TBSドラマ『この世界の片隅に』感想

スタッフのラインナップを見た時からすごく楽しみにしていたTBS『この世界の片隅に』。すべてのキャストがこれ以上ないほどハマっていて今1番楽しみなドラマ。映画と比べ尺がうんと長いから、当然幸せ期間も長くて、その分こちらは十二分に思い入れが強くなっているので、後半を観るのが怖すぎるンですけど…

まさか能年玲奈以外にすずさんをこんなに体現できる女優がいたなんて。旦那役も水原もすずの妹もお父さん達も女の子も辛すぎる程にはまっている。特筆すべきは大人達にひけをとらない子役の演技・演出。尾野真千子だけが唯一ベタ過ぎて最初気になっていたけど、ドラマならではのサイドストーリーを加えることで彼女のバックグラウンドが分かり、こちらにもまた感情移入することで盤石の布陣に。

5話の電車ですずが初めて怒りを露わにするシーンで、ああほんとに松本さんはすずさんにピッタリだと再認識した。

あと23年ぶりにTVに出るという仙道敦子さんの見事な母親ぶりにも感動するなぁ。きっとこれまでの子育て生活が女優としての蓄積になっているんだろう。5話は彼女の見せ場でもあった。welcome home Nobuko! (アッシュへのセリフみたいに)これからもぜひ素晴らしい演技を見たいです!

ほんわかした画でなんとか観るのが辛すぎないレベルに収まっていた原作やアニメに比べると、実写ドラマはすべてが生々しくなっているし、リアル。だからこそ、原作や映画ではそこまで実感できなかったあの時代のあれやこれやが身に染みて感じるようになる。日常の中でどんな風に戦争が始まっていくのか。ああきっとこんなだったんだろうなぁ、という空気感がすごく伝わってくる。

3話くらいからドラマオリジナルのプロットが加わってきた。この先のどういう伏線になるのか分からないけれど、怒濤の後半を戦々恐々としながら待機する。鷺の話とかもう…もう…。
6話の予告で既に号泣。

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