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【日記】年末のこと

子供が産まれてからは、恒例だった年末の振り返りタイムを作ることが叶わなくなりました。だからって別になんだ、というアレじゃないんですけど。以前は手帖に1年の総まとめを何時間かかけて書いてたものです。

昨年末は仕事納めと同時にインフルエンザにかかった自分。今年は一家揃ってなんの病気もありません。休みに入ってからはずっと家族で家のことをしていました。飽きたら買い物出たり。皆で料理つくったり。本当に、これ以上ないシヤワセな時間です。たまには娘のバレエの時間やなにかを使って一人で映画を観る(今年からはずっとAppleTV内iTunesレンタルを使ってる)時間もあって。最高です。

今年は長女が早い反抗期(小3)に入りいつも家庭内がギスギスしていましたが、自分が家にいてフルサポートしていれば、結構な平和です。なんのことはない、妻の不満は半分以上、普段家庭にあまりいない夫に対して発せられてるワケで。母娘喧嘩はありますが、今は頻度も少なく長続きもしない。長女も、夫婦揃っていることによる家庭の平和な感じを敏感に感じているようです。

姉妹には今どちらにも好かれています。まだ、家族がちゃんと繋がっている感じがちゃんと実感できる時期です。子育て、というか子供と共に育つ人生は、常に一瞬一瞬が、繰り返すことのないかけがえのない時間だと思います。

家のこと。年末近くに妻が普段の収納の不満を一気に解決すべく、これまで俺が許さなかった(笑)無印良品のプラスチック収納ケースを強行手段で大量に導入。そこでストレスが一気に下がったというのもあるんだろうな。相談しても言葉だけ聞いて(「古道具でそのうち探すから」が口癖)対策もとらない俺に郷を煮やし、これは「相談せずに強行」が最善策だと判断したそうです。いちいちごもっともでした。良い判断だと思う。しかもちゃんと表には見えない場所にだけ導入している。これはありがとうを言うべきところです。

マンガ問題。これは今も悩んでいます。家の設計上、父の部屋は開かれた半公共スペースになっています(これは自分が自営業で、会社にいくらでも自分の場所を作れているから)。子供は親の目を盗めばいつでも父のマンガを読むことができる。それ自体は問題ないと思っていたのですが、やはり反抗期も重なり、放っておくとそのことだけで何もしなくなってしまう。妻の悲痛な訴えにより、今年は殆どのマンガを段ボールに入れて出せないようにしていました。その結果、娘の自由時間は増え、その間に図書館から借りてきた年相応の本を読んだり絵を描いたり、まぁなんでもやるワケですよ。空き時間が増えた。

年始は大勢のお客が来るので、この段ボール状態も申し訳なく思い、この休暇中にまた一度すべて本棚に戻しました。で、今後は「娘に読ませたくないマンガ」を置かない、という自分内ルールを決めて、対象のマンガを一挙処分。「娘に読ませたくない」というのは、「自分の中でも解釈がハッキリしていない」ことでもあります。刺激や、何かの打開のきっかけとして読んでいたもの。そういうものは、俺からじゃなくて自分で出会って欲しい。高校生とかになったら別ですけども。自分も、1番マンガに出会ったのは高校生だったし。

それだけでなく、「俺が手許に残しておく意味ないだろ」というシリーズも処分。たとえば『バガボンド』『ブラックジャックによろしく』とかね。
前述の自分の中で整理できない『アイアムアヒーロー』とかも含めて、かなりキレイな状態のマンガもたくさん含めミカン箱2〜3箱ブックオフに持っていったのに総計3,000円弱。いつも間違いなく期待を裏切ってくれるぜ、あの店は。

年末に「今年の映画ベストを語る呑み会」を開催してからすでに数本鑑賞。特に『キングスマン』『海街diary』は完全にベスト上位に入る傑作。『海街diary』は原作信者としても本当に驚くほどの出来。吉田秋生原作映画としても勿論歴代No.1は間違いなし。BD出たら買いたい位です。あらゆるシーンの画の美しさったらない。そしてすべての演者が光ってる!原作の脳内補完も合わせて夢のような時間でした。

今年観た映画は、劇場、レンタルなど合わせて50数本。huluに入ったのも大きかった。レンタルはすべてiTunesに移行。TSUTAYAという会社の姿勢や店員教育など色々なことが好きじゃなくて、あそこにお金を落としたくなかったので、その目的は達せられて満足です。延滞もないし(つまらなかった映画に限って延滞するよね!)、全部貸し出し中で残念!ってこともないし、夜中でもその気になればすぐ観れるし、配信ていいですよ。500円は高いけど、レンタル往復のガソリン代だけでも結構使ってるよね。延滞1回で300円とかあるし。ただiTunesだけではとても観たい映画を全部フォローできないけど。基本新作ですね。検索なんかもAppleTVは超使いにくい。

あ、時間があればブログで50数本の一言レビューとかやってみたいな〜。難しいだろうけど。

さて、気持ち的にはTwitterじゃなくできるだけこちらのブログで書いていきたいのだけど、なかなか難しいかったです。来年はきっと新しいMacBookを買うので、それで少しでも移行したいと思う。来年に期待!
(ちなみに2015年、Facebookからはかなり離れました。完全に仕事宣伝用です。)

  

掃除機問題について

掃除機を買い替えました。
特にここ1年、掃除する度に多大なストレスを感じていたので、本当に安心しました。
まだ買った当日なのだけど、この安堵感はハンパないです。

さて、そのストレスの元凶となっていた以前の掃除機がコレ。
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SHARP EC-VX220。発売年の2010年に買っていたと思います。なので5年近く使いました。いわゆるサイクロン式で紙パックレス。

こうゆうことは、当時の宣伝がどうだったかということがとても重要だと思いますので当時のリリースも載せておきます。
>>「プラズマクラスターサイクロン掃除機 3機種を発売

ちなみ「プラズマクラスターを撒くことで空気浄化」云々は、効果が認められないということで、後年景表法違反か何かで、表示書き換えを命じられていたそうです。

そもそも当時も(主にデザインが理由で)買うのがかなりイヤだったのですが「妻の実家で既に使っていて満足している」という理由で妻のイチオシに負けて買ったのでした。まさかそのことをその後5年も後悔し続けることになろうとは…。

そして、恐らく当時5万円前後で買ったと思うのですが、このどうしようもないモデルにそれだけの大量賛成票を投じたということが、本当に辛かった。買い物は、投票です。こんなデザイン・機能の掃除機をその後も企画・生産させてしまうことになる、その大きな原因に自分も関わっていることの責任感。

(1)デザインも機能もすべて気に入って、喜んで買ったんです!サイコーです!
(2)すべてがイマイチなんだけど、他にないから仕方なく買っちゃったよ

メーカーにとってみたら、この2つの票は購入してしまった時点でどちらも「大賛成票」。しかも300円のレトルトカレーを買うのとは票の影響力が違う。5万円ですよ。

まぁもうボヤキはこの位にしておきましょう。この経験を通じて痛い程に心に決めたことがあります。
イヤイヤ物を買わない(特に高額品)。
欲しいものがなければ我慢する。その方が後々ずっといいのです。

以下に、この5年ストレスをあたえ続けた掃除機さんEC-VX220のレビューを残しておきますね。

●まずデザイン。このガンダムだかエヴァくずれみたいな掃除機の似合う家っていったいどの位あるのかしら。最初から最後まで一度も馴れることはなかった。買う時の自分に対する言い訳は「掃除機は普段しまっていて目につかないものだから」。でも、いくら普段目につかなくたって、気に入らないものを使う時のストレスは変わらない。

●掃除が終わるたびごとに中身をゴミ箱に捨てなければならない。しかもその際に周りにもすごく埃が出るし、手も汚れる。サイクロン式が清潔だなんて口が裂けても言わないで欲しい。しかも我が家はLDKのゴミ箱がキッチン側にあるので食べ物も近く、毎回イヤーな気持ちでゴミ捨てすることになる。

●スイッチOFFした後にサイクロンがしばらく回り、恐らくゴミをまとめているのでしょう、その間5〜6秒、完了のピー音が鳴るまではコンセントも抜けないし、ダストBOXを取り出せません。特にコンセントを抜きながら移動する際など、この後処理の時間は毎回結構なストレス。

●買った時点でも決して「吸引力が素晴らしい!」掃除機ではありませんでしたが、2年後位からは明らかにパワーが弱くなりはじめ、ここ1〜2年は本当にひどくって、最終的にはカーペットの上の糸くずや綿くずまで、何回も往復させないと吸えないレベル。もちろん子供のビーズなども吸いません。「強」ですよ?「弱」ってどゆ時使うのよ。
これが何といってもストレスの最大の原因でした。

「吸引力が衰えない唯一の掃除機」を謳うのはダイソンですが、アレはアレで音がうるさいなどの評判も聞きますし、なにより高価過ぎ。そしてデザインも好きじゃない。ガンダムというよりレゴ的な雰囲気でしょうか。
まぁダイソン云々は知りませんが、少なくとも「エセサイクロンは買わない」べきだと個人的には思います。

今日買ったのはこれ。エレクトラックスのUltraOne。定価6万円近く近くのものがリサイクルショップで1万3千円だったので急遽決めた。背に腹は代えられない、といった感じだが、中古品購入ではまったく「一票」を投じることにはならず、その点は残念至極。
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デザインは大満足。そして吸引力はすばらしい。最大出力だとEC-VX220の10倍位あるんじゃないかと思う。その割に、作動音もEC-VX220より小さい位。ゴミパックの容量が大きく(5リットル)、かなり長い間持つそうです。毎回のあのストレス・ゴミ捨てがなく、スイッチを切れば瞬時にOFFとなるのが何と幸せ。今まで何やってたんだろう感。
イマイチなところ。排気に少し匂いがします。そんな悪臭というものじゃないけど、独特の匂いが少し、本体の近くで感じます。コード巻き取りボタンが押すだけで一発で巻かれない。これは手でたぐってあげれば大丈夫(笑)。本体かなり重いです。が、これはEC-VX220もかなり重かったのでそんなに変わらない。
とりあえず初日としてはこんなところで。また何か機会あれば書きますが、このデザインだけで前の奴からどれだけストレスが減ったことでしょう。(あ、写真じゃ分からないですけど、本体めっちゃデカイですよ!そして廃盤になってる製品です。エレクトラックスは、このタイプの掃除機は現行1機種しかないようです。)
気に入らないものは、買わない。うむ。

  

絶賛ハマっております。『あさが来た』

『カーネーション』『あまちゃん』に並ぶ傑作!今放映中の朝ドラ『あさが来た』。
どうせブログの更新はしないのでしょうけど、取り急ぎカテゴリ作っておきました。
今回の『あさが来た』は、これまでの2傑作以上に、「役者の力」を感じさせる気がするのだけど、どうでしょう。脚本があまり目立つことをしていないから、なのかな。主役(だった)2つの夫婦を演ずる4人の男女は、どれをとっても選び難くすばらしい役者さんばかり。

そしてあさ役の波留。すばらしい。特にシリアスシーンの啖呵がすばらしい。勿論旦那はんに甘えるところもむちゃくちゃカワイイ。朝ドラのヒロインとしては、今までで一番惚れてしまっているのは、間違いないです。夏目雅子に似てるなぁ〜と思ったのだけど、以前TVドラマでまさに夏目雅子役を演ったことがあるらしいです。へえ〜。

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久し振りに毎日楽しみにしています。

朝ドラに求められるのはね、何だかんだ言っても「多幸感」!これですよ。コレなくしてはダメなんです。

納戸の床上げ

我が家は玄関を入るとまず6帖ほどの三和土(たたき)土間があり、そこから廊下に上がる形になっています。その土間から脇に入る形で納戸があり、この納戸は同時に廊下からも入れるようになっていますが、廊下の方がかなり高くなっており、今までは踏み台経由で納戸に「降りる」形になっていました。

納戸の収納整理もあまり上手ではなく、この納戸の使い方がイマイチ放ったらかしだったので、妻が一念発起。
納戸の一部の床上げをして廊下からのアクセスをたやすくし、その分、キッチン備品をこちらに持ってきて、キッチンの在庫を減らそうという作戦を実行しました。とはいっても至極簡単な方法

まずはブロックを敷き、
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その上に、サイズを測ってホームセンターであらかじめ切ってもらったコンパネ(12mm)を載せる。あ、間にゴム製のクッションも敷きました。これはホームセンターのスタッフさんに訊いて選んだもの。

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至極快適。廊下から入るとまるで廊下の一部のように使えるので、これまで気持ち的に遠かった納戸がより使いやすくなり、リビングダイニングの無駄な在庫も捌けるようになりました。

※赤いトレーの敷いてある蛇口は灯油タンクからひかれているもの。タンクとの段差をつけて、コックをひねると流れるようにしています。

  

『火星の人』

アンディ・ウィアー『火星の人(ハヤカワ文庫SF)』読了。
他のすべての予定をなげうってでも、ひたすら読みふけりたいと思わせる、久しぶりの読書体験だった。大傑作!!サイコー!!

このレビューを書いている今日現在、アメリカのAmazon.comでは原作本『The Martian』に5000人超がレビューをし、そのうち3650人が5つ星の評価をしているSF長編です。
Amazonレビューより

日本では2016年2月に劇場公開される映画『オデッセイ(邦題)』の原作小説。
トラブルに見舞われ中止&途中帰還となった有人火星探査ミッション。脱出時に死亡したと思われ、火星に只一人取り残された植物学者でエンジニアのワトニー。彼がなんとか地球に帰還しようとしてあがく、底辺サバイバル生活を描く。

どうしたって暗く息が詰まるような状況の連続なんだけど、主人公の常にユーモアを忘れないモノローグのおかげで、最後まで楽しく読めるという不思議な小説。

以下多少ネタバレあります。
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『チャッピー』

iTunesレンタルで、字幕。

観終った後の気持ちは、『第9地区』と似ている。手放しで「面白かった〜!」と言える映画ではなかった。
ただきっと後で、もう一度二度、観たくなる。色々な暗喩が(それと気付かなくとも)魅力に昇華している映画の特徴なのかも。理由は分からないけど、観直したくなる。

でも後半のさ、

人の意識(これ攻殻の「ゴースト」だね)をUSBに入れて移動とか、そりゃさすがにないんじゃないかと。その設定はなかなかに呑めない。もともとのAIであるチャッピーと、「人」の意識はちゃうだろうし。「脳波」を伝える機械で意識がコピーできるってのもひっかかる。
↑ネタバレ。

ブリアレオスそっくりのヒューマノイドがほんと普通にスムースに動いているのはちょっと感慨深かった。

★★1/2☆☆

『インターステラー』

移動中に『インターステラー』4回目の鑑賞。初めての吹替。自分は字幕の方が好きだな。

何度観ても、イヤ見れば見るほど、ミラーの星(海の星)をめぐる一連のシーンは最高だ。「何時間無駄にした?」「おそらく…数十年」この絶望。SFならではのゾクゾク感。

あと吹替だとCASEが妙にカワイイことに気がついた。

インターステラーはどうしても「地球を出なければいけない必然性」にハテナがついちゃうのだけど、それ以外は最高のSF。大好き。音楽も最高。

***************

ラストシーンを観たのは、翌日の朝、通勤時。
空は突き抜けるような快晴。
映画の中のことは決して絵空ごとではないと思える。
我々はあの向こうにある月に行くのさえやっとで、その先のことは何も知らない。

火星も木星も惑星は勿論、恒星なんて、銀河なんて…
自分たちが今存在しているこの空間のことさえ(自分たちが考えた理屈以外に)何一つ「知って」いないんだなぁと思うと、すうーっと意識が平らになる。
そして校了10日前なのに内容決まってないとか、そんなちょろいことはどうでも良くなってくる。
これぞSFの楽しみだよな。

★★★★1/2

  

新潟県知事と規制委員長対談30分面会

知事は原発事故時にSPEEDIを活用するよう求めたのに対し、田中委員長は「混乱のもとになる。各地域の特性に応じた(避難)計画を策定していただければと思う」と応じるにとどまった。
(中略)
 泉田知事は事故時に甲状腺被ばくを抑える安定ヨウ素剤について、放射性物質の放出前に配る必要があることを強調し、SPEEDIによる予測ができない場合、「どう対応していいか。自治体としては困ってしまう」と述べた。
 これに対し田中委員長は「自治体がSPEEDIを使うのであれば構わない。否定するつもりはない」とした上で「福島事故の経験を踏まえ、避難に伴う(被ばくによる)二次的な被害を出さないよう、屋内退避や待避所を準備してもらいたい」などと応じた。

3.11が存在しないパラレルワールドに迷い込んだのかと思った。
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iPhotoトラブルメモ

【環境】
MacOS10.8.5+iPhoto9.4.3

【症状】
Facebookへ共有していたら、途中からiPhotoでは「共有済み」なのにFacebookにはアップされなくなった。
iPhotoの同期はずっとくるくる廻っている。
そこで、iPhotoを強制終了。
次から起動時に「ライブラリーが壊れているので…」強制終了しかできなくなる。

【修理の経緯】
iPhotoのoption+command起動で
1)アクセス権の修復
2)サムネールの再構築
までやってダメだった。
D/B修復や再構築の前にバックアップを確保したいと思い、
次にタイムマシーンからトラブル直前の「iPhoto Library」を復元。約135GBあったので一晩そのままにして帰る。
復元したライブラリーに入れ替えて起動しても同様の症状(ライブラリーだけが原因じゃない!)。
復元したライブラリーで
1)アクセス権の修復
2)サムネールの再構築
3)データベースを修復
4)データベースを再構築
までやって、やっと起動まで進むようになった。

また、関係ないかも知れないが、上記の(3)が終ったあたりで「フォトストリームのキャッシュ」を削除している。
このページより
ライブラリ/Application Support/iLifeAssetManagement/assets/sub
ライブラリ/Application Support/iLifeAssetManagement/state/sub
さらに
ライブラリ/Application Support/iLifeAssetManagement/assets/sub-shared
(↑Facebookとの連携がきっかけだったので怪しいと思い…)
も削除し、ゴミ箱を空にした。

【分析】
●まず「iPhoto Library」だけが原因でないことは分かった。
●「フォトストリームのキャッシュ」削除が決め手だったかも知れないが、時間をケチったために、そこは切り分けできていなかった。
●「D/Bの再構築」では、「iPhoto Library」以外の部分も修復されるのではないか。
●とは言え以前にはこの再構築がキッカケでドハマリしているので怖い…。

【次回】
●今回は、結果から言えば、タイムマシンから過去の「iPhoto Library」を救出した一晩の時間は無駄だった可能性がある。
●バックアップを確保しないで行うのは不安だけど、でも次回は現状の「iPhoto Library」でまずD/B再構築まで行ってから、ダメだったらタイムマシンで救出、の手順で良いのではないか。

『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』

iTunesレンタルで。
評判通りの痛快作。同監督の『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』などはどこか引っかかる所が多くて心から楽しめなかったけど、これは文句なしのエンターテインメント。伊藤英明、優香、長澤まさみなど助演陣誰もがすばらしい演技を魅せる。伊藤英明は言わずもがなだけど、長澤、優香の「実在感」!すさまじい。田舎モノに美人女優が入った時の違和感がない。それだけでも観る価値はある。クライマックスのお祭りの様子も、普通「なんでもありどっちらけ」に行いきそうなところを、映像の重厚感とで絶妙なバランスに落とし込んでいる。

途中、主人公の同級生の大学生「スローライフ研究会」が見学に来た時に、最初一緒に楽しんでいたんだけど、大学生のセリフに対し最終的に主人公がキレるシーンがある。

ありがちな状況だけど、セリフや演出の「頃合い」が良かった。「いつになったら帰れるの?」とか「こういう人達がいるから、俺達の生活が成り立ってるんだもんな。有り難いよ」とかのセリフ、まあ普通に考えそうではあるけど、それ本人達の前では言わないだろうっていう微妙なライン、つまり「敬意」「想像力」が足りない、無知がもたらす振る舞い。その言動に主人公がキレる。
それに対する大学生達の反応もリアルだった(ちょっと逆ギレ的に去っていく。まぁ言った内容からしてもそうなるわな)。1歩間違うとすごくチンケになっちゃうようなやり取り。

でもこの大学生達のセリフの勘違いって、実は映画全体がこんなテイスト(勘違い)になっちゃう危険も往々にして有る訳だなぁ、と思った。
称賛しているようでいて、当事者から見たら腹が立つというよくあるケース。

取材して分かったような気になって、それを感動の材料に使うだけ、的な。あるいは取材の内容はちゃんとして、志はしっかりしているのに、作品に落とし込む時にそうはいかない例とか。

ココの違いは「敬意」が表現されているかどうか、なんじゃないだろうか。観ている人にも(この場合は「林業」に対して)敬意を感じさせることができるかどうか。

この映画は、林業のさまざまな所作の説明も、できるだけ俳優本人を使いつつ、決しておざなりにすることなく丁寧に描写している。そのシーンだけは本当に神聖なテンポになる。このことが、作品全体の基礎となり土台を固める。つまり丁寧なディテールの積み重ねの上に、演者のリアル、セリフのリアル等諸々が積み重なって初めて「敬意」に繋がるのだろう。でもそれって、出来た作品を見てる我々はあまりそうは実感できないけど、実はきっと奇跡のようなことなんだと思う。

いわゆる業界モノ作品の、取材内容の反映のさせ方については、以前『海街diary』について書いたこと(→リンク)に通じるかも知れない。

もう1回観たいな。

★★★★☆

『バケモノの子』

シネコンで。
細田守監督の新作『バケモノの子』がすごく良かった。最近は『ベイマックス』やら『ヒックとドラゴン2』やら、ジャパンアニメの良さをすべて吸収しさらに高みに到達している(脚本はもうレベルが全然違う)とんでもない作品を観ちゃったせいで、知らないうちに(もうジャパンアニメはいいよ…あまり期待しない…)などと諦め気分だったんだけど…。

この『バケモノの子』を観ると、これからのジャパンアニメに希望が持てる。楽しみになっちゃう。気持ちが変わる。残念ながら「今年ベスト!完璧な作品!」とは言えないけど、今まで観た事ないような要素がいくつもあった。特に脚本は独特。新しい日本作品の良さが、『おおかみおとこ…』からの細田作品で、ついに明確化された気がするのです。
脚本、音楽、美術、どれも素晴らしい。演出はこれまでの細田節をさらにグレードアップさせたかんじ。まったく役所広司には驚かされたよ!

bakemononoko
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関連キャンペーンで、細田監督の過去作(他にもあるけどとりあえず一般的に「細田監督作」として知られているもの)がhuluで8/末までの限定公開されていた。
(こういうCPはとても良いので今後もどんどんやって欲しい!)

で、結局全部観たのだけど、

『時をかける少女』:再見。全体ダラダラで印象薄い。タイムトラベルものならではの感涙ポイントは抑えながらも、それだけの印象。全然種類は違うけど新海誠監督の盛り上げ方も彷彿とさせる。

『サマーウォーズ』:再々見。盛り上げ方は本当に上手いのに、細部の設定がひどいというか常にツッコミドコロ満載で、没頭できない。ひっかかる。楽しめない。自分は結構「まぁまぁまぁそれはそれとして…」楽しめる方だと思うんだけど、この作品はダメなぁ。コンピューター周りを中心に、もろもろ。リアルがちっとも感じられない。

ということでワタクシ的には『おおかみおとこの雨と雪』から初めて「細田守監督ヤバイ!」ということになったのでした。(→当時の一言感想へ)ただ、総じて言えるのは「カタルシス・ポイントを作るのがとっても上手な人」ということでしょうか。

今後の日本作品を背負って立ち、勿論「世界のホソダ」になること間違いなしの監督だと思います。

『バケモノの子』★★★★☆

※パンフレットも良かった。普通「声優のインタビューとかマジ紙面の無駄」と思っちゃうw自分ですけど、これは監督の人柄か、関わっている人の心意気か、どれもすごく読み応えのある内容に。氷川竜介の解説もすごい力の入れよう!

最近観た映画暫定メモ:『The Core』『サウンド・オブ・ミュージック・ライブ!』『ジョーズ』『サウンド・オブ・ミュージック』『イップ・マン序章』『イップ・マン葉門』『ラスト・スタンド』『白雪姫と鏡の女王』『トゥモローランド』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

『The Core』★★☆☆☆-hulu字幕
やりたいことはかなり好きなんだけど、とにかくすべてがダサい。セリフ・演出・シナリオ・音楽。こういう風に時代を超えられない映画ってあるんだなぁ。

『サウンド・オブ・ミュージック・ライブ!』★★★1/2☆(歌だけは5つ星)-hulu字幕
TVで2時間生放送。主演もそうだし子供たちの演技(と歌)に驚愕の思い。歌の部分だけ娘達と何度も見直している。「My Favorite Things」は長女のために英語歌詞も書き起こした。人生40半ばにして初めてミュージカルの良さに目覚めさせてくれた1本。

『ジョーズ』★★★★☆-hulu字幕
評判通りの大・大傑作。言うことなし。大満足

『サウンド・オブ・ミュージック』★★★☆☆-DVDレンタル字幕
有名な映画の方。これも素晴らしかった。ただ生の迫力の方がやや上か。

『イップ・マン序章』『イップ・マン葉門』★★1/2☆☆-hulu字幕
イップ・マンの人柄に萌え。工場の皆がクンフー練習しだす辺りが最高過ぎる。

『ラスト・スタンド』★★★1/2☆-hulu字幕
シュワちゃん最高。

『白雪姫と鏡の女王』★★1/2☆☆-hulu吹替
姫がかわいい。話のアレンジが面白い。

『トゥモローランド』★★★1/2☆-シネコン2D字幕
前半サイコー。もう一回観たい。アテナが、特に60年代の衣装を着ている頃が本当に可愛くて、主人公の男の子の気持ちが手に取るように良く分かる。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』★★★1/2☆-シネコン2D字幕
まったく興味ないジャンルだけど、かなり楽しめた。世界観とメカデザインが最高。列車モノとしてもいい。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』★★★★1/2-iTunesレンタル字幕
最高。今年観るベスト3には入るだろう。主人公が最初から好感度高過ぎ。Twitterで大失敗し、(息子の)Twitterで助けられるというくだりも気持ちいい。親子モノとして最高。
子供が初めて反抗した時に、父親があまり間をおかずに謝るのも、それを息子が受け入れるのも、とても観ていて気持ちが良かった。すべてが明るく楽しい映画。勿論料理は最高だし主人公の手さばきも見事(こういうシェフ、いそう)なので鑑賞時の腹の状態には気を付けて。ビールを飲みながら観るのがお薦め!

3月最後の積雪?

3/10頃から「台風並の低気圧」がやってきて、3/11にほんの少し、3/12今朝で5cmほどの積雪。雪は大したことはないのだけれど、とにかく風がすごい。昨日F-pinsを付けた。あれから4年。当時「数年経ち皆が忘れたいと思っている時期だからこそ、必要な支援がある筈。専門技術のない自分たちは、その時こそ行動しなくては」と考えていたことを思い出す。3.11を契機にまた考えていこう。

(追記)この後2日間強風と降雪が続く。積雪は最大5cm程。1日だけ。

『百円の恋』

映画館で。以下ネタバレあり。カッコイイボクシング映画を観たい方は是非。オススメ。

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1ミリも共感できない徹底的なダメダメ30代自堕落女子・主人公一子(いちこ)は、子持ちの出戻り妹と喧嘩し、弁当屋の実家から飛び出て一人暮らしを始めることに。生活費を稼ぐために、いつも夜中に買い食いしていた100円コンビニでバイトをはじめ、そこでさまざまなダメ人間達と出会う…。

ここまでの展開は本当に辛い。好きになれる人は一人も出てこないどころか、具合悪くなりそうなすげーイヤな奴も登場。あーもーどーしよーと思うばかり。本当に役者陣がすごくて、徹底的にリアルで感じが悪い。あーいるいるこんな人たち、でもワザワザ映画で見たくないんだよなぁ。というアレです。一子が恋する中年ボクサーも、ほんとにボクサーとか土方近辺で見かけるタイプで「こういうやつ、いるわー。考えてることもう筒抜け」。「オス的魅力」は確かにあれど、それ以外は個人的に興味持てないです。一子もね。見事に良いところ無しダメ女を演じている。
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Twitter、Facebookのマナー

結局誰かが書かないといけないことなんだろうから、自分が書きます。大いなる自戒を込めて。

TwitterとFacebookをやるにあたっての「マナー」だと、自分が思っていること。本当はわざわざ書くようなことじゃない、とずぅーーーっと思っていたこと。

 

●お店や食事の写真をアップする時は、店名を必ず添える。

見る相手の気持ちになってみれば分かる筈。これはどこの食事なんだろう?絶対聞きたくなる。で、聞く→答える→もしくは答えない。そのやり取り必要?
「知っている人にだけ伝われば良いから…」と思ってる?であれば鍵付きでその「知っている人」だけに向けて発信しよう。そうじゃないことをやっているなら、他大勢の人のことも、ある程度は考えよう。その大勢の中には(お店の名前を知らない)大切な友人も沢山含まれているかもよ。

つまり→店名や場所を載せられないなら、その旨書きましょう。「場所はちょっと内緒」とか。
そうでなければ、写真をアップしない。

 

●理由や対象をはっきりさせず、ネガティブなことは書かない。

見る相手の気持ちになってみれば分かる筈。たとえば「すこしイヤなことがあって、ちょっと食欲ないんです…」と書いたとしましょうか。それを見た友達は

「私が昨日会った時に何かマズイことを言ったのかしら。」
「おとといの私のTweetを、何か違う風に捉えて気分を害してるのかな?」
「いや、一週間前に一緒に食事に行った時、あんな事言ったから気にしてるの?」
「いやいや、一年前にメールでやり取りしたあの事件を、最近のアレで思い出したんだきっと…」

これだけ無限大に広がる妄想のモロモロを、Tweetを見たあなたの友達が全員感じている、と想像してください。それでも気にせず、「好きなこと書いて何が悪いの?私はTwitterをハケ口に使いたいんだから!」と言えますか?

せめて→ネガティブなことを書くなら、読んでいる知り合いが「自分のことが原因ではない」と分かるようなヒントを添えましょう。

 

●書いていないことを、公開の場で訊かない。

そこに書いていないのであれば、書かない理由がある。理由は人それぞれ。表向きに書いていないことを訊きたいんだったら、DMやメッセージで訊こう。
(たまに、わざと書かずに「訊いてね」的なスタンスの人もいますが、そうゆう人は知らん。そのやりとり必要?)

 

●SNSをやっていない人に、「あなたのことが「●●●●」って書かれていたよ」とは言わない。

やっていない人にとっては、どう 書かれていたかも、どのように捉えられているかも、結局分からない。これは実際の文章の内容だけの話ではない。前後の文脈、何を受けて書いているか、それ に対してどういう反応があったか、まで含めてやっと、「SNSの中で自分がどういう風に書かれていたのか」のニュアンスが分かります。
悪い事であれば言わないのはもちろん当然として(報せることで何か被害を食い止められるなら別)、たとえ良いことであっても、本人の望む内容で褒められているかどうかは分からないから、結局相手は不安になる。(勘違いで褒められることのなんと多いことか)
つまり→SNSをやっていない人にとっては、そんなこと言われても、不安しか残らないのである。あなたにそんな権利があるのか?
(SNSを一切やっていない妻や友人を参考に書きました)

 

 

子育て日記

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左の和綴製本ノートは、第一子誕生から約1年間詳しく手描きしていた育児日記。左ページがカレンダー、右ページがフリースペースの見開きなので常に年月日と対応していて、出産した友人に質問された時など、とても役に立ちます。最初の一ヶ月だけ妻がめちゃくちゃ細かく書いていましたが、次の月はなんと2行で力尽きていました。見かねてその次の月から、自分がバトンタッチ。

右の赤い表紙はアルバムとして買ったのだけど、結局紆余曲折の末今家族アルバムはTOLOTに集約したので使い道がなくなり、むりやり後を継ぐ日記帳に(CONRANで買ったかなりの高級品)。左の日記が終ってからおよそ2年後に開始(次女の妊娠が分かってからなのかな)。現在に至ります。今は長女や次女と一緒に描いたりして、絵日記風になってる。書くスパンはおよそ週イチ。

後で見返したくなる育児日記帳のポイントです。
●年号(西暦・平成共)と子供たちの年齢・月齢が、どのページにも入っていること。書いている時は当たり前に理解しているので気付かないけど、これがあるとないとでは全然楽しさ、資料性の高さが変わってきます。面倒でも、全部に入れましょう。
反省込めて、ご参考までに。

 
 

身近な人がSNS

相方はTwitterもFacebookもやっていません。会社の人もほぼやっていないか、やってても自分とは無関係でいます。というか無視してくれとお願いしています。
以下はその理由として話したこと。

例えば何かの話題を話す時に、それを以前にTwitterやFacebookで書いてることってママある訳ですよ。でもまぁ、流れによっては、そのまま一部を。もしくはすべて同じことを、話す。

そうすると相手は

●「それ、昨日Facebookで書いてたアレだよね」と付け加えるか
●まるで初めて聞くような素振りで、黙って聞いているか

どっちかの対応になると思うんですけど、
これどっちもイヤだよね。ということなんです。
年輩で目上の人が、明らかに以前と同じことを何回目かに話している。それを聞いた時の対応と少し似てる訳ですよ。どちらもあまり、気分は良くない。

だから毎日多く会話を交わす人とは、SNSでは極力無関係でいたいんです。他にもいくつかまぁ、細かい理由はあれど、ですね。

そゆことです。

 
 

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

映画館で字幕2D×2回、自宅で吹替×2回(iTunesレンタル)の合計4回鑑賞。自宅では小2、3歳の娘達と一緒に。

gardians

最高だよ!
最初観た時には、そこまでか?と思ったところも正直あったけど、これは観れば観るほど好きになる映画だね。音楽の使い方が素晴らしい映画って大体そうじゃん。
(以下ネタバレ)
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ABOUT

1999年のWEB日記時代から始めた個人サイト。ブログ移行にあたって過去記事も抜粋してアーカイブしています。
(HTMLサイト→SereneBachブログ→WORDPRESSブログと転移)

好きな漫画(2014年版)はこの記事の最後に。

最近は(インスタ)でアップしているTV・映画感想の投稿を、半年に1回くらい一気に転載しています。