3/19日、永野護・川村万梨阿トーク付『ゴティックメード』上映会へ。自分は初見。
この組合せ(夫婦)でのトークは勿論、永野護氏のトークを聴ける機会自体が相当に貴重みたいだ。
司会の井上伸一郎氏(同映画祭フェスティバルディレクター)が素晴らしかった。元角川書店の社長で(とは言え偉そうな感じは皆無)主役2人とは旧知の仲。彼が進行することでお二人のムードが最初からリラックスしていて、場の空気作りとか「今日はどのあたりのレベルで話すの?」みたいな探り合いなど、余計な時間がなく、最初から単刀直入に本題ばかり。聴きたい話ばかり。
あそこに集まったお客さんの殆どが求めているモードだったと思う。そのくせマニアックな内輪話に偏ることなく、さりげなく話を本筋に戻すそのやり方も、主役2人との信頼関係あってこそだろう。
そう、司会との間に信頼があるから、永野氏・川村氏の返答が「余計な気遣い無し」ですごく気持ちいい(まぁ永野氏は普段からこういう感じだったと思うけど)。
#fss_jp と同じく35年以上続く「PALM」ファンとして、長く続く連載には、何より掲載し続ける編集部や出版社の理解と努力が大切だと、身に染みて感じている。その一部を支えたであろう井上氏が司会をされていること、それだけで、気持ちが盛り上がる。
あのリブート(世界的にも例がないだろう作品内世界の大幅なデザイン・名称変更)と映画『ゴティックメード』の関係の話では、もう忘れかけていた当時の衝撃、戸惑いなども思い出した。この話題を作者自身の言葉で聴けることの興奮ったらなかった。
上映はスクリーン下のウーファーが効いてるのか凄まじい臨場感。永野監督が最初から「音響には徹底的にこだわった」と言っているだけある。最後のクレジット、音響協力でIHIジェットエンジンなんたらって会社名が出てきてちょっと笑った。
カイゼリンの起動や色の変わり方など、初めてゴティックメードとはこう動くのだ、という答えを見せてもらった感じ。これはリブート前の公開当時には到底理解できなかったと思うので、この映画、ひょっとしてリブート後に観た方がいいんじゃね?と思った位。なんにしても原作読み返さなきゃな。
ストーリーはファン以外にはまぁそれなりの短編って感じだろうけど、読者である自分にとっては、勉強しまくった星団のあれやこれやの歴史がモーレツに脳内補完され、大きなカタルシスを呼んだ。最高体験でした。
上映後は、知り合いの読者と打ち上げへ。あのトークを聴いた後に語れる場があることがとても嬉しい。あの貴重さを、創造神の言葉を生に聴いた感動を、分かち合えることの喜びたるや。嬉しくて呑みすぎてしまって、翌日は結構な二日酔いだった。
永野護さん、川村万梨阿さん、新潟に来ていただいてありがとうございます!
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