つらつらと。
●NHK『にんげんドキュメント』の「日傘 こころ模様」。三鷹駅前の古い傘屋さんとやってくるお客様を追ったドキュメント。着物を日傘に仕立てるのが大人気で、全国から着物が送られてくるのだけど、傘屋のおばあちゃんはどんなに忙しくても、その仕事が楽しくて嬉しくてちっとも疲れないですよ、と笑顔で語る。そして、着物を日傘にしたいと持ってくるお客達のさまざまなドラマ。友達のように仲が良かったおばあちゃんと孫娘。姑を心から尊敬している嫁。これまで仕事人生だったエリートサラリーマンの、退職後の妻への不器用なお礼。
ドキュメントの作りも良かったけど、何よりこの傘がみんなとても素敵なんです。ただもう、欲しい。こんな日傘、欲しいと思いますよ絶対。
サラリーマンNEOの後番組の『72時間』ってのがあるんだけど、『にんげんドキュメント』に比べちゃうと、学生の作った番組みたいだよね。まぁ其れが良いトコロでもあるのですが。どちらもあって然るべし。いいぞNHK。
同じく『にんげんドキュメント』の「アスベスト遺族の1年」はせつなくて見てらんなかった。世の中の刃向かうことのできない巨大な不条理に、一番大切な家族を奪われるという不運。そう不運としか表現できないオレはどうなんだ。
●岡田斗司夫が落語家としてデビューするそうです。その絡みで彼のブログに載ってた「ガンダム講談」のレポートがオモロかった。動画へのリンクもあるんで興味ある方はぜひ。本家にも動画載ってます。
●ジャミロクワイの初ベスト版なのですけど。CDの内容はハッキリ言ってどうでもよくて(全部持ってるし)、初回特典のDVD目当てに買いました。なんと13曲ものシングルのPVが入ってます。昔MTVをしこしこ編集して集めたアレが!感動ですよ。全部好き。小道具、ファッション、映像の味、踊りすべてが好みなんだー!
●尾瀬あきら新刊『蔵人(1)(2)』。相変わらずのレベルの高さです。最近『オンサイト!(1)
(2)』も再読。改めて作家の取材力・表現力の高さに感じ入る次第。
●随分前にレンタルで『かもめ食堂』見ました。何の事件も起こらない淡々とした映画ですが、とても好みでした。DVD欲しい。小林聡美がとても美しい。
●大地の芸術祭絡みでまつだいセンターから発行されてた『空き家プロジェクト』の要覧。アート面ではなく建築家の目線から同プロジェクトを解説してます。アーティストとの考え方のぶつかりなんかもさりげなく書かれてて、保存版の一冊。芸術祭自体の2006要覧もすんげぇ楽しみ。
●細野不二彦『BLOW UP!(1)(2)』再読。なんか当時と全然印象変らなく楽しめてビックリ。大好きです。細野の大学生三部作(勝手に命名。他に『あどりぶシネ倶楽部』と『うにばーしてぃBoys』)はとにかくオススメです。どの作品も、一見ばかにされそうなダサ男クンが裏で実はストイックな努力家で、チャラ男に対してこう、見返してやるってゆうか、大逆転のシーンが必ずあるんスよ(笑)。そのシーンのカタルシスが最高。
つか上に書いたジャミロクワイのDVDも、「おお今見てもカッコエエー!!」とカンドーして知りあいにも貸したら「ちょっと気恥ずかしいよねこの時代のアレ的なカンジが」みたいな事言われて「えええーーーー」って(笑)。結構オレって、自分の好みで「古さ」を無かったことにしちゃう自家製フィルター内蔵です。要注意。
●友人に教えてもらった全国の廃線などレポート。その体当たりぶりと文才にシビレます。ああネットの世界ってオモロいなぁ。
●なんとこのブログ経由で、今まで全く知らなかった北海道の方に送っていただくことになったTEAM NACS関連のTV番組。ホントーに感謝しております。いつ観てもなごめますなー。なんちうかコレはNACSと同年代の男特有の感情じゃないだろーか。仕事に疲れ人生に疑問を持ったりする時、同年代の彼らが実に真っ当に好きなことをして楽しんでいる、その姿を見て、これは水曜どうでしょうにもつながるんだけど、何処かこう、勇気が湧いてくるとゆうかね。色んな事がオッケーになるとゆうかね(笑)
しかしこのブログでも書いてたけど、最初は『おにぎりあたためますか』がサイコーだと思ってたクセに、コレが観るたびに好みが変わってオモロい。今は『1×8いこうよ!』がツボにクるんです。木村の洋ちゃんね。究極の癒しキャラですよ。で、長らく続いてたダラダラ企画『1×8観光協会』が終わったのも大きい。「職業訓練」とかまたやって欲しいなー。『ハナタレナックス』も「ハナタレ部屋」が出来てからまた一層おもろくなりました。毎回毎回楽しみです。
Wikipedia:木村洋二
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