじみと心に沁みて、こんな短い間に2つも体験できたことにただ感謝。

Phoka さんの歌声だけでなく、歌うときの表情や身体の動きが本当に豊かで、気づけばそのひとつひとつに惹きつけられていた。観ているうちに、自分も大きな物語の中にいるように感じる、不思議な一体感。これもきっと生ならでは。インディアハルモニアもギターの音色も、とっても美しかった。

オルガンはというと、まず電子スイッチ式掃除機では電圧による吸引力の増減ができないということで前回の掃除機からアナログスイッチの機種(館にあったそう)に変わっていた。(前回は隣の部屋までホースを延ばしていた)その掃除機音をどうするか悩まれた挙げ句に、その音もライブに採り入れる方向になったそうなのだけど、どうしても「生活音」ぽさが気になり、数日前にいきなり思いついてマフラーを取り付けたそう(!)。このおかげでずっと音量は下がっていて音質も変わっていた。変圧トランスは照明で使うらしいクラシックなダイアル式。そのどれもが美しく配置されていて自分的には大興奮。でも、Phokaさんが歌って入ってきた時、そのどれもを忘れる位の声と存在の美しさに包まれたのでした。

Phokaさんの新潟ツアーは次に6/8(日)mahoramaさんで開催されます。ちょうど一箱古本市の打ち上げをやってる時間で参加は叶いませんが、とってもオススメです。予約は @phoka さんのプロフィールから。



※6/1は写真の日で、館主吉原さんのお誕生日でもあるそうです。会場ではサプライズの花束贈呈が。


三角フラスコによる、このライブのための特製ドリンク「Toquin」、キュウリや苺が入っていて、どうした仕組みか自分にはさっぱり分からないけどそのバランスが最高。本当に美味しかった。なにこれ?笑

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