「写真を撮る」ことを、若い頃バカにしていた話

「写ルンです」のレンズを再利用した「GIZMON Utulens」のFUJIマウントを買ってみた。¥5,670

※写真は装着しているところで、決してレンズキャップではない。レビューでは「写真も撮れるレンズキャップ」と称されていた笑。

あの「写ルンです」のかんじで撮れるという口コミで試しに買ってみたのだけど、元々FUJIのフィルムシミュレーションを使っている上にFUJIの「写ルンです」レンズを付けてこれはもはや「20万円の「写ルンです」」だ。何やってるんだ。

撮ってみたけど、やっぱりフラッシュないと、あの感じ出しにくい。昼の屋外限定かな。ムービーが面白そう。

ちなみに自分、「写ルンです」は高校時代位しか使ったことなくて、ポラとかと違ってあまり良い印象も想い出もない。カメラがない時の「代替品」ってだけだった。もちろんデジカメなんてなかったし、「写ルンです」はただ修学旅行とかのイメージ。

何でだろうって考えて、いろいろ思い出した。中学とか高校時代、写真を撮ること自体をすごく格好悪いと思っていたことを。すっかり忘れていた。

——–

記録を残す、将来のために残すということが、なんというか、貯金が趣味だったり、生保にたんまりお金を掛ける「オトナのだっさい考え方」のような気がして、軽蔑していた気がする。

だから本当に写真は全然残ってないし、自分が写るのもすごくイヤがってた。旅行とかで写真を撮っている人のことを横目で見て、アタマで覚えろよ、的な。青臭いにも程がある何も分かっていないガキだった。(そんな自分でもしょうがなく記録を残さなきゃ、ってなったのが修学旅行だった…だからそのイメージが残っているんだろう)

そんな自分が一転して写真を撮り始めるのは大学を卒業して働き始めた頃。父の一眼レフを使ったり、出始めのデジカメを使ったり。

考え方が急に変わった一番の理由は、
「記憶が永遠でないことが分かった」から。
つまり端的に言えば歳取って物覚えが悪くなることに気付いたから、だってゆうんだから、これこそダサ過ぎる。
あと写真を見て過去に浸ることの楽しさを知った。とか。

さらにデジカメが出たことで、フィルムカメラの面白さ・エモさ、つまりビジュアル面で目覚めたこともありそう。父譲りのCANON FT-bを使いはじめ、その後10数年、同じ機種を代替わりしながら使い続けた。トイカメラも使ったけど「写ルンです」に回帰することはなかったかな。

というような写真履歴の中で、何を今さら
「写ルンです」レンズだと?
恥を知れ、という話でした。

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製品としてはマウントアダプターが金属製でちゃんとしていて、悪くないです。価格の殆どはこれだろうな。「誰が使うん?」というデザインの、レンズに貼るシールが4種くらいついてます。

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