『マッスルボディは傷つかない』とTEAM NACSの魅力

ドラバラ鈴井の巣の第二弾DVD『マッスルボディは傷つかない』を相方と一緒に観賞。ちなみにオレは観るの二度目。

ボディビルを題材にしたコメディなんだけど、このボディビルの世界には我々一般人には知りえないオモロいしきたりがある。例えば自由演技の時間に、審判員へのアピールを高めるために、応援団がその選手を大声で応援するんだけど、その時の決まり文句。


マッスル「ナイスポーズ!」

「切れてます!」

「大きいっ!」

「デカいっ!」

この応援次第で審査が左右されることもあるらしい。「切れてる」とか「おおきい」ってのは筋肉のコトを差してるんだけど(当たり前)。相方なんかもう面白がっちゃって日常色んなトコロに使ってる。つか相方はこのドラマ大層に気に入っちゃったらしく番組エンディングの「ハッスルマッスルブギ」を毎回一緒になって踊ってるくらいだ。歌詞はこんなカンジ。

♪あの娘の素敵な大胸筋〜
♪見とれて痛めた腹直筋肉〜
 (略)
♪a-ha-ha ダブルバイセップス〜
♪ho-ho-ho ラットスプレッド〜
♪yeah サイドトライセップス〜
♪u-hu-hu サイドチェスト〜

「ダブルバイセップス」とか「ラットスプレッド」とかゆうのはボディビルの規定ポージングの名前。この歌詞に合わせてそのポーズをしていく、言わば「ボディビル音頭」みたいなのがこの「ハッスルマッスルブギ」。実際にやってみるとかなり疲れる。でも楽しい。

参考:ボディビルのポージングについて

そもそもこの『マッスルボディは傷つかない』は、北海道HTBのTV番組『ドラバラ鈴井の巣』の中の1企画。『ドラバラ』というのは「ドラマ+バラエティ」の略で、30分番組を毎回、ドラマ半分・メイキング半分で構成してそのどちらも楽しもうとゆう鈴井どん企画のシリーズなのだ(鈴井どんが韓国に行ったため昨年12月で番組は終了)。

メイキングの部分を「バラエティ」と呼んでるからちょっと分かりにくくなるんだけど、要は全てがバラエティ。ドラマも、何の予備知識もなしにソレだけ観てたらただのサークル自主製作ビデオだ。メイキングを最初に観て、ソレで大笑いしてからドラマを観ると、その内容のイチイチがオモロくなってくるとゆう仕組みになってる。

そもそもなんで「メイキング」だけで笑えちゃうかと言えば、ソレはひとえに「TEAM NACS」の5人の魅力だと思う。 「TEAM NACS」とは、もともとは北海道の大学の演劇サークルの仲良し5人組。どうでしょうで全国スターとなり、今『救命病棟24時』でキー局連ドラレギャラー入りした大泉洋氏も所属している。

ココでTEAM NACSのファンになるまでのスタンダードコースを、オレの場合を例にして説明しよう(多分、他の道外のヒトの多くがこんなカンジだと思う)。

まず『水曜どうでしょう』で鈴井貴之と大泉洋の魅力にハマる。きっかけはネットの無料放送か地元局での『どうでしょうリターンズ(どうでしょうを再放送用に編集した番組)』。

次に同番組のDVDを買って堪能した後は、ファイル交換やヤフオクで他の話を何とか入手しようとする。 全話解説が載っている『QUICK JAPAN』どうでしょう特集号(クボヅカの表紙が目印)を読んだ時が大きなターニングポイント。どうでしょうに対する愛に溢れた同号で『どうでしょう現象』の全貌をおおまかに把握することができる。

そのうち、どうでしょうに出演している安田顕や「TEAM NACS(ナックス)」 にも興味が湧いてくる。鈴井氏監督の映画『river』や『man-hole』のDVD(どれもナックスが出演)を入手、次にはDVDの出ている『ドラバラ鈴井の巣』の『ホワイトストーンズ』、『マッスルボディは傷つかない』を購入する。飽き足らなくなって北海道のヒトに録画を頼んだ『ハナタレナックス(ナックスのスポーツバラエティ番組)』やドラバラの現行放映分を観ている頃には、もう首までどっぷしとナックスにハマっているって寸法だ。

かくゆうオレは、幸いなコトに、身近な友人がどうでしょう&ナックスの大ファンだった。んで上記のDVD全てを貸してくれたのだ。投資金額ゼロでファンになるコトができた。でも改めてこうやって書いてみると、道外の人間がファンになるまでの敷居って随分高いよな。金銭的に。

さてこのナックスの5人、有り体に言えば「お笑いアイドル5人組」なんだけど、その全員がとにかく魅力的。5人ってゆうとまずSMAPを思い出すけど、ナックスはとてもSMAPには例えられない。いわゆる芸能人っぽくない。誰が一番好きかと言われると、観た番組ごとに違ってくる。そして嫌いなヒトがいない。全員を好きになってしまう。

この【ナックスの魅力の謎】が、最近の自分のテーマだった。件の友人と話した時は「鈴井氏の教育の成果」という結論だった。下ネタを出さないとか、礼儀の事とか。

相方に聞いてみたら、 「良いトコロも悪いトコロも全部番組で出してる。だから本人の人間的魅力できっと嫌いにはならない(つまり本当にイイヒトだってコトだね)。普通の芸能人グループでアリガチな【このヒトはこおゆう役回りで】的TVサイドの決めつけが無いから、観る度にそのヒトの魅力も違う」
つまり5人の魅力を本当に素直に出してるTVスタッフのおかげ、かも知れないっちう話だ。コレも成程と思った。

本州在住のオレが地元で放送もされていない北海道ローカル番組に夢中になり、HTBなんちうローカル局のディレクターやプロデューサーに詳しくなった挙げ句に、局マスコット「onちゃん」のストラップ欲しーー!!とかゆってるこの現状。かなり異常だよな。だけどそんな異常な事態を起すだけのパワーがあるのだよ。OFFICE CUEとその周辺には。北海道スゲエ!と思わせるんだよ。 バラエティ嫌いのオレを夢中にさせちゃうチカラがあるんだよ。

しかしオレの場合でも、最初に『水曜どうでしょう』を観た時すぐにファンになったワケでなく、このようにナックスのファンになったのもやっぱりいくつか番組を見てから、じわじわと時間をかけて、なんだよね。決して一目ぼれじゃない。

だから一概に他のヒトにまでオススメできるとは思わない。だけど、この魅力を知ったら、人生がちょっと楽しくなること間違いなし、なんだけどな。

はてなキーワード:TEAM-NACKSとは

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