『鉄腕バーディーEVOLUTION(1)』
ヤンサン廃刊→ビックコミックに移っての第一弾。廃刊はゆうき氏にとって本当に厳しい事態だったようだけど、正直ちょっと間延び気味だった『バーディー』にとっては良い転機だったのかも。ヤンサン版最終巻から二年の間、バーディーが仮眠状態になり、その後さて…という所から物語は始まる。バーディーがつとむの中に入っていることが他にバレないように動く、という前提がヤンサン版最終巻でカミングアウトされ、今後は宇宙テロリストのクリスタル・レビ(早々に正体が明らかになった)との対決が主軸になるのかな?地球の日米政府が本格的に「対宇宙」の軍備を始める、というコレまたフロシキが一層広がりそうな展開なのだけど、その広げたフロシキを、期待を裏切ることなく毎度丁寧に畳んでいくゆうき氏ですからね。期待大です。
『PLUTO(7)』
次巻が最終巻、という予告を読んでなければ、もう「買うのやーめた!」宣言してると思うな。この作品も最近の浦沢作品の例に漏れず「いつまで読んでも混ざんねぇ交響楽みてぇなマンガかきゃあがってbyサイバラ」へとまっしぐらです。バーディーのような丁寧なストーリーテリングの後だと一層、読む気がしない。謎、謎、謎のコマ切れ…ああもう別にいいよ。オレが読みたいのは「ストーリー」であって「謎解き」でも「謎かけ」でもねぇんです。
他『ヴィンランド・サガ(7)』『ヒストリエ(5)』『へうげもの(8)』、大好きなシリーズの新刊続々出てます!すべて満足の出来。
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