●岡田斗司夫・田中公平・山本弘対談シリーズの2弾、「回収」にこんな暴露ネタが。
岡田「そう言えば、『ガチャピン宇宙へ行く』ていうのが、2年ぐらい前に企画であったでしょう。」
田中「あ、そうなの?」
岡田「『ポンキッキーズ』で。相変わらず日本のテレビ局ね、ソ連(原文ママ)に金出して行かせるんです。で、宇宙からの中継やるつもりやったんです、ガチャピンがあの恰好で、『わー、僕は今宇宙に来てるよー!』て(笑)」
田中「誰に着させるつもりやったんかねぇ?」
岡田「それがソ連の宇宙飛行士に着させるつもりで、ぬいぐるみ荷物の所に入れてったんですよ。ところがね、打ち上げの発射ショックがすごくて、ガチャピンぺっちゃんこになって(笑)」
山本「Gで(笑)」
岡田「Gで(笑)。なんかね、ちゃんとゆわえつけへんかったらしくて(笑)。ソ連の人も『たかがぬいぐるみや、そんなん大丈夫やろ』と思うて、宇宙観測機材の間に適当に詰めといてんって。ドーン!って打ち上げて、宇宙来て広げたら、ぺっちゃんこやった。それまでフジテレビ、1ヶ月くらいかけて毎日『ポンキッキーズ』で『ガチャピン宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』『宇宙へ行く!』って言うてたのに、なんにもせぇへん(笑)
で、もう搭乗員発表されてるわけやん。3人しか乗られへんロケットやん。でも4人目にガチャピン乗ってて、純真な子供たちの間に『ガチャピン、どこに乗ってんや!?』っていう(笑)。『ガチャピンが映ってる時はなぜ宇宙飛行士はいつもほかの2人しか映れへんねん?』とか(笑)、もういろんな問題が出るのはわかっててんよ。』
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〜中略〜
岡田「〜前略〜(ぺちゃんこになったぬいぐるみの話) で、ぺちゃんこになって。で、宇宙空間でソ連の宇宙飛行士がいっしょうけんめい裏からたたいてふくらまそうとしたけど、なんかガチャピンと違う物に(笑)。緑色になったミーシャになって、オンエアでけへんと」
田中「あーあ、惜しいねぇ…。すっごい企画やったのね、それ」
岡田「すごい金だった、大プロジェクトやったのに!そのぺちゃんこのぬいぐるみ、やりゃよかったのにねぇ。『宇宙へ来たら、僕はこうなったよ!』て言えて(笑)」
山本「そうそう、『ムーンフェイスていうのがあって…』て(笑) 〜後略〜」
〜中略〜
岡田「〜前略〜 でね、ぜんぜんフジテレビも『ポンキッキーズ』の顛末発表してくれへんねん。いかんね!『愛する二人・別れる二人』どころちゃうねん!ガチャピン問題を(笑)」
田中「まぁ、ロシアのその宇宙飛行士も機転が効かなかったんでしょうな、きっと」
山本「そのロケット墜落してたら、どうしてたんやろね(笑)」
岡田「ガチャピン、もうテレビに出られへんよねぇ(笑)。いや、一応輪っか作ってつけて(笑)」
(音楽専科社「史上最強のオタク座談会2 -回収- より抜粋)
まだまだオモロい話は続くのですが、キリないですので。結構気になってたクセに、そいえばいつの間にか忘れちゃってた「ガチャピン宇宙へ行く」のハナシ。宇宙でいっしょうけんめいふくらました『ガチャピンと違う物』を、ぜひ見てみたいなぁ。スゴいんだよきっと。子供が見たらもう大泣きするヤツ。「うえーんガチャピン恐いようー」て。「宇宙に行くとみんなこうなるんだよね」ってランランがニコヤカに話すの。テレビの前のヨイコ達に。宇宙飛行士志望の子供はきっと、全滅だ。