NHK『TOP RUNNNER』でフロッグマンという自主制作アニメのクリエイターが出演していて、それはとても面白かったんだけど、そのアオリが「今ネットで話題!地上波にも進出した自主制作アニメ!」でした。
知らなかったス。
全然知らなかったです。ええオレってアンテナ低いなーと思いながらも、はて。そういえば、つい4〜5年前までは決してこんなコトなかったよな、と思う。TVに出る位話題になっているネット上のムーブメントを、少なくとも「聞いたことない」なんてコトはあり得なかった。
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で、何が違うかってゆうと、今の巡回サイトにはいわゆるニュースサイトが入っていないんですよね。4〜5年前?までだったら「俺ニュース」とか「sawadaspecial.com」とか、たとえばネット知りあいに話をしても誰でも話が通じるようなサイトが、確かに存在したと思うんです。(sawadaspecialは今でもありますがあの頃とは違う)
だけどブログの一般化によって、ニュースの収拾・引用がホント誰にでもラクチンにできるようになって、こういった孫・ひ孫ニュースサイトがめちゃくちゃ増えちゃって、その結果やっぱり細分化されちゃって。もう世界全体がまったく俯瞰できないくらい巨大になっちゃった。
もともと俺ニュースとかの役割ちうか見るモチベーションって「此処さえ見ておけば、とりあえず大丈夫」的な「世の中についてってる安心感」だったんだけど、そういう安心感を得られるようないわゆる「大手ニュースサイト」がなくなっちゃったような気がするんです。だから見る必要がなくなっちゃった。見なけりゃ見ないで別に不都合はなかったりするんですね。
でもこんな細分化・巨大化しちゃったブログ界だからこそ、今だからこその「俺ニュース」が欲しい気はしますよね。そもそも無理なのかしら。みんなきっと自分のRSSリーダを「俺ニュース」にしちゃってる気がする。中身ではなく、見方として。
誰か、今の時代の「俺ニュース」をご存知でしたら、教えてください。是非。
●あと、自分が知ってるから世の中では6割メジャーだとか、自分が知らないんだからここまでマイナーだとか、そういう自分の接しているレベルの「一般化」が、ネットに関してはどんどんできなくなってますよね?たとえば日記猿人があったその昔は「個人サイトオーナーの7〜8割は日記猿人の事を知ってるだろう。READ ME!はもっと知られているだろう」みたいな予測ができたと思う。
そういうもともと気にしない人には関係ない話なんですが。とにかく俯瞰がメンドい。単に情報収集の時間が短くなったってコト?
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