『アンナチュラル』最終回メモ

遂に最終回。
この日が来て欲しくはなかったけど。でも期待に違わぬ素晴らしいクライマックスだった。今年、これ以上のドラマが果たして登場するだろうか。中盤以降は、毎シーン涙なしには見れない。野木脚本が見事過ぎるのは勿論、名優達の演技、あと今回は特に編集の良さが印象深かった。これまで9回分のありとあらゆる伏線を回収しつつ、シーンやモチーフを対で見せていく、最高の回でした。

ぐっとキたポイントをメモ。

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内通者が六郎だと指摘する時の所長の凜とした話し方。東海林の反応、それに対して最初からずっと黙っているミコトと中堂。

 

ミコトの実家。こたつにもぐるシーン。彼女の出自に関しては最後まであまり描かれなかったけど、それを想像してこのシーンに重ね合わせるだけでもう…ね。
ミコト「負けそう…」
髪を撫でるお母さん、差し込まれる弟の表情。顔を覆って泣くミコト。
「生きてる限り、負けないわよ」
「一人でなんて、持てっこないって」
ミコトの新しい家族がこの人達で本当に良かった。

翌朝のミコトと東海林の出勤シーン。
「ごめんね、UDIつぶしちゃうかも」
「嘘の鑑定書は出せない」
東海林「…それでこそミコト!」
この時の東海林の表情!

警視庁。本当の鑑定書を持っていく所長。
「それはそちらの仕事でしょう!ウチはウチの仕事をきっちりやってるんです。責任転嫁しないでいただきたい!」

UDI。嘘の鑑定書を一度でも出せばミコトはきっと自分を許せない。日本にとって大切な法医学者を守りたいから責任者の自分が提出したという所長。上司の鑑であり大人の鑑。所長も一貫して「良い職場づくりとは何か」を示し続けてきてくれた。

ミコトと中堂の電話。
「すいません。嘘の鑑定書は出せませんでした」
「だろうな。お前はそういう奴だ」
10話かけて積み重ね描いてきた主人公の背負っているもの。理由のある正しさ。

宍戸に毒が回ってくる。六郎が毒の正体を見破り(成長した!)最後に迷う中堂の表情。

8年前に中堂が解剖した遺体がまた日本に戻ってきて、ミコトが再解剖し、今の技術で原因を解明するという、この流れ!
で、遺体搬送許可の根回しを含め、「ウチの仕事をキッチリやった」検事。

クライマックスが法廷劇!
もちろん#3「予定外の証人」と裏表の関係。「これだから女は感情的で…」と相手にされず、中堂の助けを借りて(自分のできることを差し出し)解決した3話に対し、冷静に、しかも「感情」を逆手にとって自白まで導くミコト。(逆に今度は感情を抑えられない中堂)
「俺はやり遂げたんだ!」と叫ぶ犯人の声をバックに、さっぱりとやり遂げた表情のミコト。

普通のドラマであれば犯人の動機や生い立ちや理由に入り込みそうなところを、「そんなものどうだっていい」と一刀両断するミコト。気持ちいい~。こういう「くわーー爽快!!」なシーンがアンナチュラルにはいくつもあったよね。

逮捕される宍戸を「スマホで」撮る週刊ジャーナルの末次。彼の仕事の「正しさ」も、この回の中でちゃんと一貫していて気持ちがいい。末次の落としドコロ、良かったわ~。

糀谷ユキコが中堂と一時別れていた理由が、最後になって分かる。ピンクのカバの理由と共に。
「今度の絵本は、2匹のカバが一緒に旅する話だと…。」
中堂を照らす夕日。ユキコは夕希子と書くのだ。流れる『レモン』。

いつものように天丼をほおばるミコト。UDIにかえってきたいつもの光景。東海林とじゃれるミコトの、あの、あの笑顔!

面接に来た六郎。法医学への気持ちを話すにつれ声が大きくなる。黙って聞くUDIの面々。六郎の中の人知らなかったけど、彼の演技力がこのドラマに果たした役割は、とてつもなく大きかった。

六郎に次々と声をかけてく面々。ああもう…。

言葉にうまくできない色んな思いが溢れてくる。
野木さんが今の社会に対して発信しようとしていることに、とても共感しています。
ありがとう、野木さん。皆さん。ARATA!すげー良かったよ!
オンデマンドを買って、アンナチュラル・ナイトをやります。

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1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。

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