劇団Accendere公演『雨とベンツと国道と私 』感想

劇団Accendere公演『雨とベンツと国道と私』inりゅーとぴあ

とても良かった!

感情があっちゃとこっちゃに行って大変だった。最後、自分が映画の予告編とかで馬鹿にしがちな「あの」シーン(走る)で泣いちゃって、ヤられた感。

出演俳優の方達、皆良かった。特にハラスメントな監督役の岡田康之さん。あれは本当大変だよね。と思ったら演出もされているんだって。まじか〜。
主演の小野里杏花さん。共感を呼び起こすリアルなしぐさと爆発の気持ち良さ。スッキリしました。
セリフの説得力が完璧。脚本は伊藤沙莉さんの旦那の蓬莱竜太さん。
スクリーンの影の演出、演者にプロジェクターのスイッチをオンオフさせるの、ゾクッとした。

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●映画づくりの現場が描かれている。良いものを作ろうとするクリエイティブの現場で誰もが経験すること、この劇をつくっている人達も直面しているだろう問題を自然と見つめさせる、メタ且つ多重構造。

●誰しもが被害者にも加害者にもなり得るということを嫌でも考えさせられるリアルな脚本で、これも層が深い!自分も加害していたことを思い出す一方で、当事者でないけど当事者なのだ、というセリフが胸を突く。

●昔からクリエイティブの現場で100万回言われていた「なかよしこよしだけで良い物作れるのかよ」という、時にハラスメント擁護にも使われる論法に対して、それぞれの立場からの叫びが痛切。ちょっと違うけど『国宝』を巡る自分の中での逡巡を思出す。


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隣の席の方に来場のきっかけを聞かれ、娘の入ったアプリコットの公演で杏ちゃんのファンになって…あとこの題字を知り合いが描いてて…。と話したあとに
描いた本人が隣に来てびっくりした。

終わったあと、描いたマガリとファルコンとちょうど出くわしたので事務所で甘いもの食べながら1時間以上あーだこーだ話してた。3人皆が小劇場の演劇観はじめたのは最近になってからみたい。いやー劇も良かったし、こんな時間持てるの、幸せです。

またタイミング合うといいね〜!行けて良かった。大満足です。
Xによると明日土曜の夜は比較的まだ入れるかも。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

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