●奥浩哉『GANTZ（1）〜（17）』
読み始めるとやめられない。めちゃくちゃ先が気になります。このストーリーの発想、アイデア、すげぇと思うなぁ。でも何回も読もうって気にはならない。1回読めば十分。だからブックオフ100円で良かったのに、人気があるみたいで結局半分は新品で買ってしまった。悔しい。『塊魂』と同じく、普段街を歩いているといきなり「ガンツモード」になってしまう事があるので注意。何か久しぶりに「SF読んだ〜！！」って充実感。
●幸村誠『ヴィンランド・サガ (1)』
あの『プラネテス』幸村誠氏の新作！！そして期待を裏切らない出来！！今度はバイキングを主人公にした歴史モノです。岩明均の歴史モノとカナ〜り雰囲気は似ていますが、キャラの魅力でややコッチに軍配か。今後がすっげー楽しみになる、第一巻。
●ひぐちアサ『おおきく振りかぶって（4）』
夏の甲子園に向かって中だるみするかと思いきやさにあらず。心地よい緊張・期待感を持続させています。この分だと甲子園編も安心して読めそう。あと3巻の「おまけ」に書いてある、著者の作品に対する思い入れが良かったんだよね。同巻末の番外編もぐっとキタ〜
（中略）
スゲーキラキラしたもんが、このムネン中につまってんのをブワーッと出せたらいいなーーっっと思い続けて十数年、アホみたいに（高校）野球ネタを集めていました。そして今、「ホントに日本の男性なのか？」といいたくなるくらい野球を知らない担当さんと協力し合い、なんか、マジで、「野球のマンガ」を描かしてもらっている自分がいるわけです。
（中略）
はっきし言って、私は、いくらでもこのマンガを描いていたい！！
〜3巻の「おまけ」より〜
●島本和彦『新吼えろペン（2）』
相変わらず面白れ〜！そしてウメぇ〜！『吼えペン』の後半はどーも若干中だるみっぽかったけど、「新」になってからちょっと締まってきたカンジですよ！つかこのマンガは、ゆっくりでもイイから先生のライフワークとして欲しい！切なる願い！
●武富智『EVIL HEART（1）（2）』
この作品で完全に認めてしまおう。オレは武富智のファンだったようです。中学生高校生を描かせた時の、その筆致の冴え具合と言ったら。その絵のパワーと言ったら。この『EVIL HEART』は、大好きな短編集『A SCENE』を超したように思います。
