『安藤忠雄展〜挑戦〜』in国立新美術館。圧倒されました。面白かった!
自分も含め、「建築家の展示?ちょっと…」という位の人でもきっと楽しめます。特にSF好きは行った方がいい。模型を見た限り「マジでこれ現存するの…?」と実在を信じられない「夢の世界のような建物」の数々。それらがちゃんと実在して、使われている証拠を動画で確認した時の驚き。実際使う人にとっては色々と優しくなさそうだ…と思ってしまう安藤建築ですが、その美しさは、桁外れでした。
模型の質が、それだけで芸術作品レベル。殆どが木で作られている。何故か丘の段差を表現するのにも等高線状に切られた板を多層に積み重ねるという…(業界では当然なのかどうか知りませんが)スケールも桁違い(個人宅から集合住宅、島まるごとまで)。この模型たちだけでも充分に見る価値ありました。
図録を買って帰って、見直してみると分かる。この展示は、模型の現物を見ているから故に、凄みが増すんだなということ。
屋外に再現された「光の教会」も、何か簡易的な材料で作られているのかと思いきや、叩いた限り普通のコンクリートなんですけど…これどうやって撤去するんだろう。
最初の建築例ラッシュ(30棟くらい)は行列になっていて、よほど時間を確保していかないと見れないです。人の後ろからでは見えない。自分は諦めました。でも奥の大部屋の展示はどこからでも自由に廻れる。お薦めです。