昨日、夕方から妻子が町内の若妻会新年会に出るというので、一人で荻川のRへ電車&徒歩で呑みに行く。
相変わらず最高の夜。今回は誰かと呑むというより(行くといつも居る人達との飲み会チックになる)読書優先で行ったので、いつもより尚音響の良さ(多分おれの車なら10台は軽く買えそうなシステム)を堪能することができた。一見DIY的な雰囲気の漂う大きな山小屋だけど、細部の照明のあしらいやアートの使い方、あちこちが、これぞ「センスいい」大人の見本。新潟の冬の楽しみ。
恐らく50代〜60前後?に見える店主のI氏は、これぞ理想の大人を体現している方。あらゆる趣味に造詣が深く、趣味もセンスも抜群で、でも決してひけらかすことはなく、聞けばなんでも教えてくれ、若い世代のことを常に気にかけ、少しでも知りあった人のお店は必ず足を運び、イベントまでチェックし応援していてくれる。スピーカーもアンプ(新潟製)もその他もろもろアレなAVシステムも、恐らくおれなんか一生かかっても手に入らないようなモノだけれど、ここに行けばそんなことを気にすることなく、「まるでそこで演奏しているような」最高の音でジャズを聴き、店主の選んだ最高のお酒と最高のアテをいただくことができる。知らない人同士も自然に話しはじめ、薪ストーブであぶった差し入れを皆で分け合う。お代は、柱に下がった「薪代」と書かれた箱に自分で入れるだけ。なんて、かっこいいんだ。
今読んでるS.キングの『11/22/63』は、Rへの行き来だけで下巻の半分は進んだと思う。普段がクルマ人間なもので、こういう機会にかまけて電車に乗り、読書ができるのが本当に嬉しい。駅からRまでの4km近くの道も、ほぼ他の人には出会わない田舎道なので、音楽を聴き半分踊りながら行くのが楽しくて楽しくて。いつもは雪の中だったりするのでポケットウイスキーが必須だったのだけど、今年は1℃程度で厚着だと汗ばむくらい。
帰りは結局最終電車になってしまった。
来週のBar営業日は約束したオバちゃん友達と行く予定。これもまた楽しみ。
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(仕事がトラブル続きで明らかにあまりうまくいってないせいもあるのだろうけど)最近の週末はとにかく家族で行動するのが楽しくて幸せで、ずっとこの日々が続いて欲しいと思う。外出しても家の中にいても、とにかく家族皆でいるのが楽しい。娘達と外で雪あそびしたり、カードゲームをしたり、絵書きをしたり(特に長女の成長には目を見張るものがあって、毎回見るのがどんどん楽しみになっていく)、映画を観たり…。何でもいい。寝ているだけでもいい。作り話をするのだっていい。幸せはまさに今此処にあると思うし、これ以上のものは必要ない。これだけで充分だと思う。
あって当たり前のことでは決してない。だからメモして残しておきたいと思う。
姉妹とも習い事をしている関係で、その時間だけはどうしても空くし、その間は映画館に行くなり本を読むなりブログを更新するなりで、必ず自分の時間がとれる、というのも程良いかんじで良いのだろうな。