COVID-19禍で企業の業績が下がり、倒産の激増で自殺者も相当増えるのではと予想されていたのだが、
実際4月の自殺者は前年同月比で約2割減。2010年以降は減少傾向にあるが、この5年でもっと大きな減少幅だったそう。
ウイルスのおかげで人との接触が激減、出社もリモートワークなどに変わり学校も休校していることが影響しているのだろう。
倒産や経済的理由で自殺するほど絶望するのが、自営業者やフリーの人達だと仮に想定すれば、その他の人との人数比を考えると当然なのかも知れない。
近代始まって以来の経済不況よりも、現代社会のストレスの方が多く人を殺していたということ。日本では。
ちなみに全体の死亡者数も今年は年頭から減っていて、「日本は検査数の少なさで感染者数を隠している」と思われがちだが、COVID-19由縁の死者は実際に少ない。(それでもアジアの中では死亡率高め)。
日本のこの死亡率の低さは、現時点では謎。
免疫があった、文化的なもの(靴やマスク)、BCGなど色々言われているが決定打ではない。
欧米先進国が異常な死亡率で、アジア諸国に比べたらウイルス由来死亡率が高いのだから、これで普通の結果なのかも知れない。
これで後世まで「政府の策が功を奏した」などと伝えられるのは本当にイヤなので(今年あった関連の凄惨さは筆舌に尽くしがたい)、分析はちゃんとして欲しい。少なくとも政府関連は「議事録を作るかどうか検討している」レベルの糞っぷりなので何も正しい記録は残さないつもりだろうから。