橘もも『透明なゆりかご(上下)』読了。
沖田×華の原作漫画を安達奈緒子(『きのう何食べた?』『おかえりモネ』)脚本によりドラマ化。その脚本を橘ももがノベライズ。
原作未読。ドラマも1話の半分しか観ていない。
すごく良かった。
清原果耶が産婦人科で働くドラマ、とだけ聞いて、勝手に生命の誕生・感動ドラマ系をイメージしていたら思ったより全然辛い話ばっかり。生まれるよりも病気や死んじゃう話ばかり。でも読後感は悪くない。
文体は多少ラノベ的というか何やらであまり自分向きではないが、やっぱ脚本が素晴らしいよ…
上巻は医院にやってくる女性達のエピソードが続くが、下巻になると主人公の生い立ちやスタッフさん達の背景に話が進んでいって話がどんどん加速していく。止められなくなりました。
しかし、ドラマから入れば良かった。
本書を少し読んでから中途半端にドラマを見始めたら、何だか劣化版の後追いみたいな印象になってしまい、結局ドラマは観ないまま途中で終わってる。小説は非常に良かったが、やはりこういうケースはドラマから入った方がおよそ加点法になって良いんだよなぁ。経験上。
この文庫は、冬のアカミチフルホンイチ で、POPがとても良くて買ったのでした。お店の名前は忘れちゃったけど、御喋り楽しかったな〜。またお店でお会いできるのが楽しみ。
安達奈緒子と言えば2027年松坂桃李主演で初の大河ドラマ『逆賊の幕臣』が決まった。大河はなんか体内時計と合わないというか、観続けられることがあまりないのだけど、これはちょっと楽しみ。現大河は、やっぱり吉原を取り上げるいうことに(1〜2話では)覚悟が見られなくて、ドラマはとっても素晴らしいのに、どうしても気が乗らなくなってしまった。
『あんぱん』見てます。久しぶりにリアル朝ドラ!
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