評判通りの良い一冊!章末に数行で記される、確固とした、宣告のような文章に毎回やられる。
加えて盛り沢山な内容。もっと早く読めば良かった、とも思うし、これはいつ読んでも同じように大切だな、とも思う。そしてこの本は、一箱古本市には出さないだろうな。ブックオフでせどりして売りたい。
「手近な銭湯の煙突にでも登って「私の幸せはこれだ!みんなはどうだ!困ってるやついるか!全力で考えろ!自分をだめにする場所からは全力で逃げよう!」と拡声器で叫びたいなぁ、と思うことがある。自分にとって、文章を書くとは、そんな作用がある」〜「おわりに」より
まわりの、ちょっとでも「生きるのしんどいな…」と思っている、で、好きなことを持っている人達に、良かったら読んでほしいと思った。少し生きやすくするための、少なくとも1つの方法が、ここには書かれているから。で、偶然なのだけどその方法、俺も実践していたのでした。