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監督:ヨルゴス・ランティモス(『ロブスター』『女王陛下のお気に入り』)
主演:エマ・ストーン/ジェシー・プレモンス/ウィレム・デフォー
【あらすじ】
選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、卓越した教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女が繰り広げる3つの奇想天外な物語を、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出す。
「哀れなるものたち」にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」のホン・チャウ、「女王陛下のお気に入り」のジョー・アルウィンが共演。3つの物語の中で同じキャストがそれぞれ異なる役柄を演じる。 (映画ドットコム)
【感想】
正直さっぱりストーリーの意味は分からない。全然分からない。え?なんで?の答えは劇中ではやってこない。三章の繋がりも良く分からない。
なのに、最後まで飽きずにきっちりと楽しめる。楽しむ…?いや間違いなく映画として楽しんでる。
こういうのを観ちゃうと、脚本至上主義の自分の信念が多いに揺らぐわ。
引き寄せられる魅力は『ツイン・ピークス』の新シリーズを観てる時の気持ちにも似ていた。あれはリンチ的お楽しみが想像できたりしたけど、こっちはもっと五里霧中。なにこれ?でも観ちゃう。
自分が観たランティモス作品の中でも断トツに、ワケワカ。でも面白い。
こういう時は他の人の感想を聴くのが楽しみなのだけど、Podcast『映画雑談』はさすがの面白さでした。良かった!
結論「監督はこの映画で「選挙に行け」と言ってる!」って笑。
なにそれ?と思った人は聴いて欲しい。
セットでオススメです。
●完全にジェシー・プレモンス案件!!!
エマ・ストーンも良かったけど、全部彼が持って行った感じ。あとウィレム・デフォー。スタイリングもめっちゃいい。エマ・ストーンの狂気演技がこの2人の中ではぜんぜん普通。馴染んでる感じ。
●自分の中では今作で完全にジェシー・プレモンスは(デイモンそっくりさんではなく)めちゃ推し役者になった。
彼の顔演技が存分に、堪能できる。それだけとっても劇場で観たかった…。
●そもそも『哀れなるものたち』を観ずにこっちを先にって、どうなんと思うが、あまりに秀逸過ぎるポスタービジュアル故に、なんだろうと思う。凄い。
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